COLUMN
キャバクラの内装デザインのポイントと費用を抑えるコツを徹底解説!
キャバクラの開業や移転を考えている方の中には、内装デザインやその工事費用に関して詳しく知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
キャバクラの内装は、集客力や顧客満足度に大きな影響を与える重要なポイントです。
本記事では、キャバクラの内装デザインの重要性やデザインのポイント、費用を抑えるためのコツについて解説していきます。
キャバクラの内装デザインが重要な理由
キャバクラは、内装デザインが最も重要といっても過言ではありません。
では、なぜキャバクラの内装デザインが重要なのでしょうか。
ここでは、その重要性について詳しく解説していきます。
顧客の満足度を高める
キャバクラにおいて、内装デザインは顧客満足度に直接影響します。
豪華で洗練された内装は、顧客に特別な体験を提供し、非日常的な雰囲気を体験してもらうことが可能です。
そのためには、コンセプトや価格帯に応じた内装が必要であり、料金に見合った空間でなければ期待外れになる可能性があります。
例えば豪華なシャンデリアや高級感のあるソファ、家具を配置することで、顧客に贅沢なひとときを提供できるでしょう。
また、居心地の良い空間をつくることで、顧客がリラックスしてキャストとの会話を楽しめるようになります。
このように、キャバクラの内装デザインの工夫次第で顧客の満足度を大きく向上させることが可能です。
独自要素を取り入れ競合店との差別化を図る
キャバクラの内装デザインにおいて、独自の要素を取り入れることで競合店と差別化を図ることが可能です。
競合店との差別化を図ることで、固定客を増やすことができます。
例えば特別感を演出するためにVIP席を設けたり、フロアに豪華な照明や花、絵画を飾ったりすることで、印象的な空間を提供することが可能です。
ただし、統一感のないままに複数の見せ場を設けるのではなく、店舗全体のコンセプトに沿った一貫性のあるデザインにすることが求められます。
このように同時要素を取り入れた内装デザインを採用することで、顧客にとって魅力的な店となり、リピーターを増やすことができるでしょう。
キャストや従業員の士気を高める
豪華な内装は、キャストや従業員のモチベーションにも大きな影響を与えます。
「素敵なキャバクラで働いている」という誇りを持てるような内装は、キャストや従業員の士気を高め、接客に力を入れる原動力となります。
さらに高級感と清潔感のある内装なら、従業員が職場に対して好感や安心感を抱きやすいです。
こうした環境は、従業員がより良いサービスを提供する動機付けとなり、結果的に顧客満足度の向上につながるでしょう。
さらに、キャバクラの内装デザイン次第で採用活動においても有利に働きます。
新たな従業員を引きつけるためには、働きたいと思わせるような魅力的な職場環境が必要です。
内装デザインを工夫することで、従業員の生産性や能力を引き出し、店舗の収益向上にも貢献します。
キャバクラの内装デザインのポイントと注意点
キャバクラの運営を成功させるためには、内装デザインが非常に重要です。
ここでは、内装デザインのポイントと注意点について詳しく解説していきます。
キャバクラの内装デザインのポイント
まずは、キャバクラの内装デザインのポイントについて解説していきます。
以下の7つのポイントを踏まえて、内装づくりに役立ててください。
- 競合店の情報を集める
- キャバクラのコンセプトを明確にする
- 非日常を味わえる豪華さを意識する
- 照明にこだわる
- 客席は居心地の良さを重視する
- 見せ場をつくる
- トイレは汚れにくい素材を使用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
競合店の情報を集める
競合店の情報を集めることは、成功するキャバクラの内装デザインに欠かせません。
人気店の内装をリサーチし、その特徴や高級感の演出方法を学ぶことが大切です。
特に、自分が開業する予定のエリアの競合店を調査し、その店舗の顧客層を把握するとよいでしょう。
これにより経営方針を決定しやすくなり、独自のコンセプトを明確にする助けになります。
キャバクラのコンセプトを明確にする
どのようなキャバクラを目指すのかというコンセプトを明確にすることが、内装デザインの基礎となります。
価格帯や具体的なターゲット層を設定することで、内装の方向性が決まります。
例えば高級店を目指す場合は、高級感のある素材や設備を使用し、豪華な雰囲気を演出することが大切です。
一方カジュアルで入りやすい店にする場合は、少し高級感を持たせつつも、リラックスできる内装にするとよいでしょう。
このように、ターゲット層と価格帯に応じたコンセプトを設定することで、内装デザインの方向性が定まります。
非日常を味わえる豪華さを意識する
キャバクラにおいて、非日常を味わえる豪華な内装を意識することは重要です。
豪華な内装は、顧客に特別な体験を提供し、リピーターを定着させる上で必要不可欠なポイントになります。
特に、エントランスは第一印象を決定づける重要な場所です。
非日常を味わえる出入口に豪華なシャンデリアや高級感のある家具を配置することで、強い印象を与えることができます。
また椅子やソファの選定にもこだわり、快適さと高級感を兼ね備えたものを選びましょう。
さらに顧客に特別感を提供するために、特別なVIP席を設けるなどの見せ場をつくることで、競合店との差別化を図れます。
照明にこだわる
照明はキャバクラの内装において重要なポイントです。
明るさや色、配置によって店舗の雰囲気が大きく変化します。
薄暗い照明を使用し、客席にスポットライトを当てることで、落ち着いた雰囲気を演出しつつキャストが美しく見えるように工夫します。
また、照明の色は肌を美しく見せるために暖色系を使用することがポイントです。
さらに照明の角度を調整することで、顧客やキャストに影ができないような工夫も必要になるでしょう。
客席は居心地の良さを重視する
キャバクラの客席は、居心地の良さが非常に重要です。
顧客が直接触れる部分であるため、質感や素材にこだわる必要があります。
レザーや布生地を使用することで、高級感と快適さを両立させることが可能です。
また、長時間座っても疲れにくい素材を選び、座面の高さを適切に設定することで、キャストの接客効率も向上するでしょう。
顧客と女性キャストが、快適に会話やお酒を楽しめる空間を提供することが大切です。
見せ場をつくる
キャバクラの内装において、特定の「見せ場」を設けることも重要です。
見せ場を設けることで、顧客に強い印象を与え、競合店との差別化を図ることができます。
例えば、高級なお酒が入った豪華なショーケースや特別な装飾や照明を施したVIP席を設けることで、特別感を出すことができるでしょう。
このようにお店のコンセプトに合った見せ場を設けることで、顧客に強い印象を与え、リピーターを増やす効果も期待できます。
また、こうした見せ場はSNS映えするポイントとしても機能し、口コミやプロモーションにも役立ちます。
トイレは汚れにくい素材を使用する
トイレは汚れにくい素材を使用することが大切です。
汚れにくく、清掃が容易な素材を使用することで、常に清潔な状態を保つことができます。
例えば、水はねに強い塩化ビニール素材を使用することで、お手入れが簡易的になるでしょう。
また、消臭や抗菌作用のある便座を選ぶことで、清潔感と快適さを向上させることが可能です。
トイレのデザインも、店舗の雰囲気に合わせて統一感を持たせるようにしましょう。
法規制を留意したデザイン
キャバクラの内装においては、法規制に留意したデザインにしなければなりません。
キャバクラは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、いわゆる風営法に基づき、社交飲食店として分類されます。
社交飲食店の内装デザインと開業場所は細かく制限されており、全ての規約に違反しないようにしなければなりません。
物件選びや内装工事の際には、これらの法規制を確認し、業者と十分に相談することが重要です。
また、営業を開始するためには所轄の警察署に申請し、許可を得る必要があります。
キャバクラの内装デザインの注意点
キャバクラの内装デザインを考える際には、いくつかの注意点があります。
トラブルを避けるためにも、ここでの注意点を踏まえて、内装デザインを行いましょう。
居抜き物件の利用
居抜き物件を利用する際には、注意が必要です。
居抜き物件は、以前のお店が経営不振に陥り廃業した場合が多く、その影響が残っている場合があります。
立地条件が悪かったり、前の店のイメージが悪かったりすると、新しい店舗をオープンしても集客に苦労する可能性が高いです。
顧客は新しさを求める傾向があるため、古いイメージが残ったままでは期待通りの集客ができません。
新しい場所での物件契約を検討し、集客しやすい立地を選ぶことも視野に入れて、慎重に物件を選びましょう。
内装設備の確認
物件選びにおいては、内装設備の確認も非常に重要です。
特に排水管の使用状況や電気容量、ダクトの有無など必要な設備がそろっているかを確認しましょう。
もし排水管が使用できなかったり、電気容量が足りなかったりした場合、追加工事が必要となります。
そうなると、店舗を一時的に休業しなければならない状況にもなるでしょう。
このような事態になると追加の工事費用が発生し、売上にも悪影響を与えます。
したがって、物件選びの段階で内装設備の状態を入念にチェックし、問題がないことを確認することが重要です。
キャバクラの内装工事費用の相場と内訳
キャバクラの内装工事費用は非常に幅広く、最低でも300万円以上必要です。
内装にどれだけの費用をかけるかはオーナーの方針次第で、比較的低予算でも工夫次第で魅力的な内装をつくることが可能です。
逆にこだわり抜いた内装を目指すと、数千万円〜数億円かかるケースも少なくありません。
ここでは、内装工事費用の相場と内訳について詳しく解説していきます。
デザイン・設計費
キャバクラの内装工事において、まず考慮すべき費用はデザイン・設計費です。
相場は内装の総工費用の5%〜20%、もしくは1坪当たり3万円〜10万円とされています。
デザインと設計を全て自社で行う業者に依頼すると、比較的費用を抑えることができるでしょう。
しかし、実績豊富なデザイナーや外部のデザイン会社に依頼する場合は高額になる傾向にあります。
内装工事の依頼先を選ぶ際は慎重に行い、どの程度の予算をデザインや設計にかけるかを事前に明確にしておきましょう。
工事費
内装工事の中心を占める費用が各種工事費用です。
1坪当たり30万円〜50万円が相場ですが、店舗の規模やこだわりの度合いによって変動します。
例えば、30坪の店舗であれば1,000万円前後が目安です。
工事費用の内訳は以下になります。
項目 | 内容 | 割合 |
造作工事費 | 壁、床、天井、建具などの基本工事 | 30% |
設備工事費 | 電気、ガス、水道、厨房、通信設備など | 30% |
造作家具工事費 | 特注の椅子や机などの家具製作 | 20% |
仕上げ工事費 | 内装の仕上げ作業全般 | 10% |
その他費用 | デザイン費や施工管理費用など | 10% |
これらの内訳をもとに具体的な費用を見積もり、予算内でバランスよく工事を進めることが重要です。
複数の業者から見積もりを取る際には、1坪当たりの見積もり額を確認し、相場と照らし合わせて判断しましょう。
その他諸経費
その他諸経費には、施工管理費用などの付随する費用が含まれます。
諸経費は、総費用の5〜10%が一般的な相場です。
この費用には、工事やデザイン以外の経費も含まれるため、極端に多額の諸経費が計上されていないかを確認することが重要になります。
キャバクラの内装工事費用を抑えるための6つのコツ
ここでは、キャバクラの内装工事費用を抑えるための6つのコツについて詳しく見ていきましょう。
中古の設備を利用する
中古の設備を活用することで、内装工事費用を大幅に削減することが可能です。
インターネットでは、さまざまな中古の内装設備が手頃な価格で販売されています。
特に照明器具や家具、厨房設備などの中古品をうまく活用することで、新品を購入する場合に比べて費用を抑えることができます。
中古品の中でも状態の良いものを見つけるためには、複数のサイトで比較検討することが重要です。
リース設備を利用する
リース設備を利用することも、設備費用を抑えるための効果的な方法です。
リース契約を活用することで、初期投資を抑え、月々の支払いに分散することができます。
例えばチェアやデスク、照明器具などもリースでそろえることが可能です。
デザインにこだわった家具は購入すると高額になりますが、リースを活用することで費用を抑えながら、高品質な家具を使用することができます。
リース契約にはメンテナンスサービスが含まれている場合もあるため、長期的な費用の削減にもつながるでしょう。
居抜き物件を選ぶ
居抜き物件を選ぶことで、内装工事費用を大幅に抑えることが可能です。
居抜き物件とは、前のお店が使用していた設備や家具がそのまま残されている物件のことです。
これにより、内装工事の範囲を最小限に抑え、大規模な工事を避けることができます。
特に、店舗のイメージに近い居抜き物件を見つけることができれば、大幅な費用の削減が可能です。
物件探しの段階から、内装工事費用を考慮した選択をすることで、予算内での内装実現が容易になります。
内装業者に直接費用を抑えられる場所がないか相談する
内装工事費用を抑えるためには、内装業者に直接相談することも重要です。
業者は多くの内装工事を手掛けているため、費用を抑えるためのさまざまなアイデアや知識を持っています。
例えば、費用をかける部分と節約する部分についてアドバイスを受けることが可能です。
見せ場となる部分には予算をかけつつ、その他の部分では費用を抑える工夫をするなど、最適な内装プランをつくり上げることができるでしょう。
こだわり過ぎない
内装にこだわり過ぎないことも、費用を抑えるための重要なポイントです。
高級感や特別感を出すために内装にこだわることは大切ですが、必要以上にこだわり過ぎると費用が膨らんでしまいます。
バランスの取れたデザインを目指し、予算内で最大限の効果を発揮する内装を実現することが重要です。
複数の業者から見積もりを取得する
内装の見積もりを取る際は、複数の内装業者から取ることが大切です。
キャバクラの内装工事費用は非常に幅広く、相場も曖昧です。
そのため、複数の業者から見積もりを取ることで地域の相場を把握し、適正価格を見極めることができます。
特にデザイン費用は業者ごとに大きく異なるため、しっかりと比較しましょう。
見積もりを比較することで、極端に高額な業者を避け、コストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。
キャバクラ内装の施工事例
ここでは、実際のキャバクラにおける施工事例をいくつか紹介していきます。
具体例①
この事例は、シンプルながらもエレガントさを兼ね備えた内装が大きな特徴です。
店内に入ると、まず豪華なシャンデリアが目に映ります。
シャンデリアの輝きが空間全体に高級感を与え、顧客に特別な印象を与えるでしょう。
照明は柔らかな光を放ち、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
このように、シンプルさとエレガントさを兼ね備えたデザインは、多くの顧客に好評です。
具体例②
こちらの事例は、モノトーンを基調としており、シンプルでありながら高級感を感じさせるのが特徴です。
白と黒を基調としたデザインは、洗練された雰囲気をつくり出し、モダンな印象を与えます。
さらに、モノトーンで統一されており、無駄のない美しさが際立っているのもうかがえるでしょう。
黒のレザーソファと真っ白なテーブルが調和し、シンプルでありながらも贅沢な空間を演出しています。
各テーブルに適度な照明を当てることで、落ち着いた中にも華やかさを持たせることが可能です。
具体例③
こちらの事例は、紫をアクセントにした内装が特徴的です。
紫色の統一感があり、店内全体が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ソファや椅子、そして床やシャンデリアまでが紫色で統一されており、店内に一体感をもたらしているのです。
紫の色調にはリラックス効果があり、顧客に落ち着きと安らぎの空間を提供しています。
このように特定の色をアクセントに用いることで、独自性と統一感のあるデザインを実現し、顧客に強い印象を与えることが可能です。
キャバクラの内装業者を選ぶ際の注意点
ここでは、内装業者選びで注意すべき点を詳しく解説していきます。
実績が豊富な業者かどうか
内装業者の実績は、信頼性と技術力を示す重要な判断材料です。
実績が豊富な業者は、さまざまな業種や規模の店舗に対応できる経験と技術を持っています。
さらに、トラブルや問題が発生した際にも迅速に対処する能力があるでしょう。
これにより、施工中や施工後に安心して任せることができます。
また実績の豊富な業者は、自社のホームページやSNSなどで施工事例を公開していることが多いです。
これらの事例を参考にすることで、自分の店舗のイメージに合った業者を見つけることもできます。
柔軟にコミュニケーションが取れるかどうか
内装業者とのコミュニケーションの円滑さも、業者選びの重要なポイントです。
レスポンスの速さや対応の丁寧さは、工事の進行に大きな影響を与えます。
特に、設計や施工の過程で変更や修正が必要になった場合、迅速に対応してもらえる業者であることが重要です。
業者との初期のやり取りや打ち合わせを通じて、コミュニケーションの取りやすさや相性を確認しましょう。
予算に合わせた提案をしてもらえるか
店舗内装では、限られた予算内で最大限の効果を出すことが求められます。
そのため、予算に合わせた柔軟な提案ができる業者を選ぶことが重要です。
例えば、予算が限られている場合でも、無駄な費用を削減する方法を提案してくれる業者がよいでしょう。
予算内で最適な内装を提案してくれる業者を選ぶことが、キャバクラの成功への鍵といえます。
まとめ
キャバクラの内装デザインは、店舗の成功に大きな影響を与えます。
本記事で解説したポイントをしっかりと押さえ、魅力的で顧客が満足できる内装を実現してください。
エイケーでは、店舗内装の設計・デザインから施工までをコンセプトに合わせてトータルプロデュース致します。
内装設計から施工まで一貫して行うことで、唯一無二の高級内装デザインを高品質でご提供可能です。
キャバクラの内装工事でお困りの方は、ぜひ一度エイケーまでお問合せください。
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