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タワーマンションの内装の特徴!内装のポイントや事例、費用について解説
タワーマンションには、利便性の高い立地や眺望の良さ、強固なセキュリティなどさまざまな魅力があります。
また、内装の面においても、おしゃれで広々した空間や大きな窓など、誰もが憧れる物件も多いです。
さらに、間取りやレイアウトをこだわることで、豪華に見せることも可能です。
そこで本記事では、タワーマンションの内装の特徴やポイント、費用について解説します。
また、併せてタワーマンションの内装の事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
タワーマンションの魅力とは?
「タワーマンションに住んでみたい」というような憧れを一度は持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
タワーマンションは都市部を中心に近年急速に増加しており、華やかなライフスタイルや圧倒的な眺望が手に入るとして非常に人気です。
では、具体的にタワーマンションとはどのようなマンションのことを指すのでしょうか。
ここでは、タワーマンションの定義と魅力について、解説していきます。
タワーマンションの定義
タワーマンションの定義は、法律で明確にされているわけではありません。
一般的に階数が20階以上、高さが60mを超える超高層マンションがタワーマンションと呼ばれています。
住居以外にも、低層階には商業施設やその他の共有スペースがあることが多く、居住者にとって利便性が高いのが大きな特徴です。
タワーマンションの建設にあたっては、安全性を保証するため、国土交通大臣の認定が必要です。
そのため、建物の品質や構造の安全性、耐火性能、避難安全性能に関して厳しい審査を受けなければなりません。
また、高さが100メートルを超える高層マンションには、緊急時の避難経路として消防庁による基準に則ったヘリポートが必要です。
これらの規制と基準を満たすことで、タワーマンションは、居住者に対して安心安全かつ快適な居住空間を提供することができます。
タワーマンションの魅力
タワーマンションの魅力は、立地の良さとその土地がもたらす圧倒的な眺望や広いリビングスペース、高い天井などが挙げられます。
高層階の特権ですが、広大な都市のパノラマや自然の美しい風景を一望することが可能です。
タワーマンションの大きな窓は、豊かな自然光を室内に取り込むことで、空間を明るく暖かく保つ効果もあります。
広いリビングスペースと高い天井は、大型の家具を自由に設置したり、家具同士の間隔を広く取ったりと、ゆとりのあるレイアウトの実現を可能にします。
さらに、タワーマンションの浴室やキッチンは、デザインが高級感に溢れているだけでなく、余裕のある空間や収納スペースを十分に確保できます。
特にキッチンは、アイランド型などのモダンなデザインを取り入れている物件も多く、機能性も兼ね備えています。
タワーマンションの内装の特徴
タワーマンションには、以下6つの特徴があります。
タワーマンションの特徴
- 綺麗な景色を眺められる大きな窓
- 上質な材料
- 開放感のあるリビングと高い天井
- 高級な浴室とキッチン
- 生活しやすい水回り
- 充実している収納スペース
それぞれ詳しく解説します。
綺麗な景色を眺められる大きな窓
タワーマンションは、その大きな窓から望むことができる絶景の眺望が大きな特徴です。
綺麗な街並みだけではなく、自然の美しい風景を楽しむことができるのは、高層に住む方の特権といえるでしょう。
また、東京都内の場合は、東京タワーやスカイツリー、レインボーブリッジなどの有名スポットが見られる物件もあります。
さらに、大きな窓から取り込む自然光によって、明るく開放的な空間を作り出すことが可能です。
上質な材料
タワーマンションの内装には、高級感を演出するための上質な材料を使用している場合が多いです。
たとえば、天然石や高級木材、最先端の建材など、見た目の美しさだけでなく耐久性や機能性にも優れた素材が選ばれます。
これにより、洗練された空間を生み出し、居住者の満足度をより高めることが可能です。
このような上質な内装材を使用しているのも、タワーマンションならではの特徴といえるでしょう。
開放感のあるリビングと高い天井
タワーマンションのリビングは、広い空間と高い天井が特徴的で、それにより開放感が生まれます。
広いリビングには、大型のソファやダイニングテーブル、ピアノといった大きな家具も配置できるため、趣味やライフスタイルに合わせた空間作りが可能です。
また、高い天井は、視覚的に部屋をより広く見せるだけでなく、より多くの自然光を室内に取り込むことができます。
そのため、大きなアート作品やインパクトのある照明設備など、レイアウトやオシャレの選択肢も広がるでしょう。
このように、広々としたリビングスペースは、家族や友人との時間をより楽しめる空間作りを可能にします。
高級な浴室とキッチン
タワーマンションの浴室とキッチンは、高級感と快適性が兼ね備えられています。
浴室は、広々とした空間だけではなく、ジェットバスやレインシャワーなど、最新設備が完備されています。
そのため、日々の疲れを癒すプライベートスパのような空間を体験できるでしょう。
また、キッチンに関しても、最新家電や広い作業スペース、充分な収納スペースが設計されているため、料理の準備から片付けまでスムーズに行えます。
生活しやすい水回り
タワーマンションの水回りは、快適に生活できるよう設計されています。
洗面所やランドリースペースには充分な収納スペースが設けられ、家族の生活用品や洗濯物をすっきりと収納することが可能です。
タワーマンション特有の広さを活用した、アイランド型のキッチンを導入している物件も人気です。
効率的な動線を考慮したレイアウトにより、忙しい朝の支度もスムーズに行えるでしょう。
充実している収納スペース
タワーマンションには、収納スペースがたくさん設置されています。
たとえば、広いクローゼットは季節ごとの衣類から、スーツケースやスポーツ用品などの大きなアイテムまで収納が可能です。
さらに、玄関や廊下にも実用的な収納スペースが設けられていることが多く、小物などを手軽に収納できます。
また、キッチンではパントリー(食品庫)や引き出し式の収納キャビネットがあることで、食材や調理器具が取りやすいです。
バスルームにおいても、タオルや洗剤などを収納するためのスペースが確保されており、快適に過ごしやすい設計になっています。
このように充実した収納スペースは、タワーマンションでの生活をより快適にするためにも重要なポイントといえるでしょう。
タワーマンションの内装事例
ここでは、実際のタワーマンションの内装事例をいくつか見ていきましょう。
事例をもとに3パターン紹介します。
事例1
ひとつ目の事例は、海外の高級マンションを思わせるような開放感あふれるリビングスペースが特徴です。
床から天井にかけての大きな窓によって、暖かな自然光を取り込めるだけでなく、壮大な眺望を楽しむことができます。
インテリアには、モダンで洗練された家具を採用しており、空間全体に統一感を持たせています。さらに観葉植物も配置することで、メリハリのある雰囲気を作り出しているのです。
事例2
この事例では、アイランドキッチンを中心に据え、周囲をダイニングエリアやリビングスペースとして活用しています。
このレイアウトにより、調理しながら家族やゲストとの会話を楽しむことが可能です。
キッチンには最新の家電や豊富な収納スペースが設けられており、機能性とデザイン性を兼ね備えています。
さらに、ナチュラルな素材とモダンな家具を組み合わせることで、それらが融合した温かみのある空間を演出しています。
事例3
ホテルのようなラグジュアリーさと居住性を兼ね備えた内装が、この事例の特徴です。
大理石の豊かな質感が、空間全体に洗練された雰囲気をもたらしています。
さらに、壁面にも大理石を取り入れることで、統一性のある、一貫した高級感を演出しているのです。
タワーマンションのような高級な内装にするためのポイント
戸建てや一般的なマンションに住んでいても、工夫をすることでタワーマンションのような内装に変えることができます。
タワーマンションのような高級な内装にするためには、以下のポイントを押さえると良いでしょう。
タワーマンションのような高級な内装にするためのポイント
- 壁紙を変える
- 外の景色を楽しめるレースカーテンを設置する
- 窓からの眺望をうまく活用する
- レイアウトにこだわる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
壁紙を変える
タワーマンションのような高級な内装にするためには、まずは部屋の壁紙を変えて雰囲気を根本から変えると良いでしょう。
また、素材やデザインにこだわった壁紙を選ぶことがおすすめです。
たとえば、大理石のような壁紙は、高級感だけではなく狭い空間でも視覚的な広がりを感じさせる効果があります。
また、深みのある色合いの壁紙を選ぶことで、より落ち着いた雰囲気を演出し、心地良い空間を創出することも可能です。
このように、壁紙を変えることで、タワーマンションのような上質な内装を自宅にも取り入れることができます。
外の景色を楽しめるレースカーテンを設置する
外の景色を最大限に楽しむためには、レースカーテンの選択が欠かせません。
レースカーテンには、外からの視線を遮りつつも光を柔らかく取り込み、室内を明るく保つ役割があります。
レースカーテンを選ぶ際には、部屋の全体的な色合いやスタイルに合うデザインを選び、統一感を持たせることがポイントです。
エレガントな白いレースや、細やかな模様が入ったものを選ぶと、高級感のある雰囲気を演出します。
窓の大きさに合わせたオーダーメイドで、大きくて長さのあるカーテンにすると、よりエレガントな内装になるでしょう。
窓からの眺望をうまく活用する
窓からの眺望をうまく活用することで、タワーマンションのような高級な内装にすることが可能です。
眺望が良い場合は、景色を生かすために窓辺に座るスペースを設けたり、ダイニングテーブルを置いたりと、自然と景色を楽しめるようにすると良いでしょう。
また、工夫次第で室内からの眺めをさらに魅力的に演出することが可能です。
たとえば、窓辺に美しい植物を置いたり、装飾的な窓ガラスフィルムを使用したりすることで、魅力的な空間に変えることができるのです。
また、窓の外側にバルコニーガーデンを設けることで、緑豊かな景色を楽しむこともできます。
これらの工夫により、豊かな眺望を楽しむことができるでしょう。
レイアウトにこだわる
タワーマンションのような高級感あふれる空間を作り出すためには、家具のレイアウトにもこだわる必要があります。
家具の配置を工夫することで、限られたスペースでも開放感を感じさせることが可能です。
以下の3つのポイントを押さえてレイアウトを工夫しましょう。
- 高さを抑えた家具を置く
- 間接照明を設置する
- 椅子と机をできるだけ窓側に向ける
それぞれ詳しく解説します。
高さを抑えた家具を置く
部屋を広く見せるためには、高さを抑えた家具を置くことが効果的です。
ローソファやローテーブルというような低い家具は、空間を開放的に見せるだけでなく、リラックスできる落ち着いた雰囲気を演出します。
また、透明な素材を使用した家具を取り入れることも、空間を広く見せるための有効な手段です。
たとえば、ガラスやアクリル製のテーブルは、部屋全体に開放感をもたらし、広い空間に感じさせる効果があります。
低い家具や透明な素材の家具を上手に取り入れることで、タワーマンションのような高級感溢れる内装に一歩近づくことができるでしょう。
間接照明を設置する
間接照明は、部屋に柔らかな光をもたらし、ホテルにいるかのようなリラックスできる雰囲気を作り出します。
壁や天井から反射した光は、部屋全体を均一に照らし、普通の照明よりも優しく広がるのが特徴です。
また、間接照明は空間を豊かに演出するデザイン要素としても機能し、高級感あるインテリアの一部となります。
特に、部屋の角や家具の後ろに設置することで、落ち着きのある雰囲気を創出できるでしょう。
椅子と机をできるだけ窓側に向ける
机やダイニングテーブルを窓側に配置することで、外の景色を眺めながら食事や仕事、読書して過ごすことができます。
景色を眺めながら仕事をしたり、食事をしたりすることで、閉塞感のない開放的な気分になることができるでしょう。
また、朝の光を浴びながらの朝食や、夕焼けを眺めながらのディナーは、一日の始まりと終わりを特別なものにしてくれます。
このようなさまざま工夫により、タワーマンションのような高級感ある内装と快適な生活空間を手に入れることができるのです。
タワーマンションのような内装にするにはいくらぐらいの費用が必要?
タワーマンションのような内装にするには、リノベーションのプランや選択する素材、設備によって費用が大きく異なります。
一般的に、床面積1㎡あたり20万円程度を目安に考えると良いでしょう。
しかし、これはあくまで基本的な改装費用の目安であり、使用する素材や設備の質、家具の導入などによってはさらに増えます。
東京港区などの高級マンション市場では、新築物件が1億円から3億円程度で取引されることがあります。
中古マンションを購入して効果的にリノベーションを行えば、5,000万円台でタワーマンションのような内装に仕上げることも可能です。
タワーマンションのような内装にしたい場合は、自分の理想とする生活スタイルや予算を明確にし、それを実現するための計画を立てて行いましょう。
まとめ
この記事では、タワーマンションの内装の特徴やタワーマンションのような高級な内装にするためのポイント、費用などについて解説しました。
タワーマンションには、開放感あるリビングや充実した収納スペースなど、多くの魅力的な特徴があります。
これらの特徴はタワーマンションに限らず、戸建てや一般的なマンションに住む方々でも、工夫次第で実現できるでしょう。
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