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オフィスの内装をおしゃれにするポイントとは?内装工事の流れや事例も解説!
オフィスの内装は、従業員のモチベーションや生産性に大きな影響を与えます。
特に、おしゃれで機能的なオフィス環境は、従業員の満足度を高めるだけでなく、クライアントや訪問者にも好印象を与えます。
そこで本記事では、おしゃれなオフィスを実現するための内装ポイントと、その費用相場について詳しく解説していきます。
さらに、失敗しないオフィスの内装業者の選び方も紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
オフィスの内装をおしゃれにするメリットとデメリット
まずは、おしゃれなオフィスの特徴やオフィスの内装をおしゃれにするメリット、デメリットについて詳しくみていきましょう。
おしゃれなオフィスの特徴
おしゃれなオフィスとは、空間を構成する要素が目的に沿って選ばれ、調和していることが特徴です。
現代のトレンドに合った仕様や、インテリア全体に統一感を持たせることが求められます。
こうしたオフィスは、企業の理念やビジョンを反映していることが多く、訪れた人にその企業のビジョンや考えを感じさせることができるでしょう。
オフィスの内装を工夫するメリット
オフィスの内装を工夫すると以下のようなメリットがあります。
- 業務効率の向上が期待できる
- コミュニケーションのきっかけに繋がる
- 企業のイメージがアップする
それぞれのメリットについてみていきましょう。
業務効率の向上が期待できる
オフィスの内装をおしゃれに工夫することで。業務効率の向上が期待できます。
内装は従業員の作業効率に直接影響を与える重要なポイントです。
特に最近では、多様な働き方に対応するオフィスが増えています。
これは働く人々のニーズの変化や働き方改革の影響が大きく、従来の内装では対応しきれないからです。
たとえば、Web会議が多くなる中で、静かな環境を提供できないオフィスでは商談に支障をきたす可能性があります。
フリーアドレス制を導入してさまざまなワークエリアを設置することで、業務内容や気分に応じて働く場所を選べるようになり作業効率が向上するでしょう。
コミュニケーションのきっかけに繋がる
オフィスの内装を工夫することで、コミュニケーションのきっかけに繋がることもあります。
多様な働き方を導入している企業では、従業員がさまざまな場所で働くため、コミュニケーションが希薄になってしまう傾向です。
これがミスやトラブルの原因となることもあります。
そのため、コミュニケーションが発生しやすい環境を作ることが大切です。
たとえば、部署間の仕切りを減らしオープンスペースを増やすことで、部署を超えたコミュニケーションが生まれやすくなります。
また、休憩スペースを設けることで、自然なコミュニケーションの場を提供することも可能です。
企業のイメージがアップする
オフィスの内装は企業のイメージに大きな影響を与え、企業のイメージアップやブランディングに役立ちます。
たとえば、求職者にとっても魅力的なオフィスは応募のきっかけとなり、優秀な人材の獲得にも繋がるかもしれません。
そのため、おしゃれで機能的な内装は、企業の姿勢や価値観を伝える重要なツールとなります。
オフィスの内装を工夫するデメリット
オフィスの内装を工夫するとメリットだけではなくデメリットもあります。
ここでは以下のデメリットについて解説していきます。
- 内装工事以外の費用も発生する
- 工事期間中に一時退去させられる可能性がある
- 工事音が業務に支障をきたす場合がある
それぞれのデメリットについて詳しくみていきましょう。
内装工事以外の費用も発生する
オフィスの内装変更には、工事費用や現オフィスの原状回復工事が必要となります。
これらの工事費用に加え、工事期間中に仮オフィスを借りる場合はその賃料も必要です。
また、引越しに伴う費用や、不用品の廃棄費用も発生します。
さらに、専門業者に依頼する場合は、デザイン料やレイアウト設計費、設計管理費なども必要です。
このように内装変更には多くの費用が伴うため、しっかりとした予算計画を行いましょう。
工事期間中に一時退去させられる可能性がある
内装工事の規模が大きい場合、工事期間中に現オフィスを一時退去する必要が生じることがあります。
仮オフィスへの移動が必要な場合、十分なスペースを確保できない場合もあります。
また、什器や荷物を一時的に保管する場所も必要です。
貸倉庫やトランクルームを利用する必要があり、これらの手配には時間と費用がかかります。
そのため、事前に一時保管の必要性を確認して準備をしておくことが重要です。
工事音が業務に支障をきたす場合がある
内装工事では電動ドリルやパワーツールを使用するため、工事音が建物やその周辺に響き渡ることがあります。
そのため、同じ建物内やその周辺で工事音がWeb会議や商談などの業務に支障をきたすことも少なくありません。
また、近隣からのクレームに繋がる可能性もあります。
そのため、内装工事を実施する前には、ほかのフロアの方や近隣の方に挨拶と理解を求めることが必要です。
オフィスの内装をおしゃれにするポイントと業者の選び方

ここでは、オフィスの内装をおしゃれにするための具体的なポイントと、優れた内装業者を選ぶための基準について解説していきます。
オフィスの内装をおしゃれにするポイント
オフィスの内装をおしゃれにするためには、以下の4つのポイントを押さえておくことが大切です。
- オフィスの目的を明確にする
- 従業員の意見を取り入れる
- コーポレートカラーをデザインに含める
- 機能性と導線を意識する
それぞれ詳しくみていきましょう。
オフィスの目的を明確にする
内装工事を成功させるためには、オフィスの目的を明確にすることが大切です。
目的やコンセプトが不明確だと、途中で方向性が定まらず、最終的な仕上がりが理想と異なる結果になることがあります。
特にコンセプトは、ステークホルダーに伝えたい企業のイメージや、現在の課題を解決する内容を含めることが重要です。
例えば、企業の認知度を向上させたい場合は独創的なデザインを取り入れることで、訪れる人々に強い印象を与えることができます。
従業員の意見を取り入れる
オフィスで働くのは従業員であるため、従業員の意見を反映することが重要です。
経営層や組織の上層部だけでオフィスデザインを決めてしまうと、実際に使う従業員の満足度が低くなることがあります。
特に、デザイン性を重視しすぎて導線が悪くなり、使いにくいオフィスになることも考えられます。
従業員の満足度が高いオフィスを作るためには、アンケートなどを利用して従業員の意見を収集して反映させましょう。
従業員のニーズに応じた内装にすることで、従業員の満足度や帰属意識の向上が期待できます。
コーポレートカラーをデザインに含める
オフィスデザインにコーポレートカラーを取り入れることで、企業のブランディング効果を高めることができます。
色は人々に強い印象を与えるため、企業のイメージを効果的に伝えることが可能です。
さらに、コーポレートカラーを使ったデザインは、従業員のロイヤルティを向上させる効果も期待できます。
オフィスの内装に統一感を持たせて企業のアイデンティティを強調するために、コーポレートカラーを上手に活用しましょう。
機能性と導線を意識する
オフィスの内装を考える際には、デザインだけでなく機能性と導線を意識することが重要です。
業務上の連携が多い部署は近くに配置し、人が集まりやすいオープンミーティングスペースを中央に配置するなどの設計が求められます。
また、効率的な導線を確保することで従業員の作業効率が向上し、ストレスが減少します。
使いやすく機能的なオフィス環境を作ることが、従業員のパフォーマンス向上に繋がるでしょう。
オフィスの内装業者の選び方
オフィスの内装工事を依頼する際は、信頼できる内装業者を選ぶことが重要です。
特に以下の選び方を意識することで、信頼できる内装業者を見つけることができます。
- ・施工実績が豊富か
- ・柔軟にコミュニケーションが取れるか
- ・ワンストップ体制か
- ・アフターサービスがしっかりしているかどうか
ここでは、それぞれの選び方について詳しくみていきましょう。
施工実績が豊富か
内装業者を選ぶ際には、施工実績が豊富かどうかを確認することが重要です。
実績の多い業者は、専門的な知識や経験を持っており、適切な提案や工事が期待できます。
一方で、実績が少ない業者に依頼すると作業がスムーズに進まない可能性があります。
内装業者のホームページで過去の施工事例を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
柔軟にコミュニケーションが取れるか
内装工事は、業者との打ち合わせが欠かせないため、柔軟にコミュニケーションが取れる業者を選ぶことが大切です。
たとえば、担当者がこちらの要望に対して柔軟に対応し、専門用語や疑問点についても丁寧に説明してくれるかどうかを確認すると良いです。
さらに、担当者の人柄やコミュニケーション能力も業者選びの重要なポイントです。
最初の問い合わせや打ち合わせで担当者の態度や対応をチェックしてみると良いです。
さらに、インターネットの口コミサイトやレビューサイト、SNSなどを参考にすることで、その業者の評判や担当者を知ることができます。
内装工事を依頼する際は、信頼できる担当者とスムーズにやり取りできる業者を選びましょう。
ワンストップ体制か
内装工事業者を依頼する際は、ワンストップ体制かどうかも確認しておきましょう。
内装工事には「分離発注」と「一括発注(ワンストップ)」があります。
分離発注では、複数の業者との打ち合わせが必要となり、時間や費用がかかってしまう場合があります。
一方、一括発注では、1社で全ての工程を完結できるため、打ち合わせの時間や費用を削減できます。
ワンストップで対応できるかどうかを確認し、効率的に工事を進められる業者を選びましょう。
アフターサービスがしっかりしているかどうか
アフターサービスがしっかりしているかどうかも重要なポイントです。
内装工事が完了した後も、不具合が生じることがあります。
そのため、不具合が発生した際の対応窓口や保証制度、定期的なメンテナンスを行っているかどうかを確認しましょう。
アフターサービスがしっかりしている業者であれば、工事後も安心して対応してもらえるでしょう。
オフィスの内装工事の種類と費用
オフィスの内装工事は、快適で機能的な職場環境を実現するために重要です。
工事の種類には、建築工事や電気工事などたくさんあります。
そのため、それぞれの工事内容や費用相場を理解し、計画的に進めることが大切です。
ここでは、内装工事の種類と費用について詳しく解説していきます。
オフィスの内装工事の種類
オフィスの内装工事には、主に以下の6つの種類があります。
- ・建築工事
- ・電気工事
- ・衛生・空調工事
- ・防災工事
- ・防犯工事
- ・LAN・電話工事
それぞれの内装工事の種類についてみていきましょう。
建築工事
建築工事は、オフィスの壁、天井、床といった内装の主要構造部分に関わる工事を指します。
さらに、工事を進めるための仮設工事や間仕切り工事も含まれます。
例えば、新しい壁の設置や既存の壁の撤去、天井の高さの変更、床の張替えなど、多岐にわたる作業があります。
これらの作業により、オフィス基礎が出来上がり、空間を機能的かつ美しく仕上げることが可能です。
電気工事
電気工事には、オフィスの照明設備やコンセントの設置、漏電・分電盤の設置などがあります。
近年ではエネルギー効率の向上や快適な作業環境の確保のために、最新のLED照明やスマート制御システムなどを導入している企業も多いです。
衛生・空調工事
衛生・空調工事は、快適なオフィス環境を維持するために必要です。
空調設備は室内の温度や湿度を調整し、換気システムは新鮮な空気を送り出します。
衛生設備には給排水設備や給湯設備などがあり、水の供給や排水の処理の工事があります。
防災工事
防災工事は、火災や地震などの災害からオフィスを守るために必要です。
消防法に基づき、煙感知器や熱感知器などの防災機器を設置します。
これらの機器は設置基準が異なるため、事前に消防署や建築指導課と相談して適切な配置を確認することが重要です。
防犯工事
防犯工事は、オフィスのセキュリティを強化し、情報漏洩や不正侵入を防ぐために行います。
監視カメラシステムや入退室管理システム、無人受付システムなどが含まれます。
これにより、オフィスの安全性を高め、企業の機密情報を保護することが可能です。
LAN・電話工事
LAN・電話工事は、オフィスの通信環境を整備するために行います。
LAN・電話工事では、主に電話回線やインターネット回線の工事を行い、必要な通信機器を設置します。
事前にどのような設備が必要か調査して適切な配線と設備を整えることで、スムーズに通信環境を整えることが可能です。
【レイアウト別】オフィスのパターン
オフィスのレイアウトは、業務効率や社員同士のコミュニケーション、生産性に大きな影響を与えます。
ここでは代表的な6つのレイアウトについて、それぞれの特徴や向いている業務、導入時のポイントを詳しく解説します。
対向型レイアウト
対向型レイアウトは、デスク同士を向かい合わせに配置し、チーム単位でまとまりを持たせる形式のレイアウトです。
視線が自然と合う配置のため、声かけや相談がしやすく、情報共有のスピードが早い点が大きな特徴です。
日常的な打ち合わせが多い部署や、チームで連携しながら業務を進める営業部門・事務部門に特に適しています。
一方で、向かい合う配置ゆえに視線が気になりやすく、集中力が削がれるケースもあります。
また、部署内の結束は高まる反面、他部署との交流は生まれにくいため、社内の横断的なコミュニケーションを重視する場合は補助的な工夫が必要となります。
クロス型レイアウト
クロス型レイアウトは、通路やデスクの配置が縦横に交差するように設計されるのが特徴で、直線的な動線になりにくいという点が優れています。
自然と人の動きが交差するため、部署を超えた社員同士のすれ違いや会話のきっかけが生まれやすく、オフィス全体のコミュニケーション活性化につながります。
固定された動線に比べて閉塞感が出にくく、オープンで活発な雰囲気を演出しやすい点もメリットです。
ただし、動線が複雑になることで落ち着きにくいと感じる人もいるため、集中を重視する業務スペースとはゾーニングを分けるなどの配慮が重要です。
背面式レイアウト
背面式レイアウトは、デスクを背中合わせに配置し、一つのチームとして空間を構成するスタイルです。
振り返るとすぐにチームメンバーと向き合えるため、必要なタイミングで気軽に相談や確認ができます。
一方で、作業中は前方に意識が向くため、対向型に比べて集中しやすい点も魅力です。
個人作業とチームコミュニケーションのバランスを取りやすいレイアウトですが、中央部分に共有テーブルを設置する場合は一定のスペースを必要とします。
省スペース性と協働性の両立を目指すオフィスに適したレイアウトといえます。
ブーメラン型レイアウト
ブーメラン型レイアウトは、120度の角度を持つデスクを組み合わせ、六角形に近い形で人を配置するレイアウトです。
1人ひとりの作業スペースが広く確保でき、複数台のモニターを設置するような業務にも適しています。
隣接するメンバーと程よい距離感を保ちながらも、自然な視線のやり取りができるため、集中と対話の両立がしやすいのが特徴です。
プライバシー性と開放感のバランスがよく、エンジニアやデザイナーなど、個人作業の比重が高い職種にも向いています。
その反面、通常の島型配置よりも面積を要する点には注意が必要です。
同向型レイアウト
同向型レイアウトは、すべてのデスクを同じ方向に並べ、社員全員が同一方向を向いて作業する配置方法です。
前方からの視線を気にせずに業務に集中できるため、窓口対応や来客対応が発生するオフィスに多く採用されています。
特に金融機関や不動産業、受付業務を含む職場では、来訪者からの視認性と作業効率の両立が図りやすい点が評価されています。
一方で、社員同士の対話は生まれにくいため、打ち合わせ用スペースやリフレッシュエリアを別途設けるなど、コミュニケーション不足を補う工夫が不可欠です。
ブース型レイアウト
ブース型レイアウトは、パーテーションなどで個々のデスクを囲い、半個室のような環境をつくる配置方法です。
周囲の視線や音の影響を受けにくく、高い集中力を維持しやすい点が最大のメリットです。
資料作成や設計業務、コール業務など、個人作業が中心となる職種に適しています。
しかし、周囲との交流が自然に生まれにくいため、コミュニケーション不足に陥りやすい側面もあります。
そのため、背面式レイアウトと組み合わせて小単位のチーム構成にしたり、フリーアドレス制の中に一部ブース席を設けるなど、用途に応じた併用が効果的です。
【エリア別】レイアウトと機能面のポイント
オフィスの快適さや働きやすさは、空間全体だけでなく「エリアごとの設計」によっても大きく左右されます。
各エリアに適したレイアウトや機能を取り入れることで、業務効率の向上だけでなく、社員満足度や企業イメージの向上にもつながります。
ここでは、エリア別のレイアウトと機能面のポイントを詳しく見ていきましょう。
エントランス
エントランスは、来訪者が最初に足を踏み入れる空間であり、企業の第一印象を大きく左右する重要な場所です。
単なる受付スペースとしてではなく、企業姿勢や世界観を伝える「ブランディングのための場」としての役割も担います。
会社ロゴの設置やコーポレートカラーの反映、製品サンプルやパンフレットの展示などを取り入れることで、企業の強みを視覚的に伝えることができます。
また、来客動線を意識した配置や、待ち時間を快適に過ごせるベンチ・デジタルサイネージの設置など、利便性と快適性の両立も欠かせません。
リフレッシュスペース
リフレッシュスペースは、社員が仕事の合間に気分転換を図るための空間であり、生産性や発想力を高めるうえで重要な役割を果たします。
業務から一時的に離れることで脳がリセットされ、集中力の回復や新しいアイデアの創出につながります。
ソファやカウンター席を設けたり、観葉植物や間接照明を取り入れたりすることで、執務スペースとは異なるリラックスした雰囲気も演出可能です。
最近では、簡易カフェのような設備を整え、部署を超えたコミュニケーションが自然に生まれる場として活用する企業も増えています。
執務スペース
執務スペースは、社員が日常的に業務を行う中心となる場所であり、快適性と機能性の両立が求められます。
作業効率を高めるためには、照明の明るさ、空調の配置、視線の抜け感などにも配慮しつつ、スムーズな移動ができる動線設計が欠かせません。
また、来客や外部の視線から業務内容を守るため、エントランスと執務エリアを明確に区切る配置が一般的です。
カラーコーディネートも重要で、「ライトモダン」「ライトナチュラル」「カジュアルシック」「フォーマルシック」など、業務内容や社風に合わせて選ぶことで、集中力やメンバー間のコミュニケーションによい影響を与えます。
集中スペース
集中スペースは、電話の音や周囲の会話などの雑音を避け、作業に没頭したいときに活用される専用エリアです。
自席ではどうしても気が散ってしまう業務や、資料作成・オンライン会議などに最適な環境を確保できます。
個室型や半個室型、ブース型などさまざまな形式があり、用途に応じて使い分けることが可能です。
共用スペースとして設ければ、社員が必要なタイミングで自由に利用できるため、業務効率の底上げにもつながります。
会議室
会議室は、社内ミーティングや来客対応、機密性の高い打ち合わせなど、多用途に利用される重要な空間です。
利用頻度や参加人数、用途に応じて適切な広さと設備を整えることが求められます。
すべての打ち合わせを個室で行う必要はなく、簡易なミーティングであればオープンスペースを活用することで、空間の有効活用とコミュニケーション活性化を両立できます。
また、来客用の応接室は、企業の信頼感やおもてなしの姿勢が伝わる空間づくりが重要で、内装の質が企業評価にも直結します。
役員室
役員室は、経営判断や重要な打ち合わせが行われる空間であるため、一定の独立性と機密性が求められます。
従来は完全個室が主流でした。
しかし、近年では社員との距離感を縮めるため、執務スペースとゆるやかにつながる配置を採用する企業も増えています。
落ち着きと品格を感じさせる内装にすることで、対外的な信頼性を高めつつ、社内においてもリーダーシップを象徴する空間としての役割を果たします。
ガラス貼りスペース
ガラス貼りスペースは、視線を遮りすぎず、適度な開放感を持たせた空間づくりができる点が魅力です。
特に役員室や会議室にガラスパネルを採用することで、「見せる経営」や透明性の高い組織風土を演出できます。
外部から内部の様子がうっすらと見えることで、社員の適度な緊張感や安心感にもつながります。
コンプライアンス意識の高まりとともに、閉鎖的になりすぎないオフィス設計として、今後もニーズが高まるエリアです。
内装工事の費用相場
続いて、内装工事の費用相場についてみていきましょう。
内装工事には、主に全体改装と部分改装の2つがあり、それぞれ費用は大きく異なります。
ここでは、それぞれの工事費用の相場について解説していきます。
全体改装の場合
オフィス全体を工事する場合の費用は、坪単価で10万円程度から30万円程度が目安です。
たとえば、50坪のオフィスの場合、工事費用は500万円程度から1,500万円程度となります。
この費用には、デスクやパソコンなどのオフィス家具は含まれていないため、別途これらの費用も考慮する必要があります。
全体改装は高額ですが、自由度の高いデザインができて理想のオフィス環境が実現できるでしょう。
部分改装の場合
オフィスの受付や会議室など一部のエリアを改装する場合は、部分改装を行います。
エリアごとの工事内容や使用する素材によって金額が異なるため、全体改装よりもやや割高になることが多いです。
たとえば、受付エリアの改装は、見た目やブランドイメージに重点を置くため、高品質な素材が求められることがあります。
各エリアの機能やデザインに合わせて、複数の見積もりを取得して比較してみましょう。
オフィスの内装工事の流れ
オフィスの内装工事は、一般的に以下の流れで行います。
- 1.内装工事の目的を明確化
- 2.内装工事業者の相見積もりを取る
- 3.デザインやレイアウトを決める
- 4.契約
- 5.工事開始・完成
順番に解説していきます。
内装工事の目的を明確化
オフィスの内装を変更するにあたって、正確に目的が決められていないと方向性が定まらず思い描いていた仕上がりにならない可能性があります。
したがって、目的を決めておくことで変更点が明確になり、意見の調整や擦り合わせが行いやすくなるでしょう。
内装工事業者の相見積もりを取る
オフィスの内装工事を行っている業者は複数存在しています。
自社の理想のオフィス内装を実現するには、業者の得意分野を基準にして選ぶと良いでしょう。
業者によって内装工事費用は異なるので、相見積もりを取り比較し、自社の費用や条件に合う業者を選ぶことが重要です。
デザインやレイアウトを決める
内装業者との打ち合わせの段階で、レイアウトやデザイン、コンセプトなどの詳細を細かく伝えましょう。
言葉で上手く伝わりきらない具体的なイメージなどは画像やイラストを用いると細かいイメージまで業者に伝えることができます。
この段階で業者に上手く伝えられなかった場合、イメージや理想と異なる仕上がりになる可能性があるので注意が必要です。
契約
オフィスデザインやレイアウトが決定したら業者と契約を結びます。
契約する段階で、工事期間や施工内容、アフターフォローがあるのかなどを確認しておきましょう。
契約書を確認して、自社の条件や希望に合わなかった場合は、再度業者を選び直す必要があります。
また、工事期間が長期的な場合や大規模な工事になる場合は、一時的にオフィスが使用できなくなったり、オフィスの一時移転が必要になったりする場合があります。
したがって、事前に施工中の対応を社内で話し合い、具体的に決めておきましょう。
工事開始・完成
基本的に施工は事前に打ち合わせで決定したスケジュール通りに進みます。
しかし、必ずしもスケジュール通りに進むわけではありませんので、定期的に業者に施工状況を確認するようにしましょう。
施工が完了し、物件を引き渡される際は必ず自分の目でオフィスを確認し、打ち合わせ通りのレイアウトやデザインになっているかの確認が必要です。
確認し問題なければ、サインをして引き渡し完了となります。
オフィスの内装の施工事例
ここでは、実際のオフィスの内装の施工事例をいくつかみていきましょう。
具体例①


この具体例のオフィスでは、社員がワクワク・ドキドキできる環境を作ることを目的としたオフィスです。
よりオープンでリラックスできる空間を目指し、会議室や執務空間を閉鎖的なスペースにするのではなく、オープンスペースの中にそれぞれの機能を配置しています。
さらに、植栽を利用して空間を仕切り、自然な雰囲気を演出しています。
オフィスに入るとすぐにバーカウンターとラウンジがあり、飲食を楽しみながら会議ができるように大型スクリーンも設置しています。
社員に常に新鮮な驚きと感動を与えられる空間を目指して設計された、おしゃれなオフィスです。
具体例②


この具体例では、優秀な人材を惹きつけることが大きな目的として設計されています。
もともと使われていた木材とモルタルをそのまま活かし、収納棚をバックヤードとオフィス空間を仕切る壁として設計しているのが大きな特徴です。
また、オフィスでのデスクワークが多いため、間接照明を用いて居心地の良い空間を作り上げています。
さらに、従業員同士が顔を合わせやすく、コミュニケーションが促進される環境を提供しています。
具体例③


この事例では、技術と品質にこだわった歴史ある企業のイメージを表現しているオフィスです。
スチールフレームやガラスの間仕切り壁、落ち着いた色使いを用いて、立体感が強調されています。
ヘリンボーン柄や明るい木目を空間の随所に取り入れることで、働く人たちの安らぎの場を提供しています。
これにより、伝統とモダンな要素が調和した洗練されたオフィス空間を実現することが可能です。
具体例④
人と人とのつながりを感じられる温かいオフィスをコンセプトに、空間全体をできるだけ区切らず、視線と動線が自然につながるシームレスな設計が施されています。
床や家具にはブラウン系を基調としたナチュラルカラーを採用し、空間全体に落ち着きと柔らかさを演出しています。
そこへコーポレートカラーを差し色として取り入れることで、温かみの中にほどよい活気も出るでしょう。
天井は配管や設備が見えるスケルトン仕様とし、天井高を活かすことで圧迫感のない開放的な空間を実現しています。
間仕切りも最小限に抑えられており、視線が奥まで抜けることで実際の面積以上に広く感じられる点も特徴となっています。
具体例⑤
業務内容や働き方の多様化に対応するため、ワークスペースの機能性を重視した設計がなされています。
執務エリアにはベンチシートやハイカウンター、ソロブースなどを配置し、複数人での打ち合わせから個人作業、Web会議まで幅広い用途に対応できる構成となっています。
用途ごとに席を使い分けられることで、作業効率の向上と快適性の両立が実現されています。
壁面にはデジタルサイネージ機能を備えたインフォウォールを設置し、時刻や天気、社内向けの案内、共有情報などをリアルタイムで表示できます。
ディスプレイ部分と木目調のパネルを組み合わせることで、無機質にならず空間全体と自然に調和したデザインに仕上げられています。
さらに会議室などの一部エリアでは、素材感のある意匠性の高い壁面を採用することで、空間にアクセントとメリハリを持たせています。
情報発信とデザイン性を両立させた、先進的なオフィスづくりの例といえるでしょう。
最新トレンド・多様な働き方への対応
オフィスの役割は、単なる作業場所から「人が集い、つながり、価値を生み出す場」へと大きく変化しています。
働き方の多様化が進む中で、空間デザインにも柔軟性や快適性、心理的な心地よさが求められるようになりました。
ここでは、近年注目されている最新の内装トレンドと、働き方の変化への対応策を紹介します。
リフレッシュスペースはカジュアルテイストでまとめる
社員の心身のリフレッシュを目的とした空間づくりに力を入れる企業が増え、近年では「自宅のようにくつろげる空間」が注目されています。
ソファやラウンジチェア、木目調の家具などを取り入れ、リビングのような落ち着いた雰囲気を演出することで、業務の緊張感から一時的に解放されやすくなります。
さらに、カフェスペースや本棚を設けることで、社員同士が自然に集まり、会話が生まれる環境づくりにもつながるでしょう。
気分転換とコミュニケーション促進の両立が図れる点が大きな魅力です。
バイオフィリックデザインを取り入れる
自然の要素を空間に取り入れる「バイオフィリックデザイン」は、人が本来持つ自然志向の感覚を刺激し、心身の安定につながるとされています。
観葉植物の配置や木材・石材などの自然素材の活用、自然音やアロマの導入などが代表的な手法です。
こうした環境は、ストレス軽減や集中力向上、創造性の向上にもよい影響を与えるとされ、近年では医療・IT・クリエイティブ業界を中心に導入が進んでいます。
オフィスで自然を感じられる空間づくりは、今後さらに重要性が増していくでしょう。
ABW型のオフィスや働き方を導入する
業務内容や気分に応じて働く場所を自由に選べるABW型の働き方を採用する企業が年々増加しています。
ABWとは「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略で、業務内容に応じて働く場所やスタイルを自律的に選択する考え方です。
執務席だけでなく、集中ブースやカフェ風スペース、打ち合わせ用ラウンジなど複数のワークポイントを設けることで、業務に最適な環境を自ら選択できるようになります。
さらに、在宅勤務やサテライトオフィス、コワーキングスペースの活用を組み合わせる企業も増えており、時間と場所に縛られない柔軟な働き方が実現されています。
結果として、社員の主体性と生産性の向上が期待できます。
まとめ
オフィスの内装を工夫し、おしゃれにすることで、従業員のモチベーションや生産性を向上させることができます。
魅力的なデザインは企業のイメージアップにも繋がり、優秀な人材の獲得やクライアントへの好印象を与えることも可能です。
内装工事を計画する際は、目的を明確にし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
内装デザインは、働きやすさと企業のブランド価値を高める大きな投資となります。
この記事で内装業者の選び方や内装工事の流れ、事例を参考にして理想のオフィスを実現しましょう。
エイケーでは、店舗内装の設計・デザインから施工までをコンセプトに合わせてトータルプロデュース致します。
内装設計から施工まで一貫して行うことで、唯一無二の高級内装デザインを高品質でご提供可能です。
オフィスの内装工事でお困りの方は、ぜひ一度エイケーまでお問合せください。
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