COLUMN

2026.02.03

テラスのある家に住むメリット・デメリット!ポイントや設置費用についても解説!

テラスのある家は、住まいに開放感やゆとりをもたらし、暮らしの幅を大きく広げてくれる人気の住空間です。

 

リビングとつながる屋外スペースとしてくつろぎの場にしたり、バーベキューやガーデニングを楽しんだりと、使い方次第で日常がより豊かになります。

 

一方で、設置費用やプライバシー対策、メンテナンス面など、事前に知っておきたい注意点があるのも事実です。

 

この記事では、テラスのある家の基本的な特徴から、メリット・デメリット、設置時に押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。

 

 

テラスのある家とは?

テラスのある家は、屋内と屋外をゆるやかにつなぐことで、暮らしに開放感と心地よさをもたらす住まいのスタイルです。

 

室内にいながら外の空気や光を感じられるため、日常の過ごし方に幅が生まれます。

 

ここでは、テラスの基本的な役割や広さの目安、素材の種類について詳しく解説します。

 

 

テラスとは?

テラスとは、建物の外部に設けられたスペースで、地面よりも一段高く、床がコンクリートやタイル、木材などの人工素材で仕上げられている点が特徴です。

 

多くの場合、掃き出し窓や大きな開口部とつながっており、室内からスムーズに出入りできる構造になっています。

 

そのため、リビングの延長として使いやすく、庭との行き来もしやすい空間です。

 

よく似た設備にベランダがありますが、ベランダは屋根が設けられているケースが多いのに対し、テラスは屋根のない開放的なつくりが一般的です。

 

近年は新築住宅でも採用されることが増えており、住まいにゆとりを加える空間として注目されています。

 

 

テラスの広さ

テラスの広さは、家族構成や使い方によって適したサイズが異なりますが、一般的には2〜3坪程度(約4〜6畳)が目安とされています。

 

3坪ほどあれば、家族全員でテーブルを囲んで食事をしたり、バーベキューを楽しんだりすることも可能です。

一方で、最低限のくつろぎスペースとして使う場合は、2坪程度でも十分活用できます。

 

テーブルや椅子を置いてコーヒーを飲んだり、読書をしたりするには問題ない広さです。

 

敷地に余裕がある場合は、用途を限定せず多目的に使えるよう、少し広めに設計しておくと将来的な使い勝手が向上します。

 

 

テラスの素材

テラスの床材には、木材、土間コンクリート、タイル、石材、レンガなどさまざまな素材が用いられます。

 

天然木を使った床は、温かみがありナチュラルな雰囲気を演出できる点が魅力ですが、雨風や紫外線の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが必要です。

 

一方、コンクリートやタイルは耐久性が高く、スタイリッシュでモダンな印象に仕上がります。

 

汚れに強く手入れがしやすい点もメリットです。

 

また、屋根を設ける場合は、ポリカーボネートや熱線遮断タイプの素材がよく使われ、日差しや雨を和らげながら快適性を高めてくれます。

 

 

テラスのある家に住むメリットとデメリット

テラスのある家は、屋内だけでは得られない開放感や多彩な使い方ができる点が魅力です。

 

ここでは、テラスのある家に住むメリットとデメリットを解説します。

 

 

テラスのある家に住むメリット

テラスのある家に住むメリットは以下のとおりです。

 

  • ・リビングと一体感のある開放的な空間を確保できる
  • ・バーベキューや遊び場など幅広い用途に対応できる
  • ・ゆとりある空間でガーデニングを満喫できる

 

それぞれ詳しく解説します。

 

 

リビングと一体感のある開放的な空間を確保できる

テラスがリビングの掃き出し窓とつながっている場合、室内と屋外が連続した空間として使える点が大きな魅力です。

 

窓を開けるだけで視界が外へと広がり、実際の床面積以上に開放感を感じられます。

 

天気のよい日にはテーブルや椅子を置いてくつろいだり、来客時のおもてなしスペースとして活用したりすることも可能です。

 

リビングに自然光や風を取り込みやすくなるため、日常生活がより心地よいものになります。

 

 

バーベキューや遊び場など幅広い用途に対応できる

テラスは、リビングの延長として使えるだけでなく、屋内とは異なる用途に対応できる点もメリットです。

 

家族や友人とバーベキューを楽しんだり、季節限定で花火をしたりと、屋外ならではの過ごし方ができます。

 

広さに余裕があれば、子どもが体を動かして遊べるスペースとしても活用でき、室内では難しい遊び方が可能になります。

 

使い方を限定しないことで、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる点が魅力です。

 

 

ゆとりある空間でガーデニングを満喫できる

テラスは趣味のスペースとして活用しやすく、特にガーデニングを楽しみたい方に適しています。

 

ベランダと比べて広さに余裕があるため、鉢植えの配置やレイアウトの自由度が高く、本格的なガーデニングにも挑戦しやすくなります。

 

花や植物を身近に感じながら過ごせることで、日々の暮らしに癒しを取り入れられる点もメリットです。

 

自分好みの景色をつくれる空間として、長く楽しめるでしょう。

 

 

テラスのある家に住むデメリット

テラスのある家に住むデメリットは以下のとおりです。

 

  • ・仕様次第で工事費用が膨らみやすい
  • ・周辺環境やプライバシーへの配慮が必要
  • ・メンテナンスの手間や虫の発生リスクがある

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

 

仕様次第で工事費用が膨らみやすい

テラスは床を整備する必要があるため、選ぶ仕様によって工事費用が大きく変わります。

 

床材一つをとっても、タイルやコンクリート、人工芝、天然芝など選択肢は多く、それぞれ費用やメンテナンス性が異なります。

 

また、雨や日差し対策として屋根を設けたり、木材の場合は塗装や防腐処理を行ったりすると、さらにコストがかかります。

 

使用目的を明確にし、優先順位を決めたうえで計画しないと、予算オーバーになりやすい点には注意が必要です。

 

 

周辺環境やプライバシーへの配慮が必要

テラスは開放的な空間である一方、周囲からの視線に配慮しなければなりません。

 

道路や隣家から見えやすい位置にある場合、十分なプライバシーが確保できないと、落ち着いて過ごせなくなることがあります。

 

フェンスや目隠し、植栽などの工夫が必要になるケースも多いでしょう。

 

また、住宅街では声や音が周囲に響きやすく、近隣トラブルにつながる可能性もあります。

 

設置前に周辺環境をよく確認し、配慮した設計を行うことが重要です。

 

 

メンテナンスの手間や虫の発生リスクがある

屋外に設けられるテラスは、雨風や砂埃、落ち葉の影響を受けやすく、定期的な掃除や手入れが欠かせません。

 

特に、明るい色の床材は汚れが目立ちやすく、こまめなメンテナンスが必要になります。

 

また、植栽を多く配置した場合や、床下に湿気がこもりやすい構造では、虫が発生しやすくなる点にも注意が必要です。

 

テラスのある家を検討する際は、日々の維持管理にかかる手間も含めて考えることが大切です。

 

 

テラスを家に設置する際のポイント

テラスを設置する際は、見た目のおしゃれさだけでなく、暮らしやすさや周囲との調和まで考慮することが大切です。

 

設計段階での工夫次第で、テラスは単なる屋外スペースではなく、住まい全体の価値を高める空間になります。

 

ここでは、テラスを後悔なく取り入れるために押さえておきたいポイントを解説します。

 

 

室内外をつなげて空間に広がりを持たせる

テラスの魅力を最大限に引き出すには、室内と屋外を分断せず、連続した空間として設計することが重要です。

 

リビングとテラスを大きな開口部でつなげることで、視線が外へと抜け、実際の面積以上に広がりを感じられます。

 

さらに効果を高めるためには、床材の色味や質感、建具や天井のトーンをできるだけそろえるのがおすすめです。

 

室内外の境界が曖昧になることで、空間が一体化し、自然とテラスを日常的に使いやすくなります。

 

リビングの延長として違和感なく活用できる点が、大きなメリットといえるでしょう。

 

 

プライバシーを考慮する

テラスは開放感を楽しめる反面、外部からの視線が気になりやすい場所でもあります。

 

隣家や道路に面している場合は、視線対策をあらかじめ計画しておくことが重要です。

 

フェンスや壁を設けることでプライバシーを確保できますが、囲いすぎると閉塞感が出てしまう点には注意が必要です。

 

圧迫感を抑えたい場合は、植栽を取り入れる方法も有効です。

 

高さのある植物やグリーンを配置すれば、視線を和らげながら自然な雰囲気を演出できます。

 

開放感とプライバシーのバランスを意識した設計が、快適なテラス空間につながります。

 

 

デザインと統一感を意識して素材を選定する

テラスの床材や仕上げ素材を選ぶ際は、単体のデザイン性だけでなく、住まい全体との統一感を意識することが大切です。

 

木材、タイル、石材など素材にはさまざまな選択肢がありますが、リビングの床や外壁との相性を考慮することで、まとまりのある印象に仕上がります。

 

また、素材ごとに耐久性やメンテナンス性、費用は大きく異なります。

 

自然な風合いの木材は人気がありますが、定期的なお手入れが必要になる場合もあります。

 

見た目だけで判断せず、維持管理の手間や実用性も含めて検討することが、長く快適に使えるテラスづくりのポイントです。

 

 

おすすめのテラスの事例

テラスは、設計や使い方次第で暮らしの質を大きく高めてくれる空間です。

 

家族構成やライフスタイルに合わせてタイプを選ぶことで、「あってよかった」と実感できる場所になります。

 

ここでは、用途や目的が異なる3つのテラス事例を紹介します。

 

 

事例1

家族や友人とアクティブに過ごしたい家庭に向いているのが、広さに余裕を持たせたタイル仕上げのテラスです。

 

タイルは耐久性が高く、火や水に強いため、バーベキューや子どものビニールプールなど、屋外ならではの遊びを気兼ねなく楽しめます。

 

油汚れや土汚れも水洗いで簡単に落とせるため、後片付けの手間が少ない点も魅力です。

 

家族4人で食事をする場合は、最低でも4.5畳〜6畳程度の広さを確保すると、テーブルや椅子を置いても窮屈さを感じにくくなります。

 

リビングと床の高さを揃えれば、屋内外の移動がスムーズになり、来客時にも使いやすいテラスになります。

 

 

事例2

天候や外部環境に左右されずに使えるのが、屋根付きのインナーテラスです。

 

共働き世帯で洗濯物を外に干しっぱなしにするのが不安な場合や、花粉・黄砂・PM2.5などが気になる家庭に適しています。

ガラスやパネルで囲うことで、サンルームのような空間となり、ランドリースペースとして安定して使えるのが特徴です。

 

また、ペットの遊び場や、自転車・アウトドア用品のメンテナンススペースとしても活躍します。

 

完全に室内化することで冷暖房の効きも良くなり、第二のリビングとして多目的に使える点が魅力です。

 

 

事例3

外部からの視線を徹底的に遮りたい場合におすすめなのが、ロの字型の中庭テラスです。

 

建物に囲まれた位置にテラスを配置することで、周囲の視線を気にすることなく、完全なプライベート空間を確保できます。

 

中庭に面して複数の部屋を配置すれば、家全体に光と風を取り込みやすくなり、開放感と安心感を両立できます。

 

空だけが見える中庭テラスは、昼はくつろぎの場として、夜はお酒を楽しむリラックス空間として活用可能です。

 

まるで露天風呂のような特別感を味わえる、贅沢なテラススタイルといえるでしょう。

 

 

【素材別】テラスの設置費用相場

テラスの設置費用は、選ぶ素材によって大きく異なります。

 

見た目の印象だけでなく、耐久性やメンテナンス性、使い勝手まで考慮することが、後悔しない素材選びのポイントです。

 

ここでは、代表的なテラス素材ごとの費用相場と、それぞれの特徴や注意点を詳しく解説します。

 

 

土間コンクリートを使ったテラス費用

土間コンクリートを用いたテラスは、施工費込みでおおよそ5万円台からが目安とされ、テラスの中でも比較的費用を抑えやすい素材です。

 

無駄のないシンプルな見た目で、住宅デザインを選ばず取り入れやすい点が特徴といえます。

 

強度が高く、椅子やテーブルを置いたり、重い物を載せたりしても安心して使用できます。

掃除もしやすく、高圧洗浄機などを使えば汚れを手軽に落とせる点も魅力です。

 

ただし、仕上げ方によっては無機質で単調な印象になりやすく、経年によるひび割れが発生する可能性もあります。

 

目地を入れたり、表面に模様を付けたりすることで、デザイン性を高める工夫がよく行われています。

 

 

高級感と耐久性を兼ね備えたテラスの費用

タイル仕上げのテラスは、施工費込みで15万円前後からが一般的な相場です。

 

見た目に高級感があり、モダンで洗練された住宅との相性がよい素材として人気があります。

 

耐久性が高く、色あせや劣化が起こりにくいため、長期間美しい状態を保ちやすい点が大きなメリットです。

一方で、タイルは季節による温度変化の影響を受けやすく、夏場は表面が熱くなりやすい傾向があります。

 

また、雨の日には滑りやすくなるため、屋外使用に適した滑り止め加工のあるタイルを選ぶことが重要です。

 

デザイン性と実用性の両立を意識した素材選びが求められます。

 

 

木の温もりを楽しめる人工木ウッドデッキの費用

人工木ウッドデッキを採用したテラスは、施工費込みで25万円程度からが目安となります。

 

木の温かみを感じられるデザインで、リビングのフローリングと自然になじみやすい点が魅力です。

 

近年主流となっている人工木(樹脂木)は、天然木のように腐食する心配が少なく、塗装や防腐処理といった定期的なメンテナンスが不要な点が特徴です。

 

ただし、素材の特性上、直射日光を受けると表面温度が上がりやすく、真夏は素足で歩くと熱く感じることがあります。

 

見た目のやさしさと手入れのしやすさを重視したい方に向いている素材といえるでしょう。

 

 

まとめ

テラスのある家とは、リビングと屋外をつなぐことで開放感のある暮らしを実現できる住まいです。

 

くつろぎや趣味、家族や友人との時間など、多目的に活用できる一方、設置費用やプライバシー、メンテナンス面への配慮も欠かせません。

 

テラスを計画する際は、使い方を明確にしたうえで広さや素材を選び、住まい全体との統一感を意識することが大切です。

 

ポイントを押さえて設計すれば、日常をより豊かにする快適なテラス空間を実現できるでしょう。

 

 

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