COLUMN

2024.08.30

オシャレなホテルの内装デザインとは?ポイントや工事費用の相場についても解説!

ホテルの内装デザインは、顧客からの第一印象を決定づける重要なポイントです。

 

快適で魅力的な空間は、リピーターを増やして口コミによる集客にも繋がるでしょう。

 

また、内装デザインはホテルのブランドイメージやコンセプトを表現する大切な手段であり、内装の良し悪しでホテルの評価が大きく左右されることも少なくありません。

 

本記事では、ホテルの内装デザインの重要性を解説し、オシャレな内装デザインを実現するためのポイントや具体的な方法、そして事例を紹介していきます。

 

また、内装工事費用の相場と費用を抑えるコツについても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

ホテルの内装デザインの重要性

まずは、ホテルの内装デザインの重要性について解説していきます。

 

ホテルの内装は、以下の3つの「向上」に大きく貢献します。

 

  • 快適性の向上
  • ブランドイメージの向上
  • 従業員のモチベーションの向上

 

ここでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

 

快適性の向上

ホテルにおける内装デザインは、快適さを追求することで、顧客に安心感を提供する重要な役割を果たします。

 

快適かつ清潔な内装は、ホテルが安心・安全を最優先に考えていることを示し、顧客の信頼を高めることが可能です。

 

高品質な家具やベッドの導入、心地よい色彩の選定など、こだわったデザインの空間は居心地の良さを最大限に引き出すことができるでしょう。

 

快適で整ったデザインの内装により、ただ宿泊するだけの場ではなく、心身ともにリフレッシュできるラグジュアリーな時間を提供します。

 

ブランドイメージの向上

内装デザインに対するこだわりは、ホテルのブランドイメージを大きく向上させる効果があります。

 

ユニークなデザインや高級感のある素材を選ぶことで、競合店との差別化が図られ、顧客に特別な印象を与えることが可能です。

 

さらに、ホテルで素晴らしい体験をした場合、そのポジティブな感想は口コミやSNSを通じて広がりさらなる集客へと繋がります。

 

結果として、ブランドの価値が向上し、競争が激しい市場の中で一歩リードすることができるでしょう。

 

従業員のモチベーションの向上

内装デザインが優れているホテルは、従業員のモチベーションにも直接的に影響を与えます。

 

日本オフィス家具協会の調査結果によれば、オフィス環境の良し悪しが仕事の成果や従業員のモチベーションに大きな影響を与えるとされています。

 

同様に、ホテルの内装環境が従業員の働きやすさや意欲に与える影響も大きいと考えられるでしょう。

 

快適で美しい職場環境は、従業員にとってのストレスを軽減し、業務効率の向上やサービスの質の向上に繋がります。

 

従業員が高いモチベーションを持って働ける内装デザインや環境を整えることで、サービスの質が向上し、顧客により良い宿泊体験を提供することが可能です。

 

オシャレなホテルの内装デザインにするためのポイント

ホテルの内装デザインをおしゃれにするためには、以下のポイントを取り入れることが大切です。

 

  • 非日常感を取り入れる
  • 清潔感を出す
  • 独自性を取り入れる
  • 開放感が出るように意識する
  • アートを取り入れる
  • 付近の競合店との差別化を図る

 

ここでは、それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。

 

非日常感を取り入れる

オシャレなホテルの内装デザインにするためには、非日常感を取り入れることが大切です。

 

ホテルは、宿泊客にとって日常から離れたリフレッシュの場であり、特別な時間を過ごす場所です。

 

特に観光目的で利用されるホテルでは、日常とは異なる唯一無二の宿泊体験を感じさせるデザインが求められます。

 

たとえば、ベッドルームや広々としたソファ、シャンデリアが輝くダイニングなど、普段の生活では体験できない豪華で非日常的な空間を提供することが重要です。

 

生活感を徹底的に排除し、シンプルでありながらも洗練されたデザインを取り入れることで、顧客に特別な宿泊の時間を提供できます。

 

清潔感を出す

清潔感は、ホテルの内装デザインにおいて欠かせないポイントです。

 

どれほどオシャレなデザインであっても、清潔感が欠けていては顧客に満足していただくことはできません。

 

内装デザインにおいても、乱雑な印象を与えないように、物の配置や収納に気を配ることが大切です。

 

また、あまりに個性的すぎるデザインやインテリアは、顧客の好みによっては良い印象にならないため注意が必要です。

 

したがって、シンプルでありながら、誰が見ても心地良く感じられ清潔感のあるようなバランスの取れた空間作りを心掛けましょう。

 

独自性を取り入れる

競合ホテルとの差別化を図るためには、内装デザインに独自性を取り入れることが求められます。

 

立地や価格といった条件面での差別化が難しい場合でも、内装デザインに工夫を凝らすことで、顧客に強い印象を残すことが可能です。

 

たとえば、客室のレイアウトや配色に工夫を施し、インテリア雑貨に独自のスタイルを取り入れることで、オリジナリティのある空間を作り出せるでしょう。

 

近隣ホテルや競合ホテルを参考にしつつも、独自のデザイン要素を取り入れることで、ほかにはない魅力的な空間を提供しましょう。

 

開放感が出るように意識する

ホテルの客室において、開放感を感じさせることは非常に重要です。

 

圧迫感のある狭い空間は、ストレスを感じさせる可能性があり、快適性を妨げる要因となります。

 

狭い客室であっても、ロースタイルの家具や透け感のある素材を使用することで、空間を広く感じさせることができ、空間に奥行きを持たせることが可能です。

 

また、壁に掛けられるタイプの鏡を選ぶことで、床面積を取らずに広々とした印象も与えることができるでしょう。

 

このような工夫を取り入れていくことで、コンパクトな空間でも開放感を感じさせることが可能です。

 

アートを取り入れる

アートは、ホテルの内装において空間におしゃれなアクセントを加える重要なポイントです。

 

絵画や彫刻などのアート作品を取り入れることで、空間に深みや高級感をもたらすことができるでしょう。

 

特に、フレームのないアートパネルは、インテリアショップや雑貨店でも手軽に入手できるため、比較的手軽に取り入れることが可能です。

 

ただし、アート作品を過度に飾りすぎると、空間全体の統一感が失われてしまうため、バランスを踏まえて、適切な配置とサイズ感で選ぶことが大切です。

 

付近の競合店との差別化を図る

競合ホテルと比較して、独自の内装デザインを取り入れることは、差別化を図るうえで非常に重要です。

 

特に駅近のホテルでは、立地条件や価格帯が似通っている場合が多いため、内装デザインでの差別化が集客において大きなポイントとなります。

 

使用する素材や家具の選定にこだわり、ホテルのブランドイメージを反映した内装にすることで差別化が可能です。

 

オシャレなホテルの内装デザインにするための具体的な方法

 

ホテルの内装デザインを魅力的に仕上げるためには、アートや壁紙、鏡、照明などの要素を取り入れることが重要です。

 

これらの要素を巧みに取り入れることで、空間に深みと独自性を与え、顧客にとっての特別な体験を提供することができます。

 

ここでは、それぞれの具体的な方法について詳しくみていきましょう。

 

アートや壁紙

アートや壁紙は、ホテルの内装において重要な役割を果たします。

 

特に、伝統とモダンが融合したデザインは、空間に独特の雰囲気を生み出します。

 

たとえば、龍村美術織物が手掛けるアートパネルは、古典的な日本の美しさと現代的な感覚を兼ね備えたデザインで、和室にも洋室にも自然に溶け込むことが可能です。

 

これらのアートパネルはオーダーメイドで製作されるため、ホテルのテーマや雰囲気に合わせたサイズや柄を選ぶことできます。

 

こうしたカスタマイズされたアートパネルを取り入れることで、ほかにはない唯一無二の空間を演出し、顧客の記憶に残る特別な場所を作り出せるでしょう。

 

また、壁紙も空間の雰囲気を大きく左右します。

 

大胆なパターンやテクスチャーを持つ壁紙を取り入れることで、空間に個性を与えつつ、ホテル全体のデザインテーマを統一することが可能です。

 

ただし、選ぶ壁紙次第で部屋の印象は大きく異なるため、慎重に選定することが求められます。

 

鏡は、空間を広く見せるための効果的なアイテムです。鏡を適切に配置することで、部屋全体が広々とした印象を持ち、顧客に開放感を与えることができます。

 

また、鏡は光を反射させて暗い部分を明るくする役割も果たします。

特に、日当たりが十分でない場所や自然光が入りにくいエリアに鏡を配置することで、空間をより明るく快適にすることが可能です。

 

さらに、スタンドミラーやウォールミラーなどもホテルの内装に適しています。

特にウォールミラーは壁に直接取り付けられるため、床スペースを気にせず設置可能です。

 

鏡は、掃除がしやすく、見た目もすっきりとした印象を与えるため、デザイン性と実用性の両方を兼ね備えたアイテムです。

 

配置場所や種類にこだわることで、空間の見え方や居心地を大きく向上させることができるでしょう。

 

照明

照明も、客室の雰囲気や宿泊の体験に大きく影響するポイントです。

 

色彩と照明を効果的に組み合わせることで、空間に深みと温かみを与え、宿泊客にリラックスできる環境を提供することが可能です。

 

たとえば、落ち着いた色調と間接照明を用いることで、安らぎを感じさせる空間を作り出すことができます。特に間接照明は、柔らかい光を提供し、空間全体を穏やかな雰囲気で包み込む効果があります。

 

また、照明の配置や種類を変えることで、ビジネス利用やリゾート利用など、宿泊客の目的に応じた空間作りを行うことが可能です。

ビジネス利用の客室では、明るく機能的な照明を選ぶことで作業効率を高められます。

一方でリゾート利用の客室では、温かみのある光でリラックス感を強調することが求められます。

 

照明は、空間の印象を劇的に変える力を持つため、内装デザインの中で重要なポイントとして扱いましょう。

 

ホテルの内装工事費用の相場と費用を抑えるコツ

ここでは、ホテルの内装工事費用の相場と費用を抑えるコツについて解説していきます。

 

ホテルの内装工事費用の相場

ホテルの内装工事費用は、ホテルの規模や立地、デザインの複雑さによって大きく異なります。

 

一般的に、1坪あたりの費用は100万円〜150万円程度が相場とされています。

 

例えば、20坪のホテルを内装する場合、全体の費用はおおよそ1,500万円前後かかることになります。

 

内訳としては、以下のとおりです。

 

デザイン設計と施工管理費用

200万円〜400万円程度

内装工事費用

400万円〜800万円程度

設備や機器、什器の設置費用

400万円〜800万円程度

 

デザイン設計には、ホテル全体のレイアウトやインテリアのコンセプトを考え、詳細に図面を起こす作業が含まれます。

 

また、施工管理には、工事がスムーズに進行し、計画通りに仕上がるように監督する役割があり、費用は全体の約20%を占めます。

 

特に、デザインが複雑である場合や、独自性の高いコンセプトを取り入れる場合には、設計費用が相場よりも高くなることがあります。

 

内装工事費用には、床や壁、天井の仕上げ、照明の設置など、内装の基本的な工事が含まれます。

使用する素材やカスタマイズの内容によって、費用が大きく変動するため、慎重に選ぶことが大切です。

 

設備や機器、什器の設置費用は、客室や共用スペースに必要な設備や什器を選んで、設置するための費用です。内装工事と同じく総費用の40%前後を占めます。

 

これらの費用は、規模や仕様により大きく変動することを念頭に置いておくことが大切です。

 

費用を抑えつつホテル全体の品質を高めるためには、計画的な予算設定と費用管理が求められるでしょう。

 

ホテルの内装工事費用抑えるコツ

ホテルの内装工事には多額の費用が発生しますが、いくつかの工夫によって費用を抑えることが可能です。

 

ここでは、ホテルの内装工事費用を抑える具体的な方法について詳しくみていきましょう。

 

相見積もりを取る

ホテルの内装工事費用を抑えるためには、複数の内装業者から見積もりを取ることが大切です。

 

複数の内装業者から見積もりを取ることで、最もコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。

 

1社だけに依頼するのではなく、少なくとも3社〜4社程度の業者から相見積もりを取り、それぞれの費用とサービス内容を比較しましょう。

 

同じ作業内容でも業者によって費用に差が出ることが多いため、見積もり項目をしっかりと確認して納得のいく業者を選ぶと良いです。

 

また、複数の見積もりを取ることで各見積もりの引き合いに交渉ができ、さらに工事費用を抑えられる場合もあります。

 

居抜き物件にする

内装工事費用を大幅に抑えたい場合、居抜き物件を選ぶと良いです。

 

居抜き物件とは、前のオーナーが使用していた設備や内装がそのまま残っている物件を指します。

 

居抜き物件を利用することで新たに内装を施す費用を削減できます。

 

また、家具や什器については、オークションやフリーマーケットなどを利用して、安価で状態の良いものを購入するのも1つの方法です。

 

これにより、全体の費用を抑えながらもオシャレで質の高い内装を実現することができます。

 

補助金を活用する

補助金や助成金を活用することで、内装工事の費用を軽減することが可能です。

 

たとえば、「インバウンド受入環境整備高度化事業」や「バリアフリー関連補助金」など、ホテルの内装や設備の改善を支援する補助金制度があります。

 

また、「事業再構築補助金」を活用して、ホテルのリニューアルや新しい設備の導入を行うこともできます。

 

これらの補助金は、地域や自治体によって内容が異なるため事前に調べて適切な補助金を利用してください。

 

各自治体が提供する補助金や助成金については、自治体の公式ホームページなどで確認してから申請しましょう。

 

まとめ

オシャレな内装デザインは、ホテルにとって快適性の向上やブランドイメージの強化、そして従業員のモチベーションアップなど、さまざまなメリットを得られます。

 

快適で魅力的な空間を提供することで、宿泊客の満足度が高まり、リピーターの獲得にも繋がるでしょう。

 

また、ホテルの内装工事を進める際には、費用を抑えつつ質の高いデザインを実現するための工夫が重要です。

 

本記事で解説したポイントを踏まえて、理想の内装を作り上げてください。

 

エイケーでは、店舗内装の設計・デザインから施工までをコンセプトに合わせてトータルプロデュース致します。

 

内装設計から施工まで一貫して行うことで、唯一無二の高級内装デザインを高品質でご提供可能です。

 

ホテルの内装工事でお困りの方は、ぜひ一度エイケーまでお問合せください。

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