COLUMN
葉山が別荘地として人気の理由とは?魅力やおすすめの場所を解説!
神奈川県の葉山は豊かな自然と洗練された街並み、海や山に囲まれた魅力的な環境から、多くの人々に愛される別荘地です。
都心からのアクセスもよく、日常から離れたゆったりとした時間を過ごせる場所として、葉山は訪れる人々に癒しを与えてくれるでしょう。
本記事では葉山が別荘地として選ばれる理由やその魅力、おすすめのエリアについて詳しく解説していきます。
別荘を購入する前に確認しておきたポイントも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
葉山が別荘池として人気の理由とは?
まずは葉山の特徴やスポット、別荘地として人気の理由について詳しく見ていきましょう。
葉山とはどのような場所?
葉山は神奈川県三浦半島の西部に位置し、相模湾に面した町です。
人口は約3万人で、観光地としても非常に人気があります。
特に夏場には多くの観光客が訪れ、ビーチやマリンスポーツを楽しむ人々でにぎわいます。
周囲には美しい山々が広がり、晴れた日には遠くに富士山を望むことができる絶景スポットも豊富です。
歴史ある神社仏閣や美術館などの文化施設も充実しており、自然と文化が調和したエリアです。
また、地元のグルメや特産品も多く、葉山牛や新鮮なしらすが名物です。
別荘地としても人気が高く、多くの著名人が別荘を所有していることでも知られています。
葉山周辺にある観光スポット
葉山町には、訪れる価値のある観光スポットが豊富です。
自然を楽しむ場所や歴史と文化を感じられる場所があり、飽きることがありません。
例えば、披露山公園からは江の島や逗子市の街並み、さらに天気の良い日には富士山まで望むことが可能です。
園内には整備されたハイキングコースがあり、家族やカップルで軽い散策を楽しむこともできます。
また、ニホンザルや水鳥などの動物が飼育されており、子ども連れの家族にも人気が高いスポットとなっています。
また「一色海岸」も観光地として有名です。
葉山を代表する海水浴場で、日本の海水浴場88選にも選ばれています。
特にユニークなのはビーチに広がる芝生エリアで、砂浜と異なりピクニックやテント設営が可能です。
そのため海水浴だけでなく、家族や友人とリラックスした時間を過ごすことができるでしょう。
さらに、一色海岸の裏手には「神奈川県立近代美術館 葉山館」が位置しており、美しい海を見ながらアート鑑賞も楽しめる贅沢なひとときが過ごせます。
葉山牛やしらす、タコなどの新鮮な地元食材を使用したお土産も人気で、お買い物を楽しみながら葉山の味覚を満喫できます。
葉山に別荘を持つ魅力
葉山に別荘を持つことには多くの魅力があります。
ここでは、その代表的な理由について見ていきましょう。
立地条件が良い
葉山は湘南海岸の東端に位置し、都心から車で1時間半ほどの距離にあります。
鎌倉や江の島といった人気観光地にも近く、日帰りや週末に訪れるのに便利な立地です。
リゾート感あふれるエリアでありながら、都会からも程よい距離にあるため、セカンドハウスとしてもおすすめです。
景観が良い
葉山の魅力の一つは、相模湾の海景と美しい山々などの景観の良さです。
特に富士山を望める絶景スポットが多く、四季折々の景色を楽しむことができます。
海辺の散歩や夕日の美しさに癒される生活は、別荘ならではの贅沢な体験です。
葉山でおすすめの別荘地
葉山で別荘を検討するなら、エリアごとの特徴を知っておくことが重要です。
海沿いの美しい景観や自然環境、そして利便性に優れた地域がそろっており、好みに合わせて最適な場所を選ぶことができます。
ここでは、葉山の代表的なおすすめエリアである「一色」「長柄」「堀内」について詳しく紹介します。
一色
葉山の中でも特に高級感が漂う一色エリアは、海辺のリゾート地として非常に人気があります。
先ほど紹介した「一色海岸」は一色地区にあり、まるでプライベートビーチのような雰囲気が魅力です。
また、歴史ある神奈川県立近代美術館 葉山館や、自然と一体化した美しい庭園を持つ葉山しおさい公園があります。
美術館と公園をつなぐ「しおさいこみち」と呼ばれる小道を歩けば、緑豊かな風景が広がり、やがて一色海岸の雄大な海景が目の前に現れます。
このエリアには、「佐島石こみち」や「森山こみち」と名付けられた細い路地もあり、散策を楽しむことも可能です。
ゆったりとした時間を楽しみたい方には、一色エリアは理想的な場所といえるでしょう。
長柄
長柄エリアは、葉山の中でも生活の利便性が高いエリアです。
「SHOPPING PLAZA HAYAMA STATION」があるため日常の買い物はもちろん、お土産や地元の特産品も手に入れることができます。
また長柄エリアは逗子市に隣接しており、逗子駅や逗子・葉山駅へのアクセスが便利で都心への移動もスムーズです。
自然も豊かな長柄エリアには「南郷上ノ山公園」があり、ハイキングやバードウォッチングを楽しめます。
この公園は地元住民の憩いの場として親しまれており、四季折々の美しい風景を楽しむことが可能です。
春には桜が咲き誇り、夏には新緑、秋には紅葉が訪れる人々を魅了します。
利便性と自然のバランスが取れた長柄エリアは、日常生活の快適さを求める方にとって理想的な別荘地です。
堀内
堀内エリアは葉山の海岸沿いに位置し「葉山マリーナ」を中心にヨットやクルージングが盛んなエリアです。
このマリーナは日本のヨット文化の発祥地とされており、クルーザーを所有するオーナーたちが集う人気のスポットとなっています。
葉山マリーナからは美しい相模湾や江の島、さらには富士山を望むことができ、クルージングを楽しみながら絶景を堪能できます。
また、マリーナにはオーシャンビューのレストランが併設されており、海の景色を楽しみながら食事を楽しむことが可能です。
洗練されたカフェやレストランが多く立ち並んでおり、雑誌やテレビなどでたびたび取り上げられる人気店も多く見られます。
リゾート感あふれるゆったりとした時間を過ごしたい方や、海の見えるカフェでリラックスしたい方にとっておすすめの場所です。
葉山に別荘地を購入するために必要な費用と流れ
ここでは、葉山に別荘地を購入するために必要な費用と流れについて、詳しく見ていきましょう。
葉山の坪単価
先ほど紹介した一色・長柄・堀内のエリア別の平均坪単価は、以下のとおりです。
エリア | 平均坪単価 |
一色 | 56万6,942円 |
長柄 | 51万4,049円 |
堀内 | 59万1,735円 |
出典:株式会社Land Price Japan「土地価格相場が分かる土地代データ」
葉山は地域によって地価が少し異なり、人気エリアでは高めとなっています。
別荘地購入までの流れ
別荘地を購入するまでの流れは以下のとおりです。
【一戸建て・マンション購入の場合】
- 1.インターネットで物件情報をリサーチ
- 2.不動産会社へ連絡して詳細確認
- 3.現地見学で物件の状況確認
- 4.購入申し込みを提出
- 5.売買契約を締結し、手付金を支払い
- 6.物件の引き渡しと登記手続き
【土地+注文住宅の場合】
- 1.インターネットや不動産業者で土地情報をリサーチ
- 2.不動産会社に連絡して土地の詳細確認
- 3.建築会社を選び、土地と建築プランの相談
- 4.現地視察で土地の確認
- 5.土地の売買契約と登記を実施
- 6.建築プランの打ち合わせ、見積もり確認
- 7.建築請負契約を締結
- 8.工事開始(着工)
- 9.竣工後、引き渡しと登記
葉山での別荘購入は、通常の住宅購入とほぼ同じ流れですが、別荘特有の注意点もあります。
基本的には、インターネットや不動産業者を通じて物件を探し、不動産会社と連絡を取って現地を訪れます。
物件や土地の状態を確認して気に入った場合は購入申し込みを行い、売買契約を締結する流れです。
契約時には手付金を支払い、最終的に代金の支払いが完了した後に、物件の引き渡しと登記手続きが行われます。
注文住宅の場合は、土地探しと建築会社の選定が加わり、建築プランの打ち合わせが必要です。
土地の契約後に建築プランに同意し、請負契約を結んだ後に工事が開始され、竣工後に引き渡しと登記を行い所有権が確定します。
ローンを利用する場合は、売買契約や請負契約のタイミングで金融機関と相談し、審査を通過した上で契約を進めます。
セカンドハウス扱いとなるため、通常より厳しい審査基準が適用されることがあり、事前の準備が重要です。
葉山に別荘を購入する前に知っておくべきこと
葉山での別荘ライフは、多くの人にとっての憧れです。
しかし、自然豊かな環境ゆえの特有の問題があり、購入前に確認しておくべき注意点もあります。
ここでは、葉山に別荘地を購入する際に知っておくべきポイントを詳しく解説します。
快適な別荘ライフを楽しむためにも、事前に確認しておきましょう。
周辺環境について
葉山は自然環境に恵まれたエリアですが、特有の気候や地形が生活に影響を与えることがあります。
ここでは、葉山の周辺環境における注意点について詳しく見ていきましょう。
湿気や塩害対策が必要
葉山のような海沿いの地域では、湿気や塩害が避けられません。
海からの湿った風が吹き込むため、洗濯物が乾きにくかったり、家の内部にカビが発生したりすることがあります。
これを防ぐためには、午前中の海風の影響が少ない時間帯に洗濯物を干すことや、除湿機やエアコンの除湿機能を活用して室内の湿度を管理することが大切です。
さらに塩害も大きな問題であり、車やバイクなどを屋外に保管していると、金属部分がさびやすくなります。
愛車を守るためには、ガレージなどで屋内保管をするとよいでしょう。
また、植木や庭の植物も塩害で枯れてしまうことがあるため、植栽を計画する際は地元の造園業者に相談してみましょう。
飲食店の閉店時間が早い
葉山の多くの飲食店は、都会に比べて閉店時間が早めです。
夜遅くまで外食したいときや、急に買い物が必要になった場合には、不便さを感じることがあるでしょう。
そのため、日中のうちに買い物や外食を済ませることをおすすめします。
また、ネットスーパーや宅配サービスを活用するとより便利になるでしょう。
渋滞しやすい
葉山の道路は狭くて入り組んでいる箇所が多く、週末や観光シーズンには渋滞が発生しやすいです。
さらに、一部の道は緊急車両が通行できない場所もあるため、別荘を選ぶ際は周辺の交通状況や道路の広さを事前に確認しておくことが重要です。
徒歩や自転車を利用するほうが、効率的な場合もあるでしょう。
別荘購入について
葉山で別荘地を購入する際には物件そのものだけでなく、土地やエリアの権利や管理状況についても慎重に確認する必要があります。
ここでは、別荘を購入する際の注意点を見ていきましょう。
瑕疵物件ではないか
中古物件やリノベーション物件の場合は、瑕疵(かし)物件でないかの確認が重要です。
瑕疵物件とは、物理的・法的な問題や心理的な影響がある物件のことを指します。
例えば建物に構造的な欠陥がある「物理的瑕疵」や、建築基準法に違反している「法的瑕疵」、過去に事件があった「心理的瑕疵」などがあります。
せっかく別荘を購入したにもかかわらず、快適に利用できないとならないよう、事前に調べておくとよいでしょう。
管理状況
管理状況も、快適な生活には欠かせないポイントです。
ゴミ収集や道路の整備、緊急時の対応などはエリアごとに管理内容が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
特に、冬季に雪かきが必要な場合があるか、草刈りなどの有料サービスがあるかどうかも調べておきましょう。
土地の権利関係
別荘の購入にあたっては、土地の権利状況を明確に把握することが重要です。
土地の権利には「所有権」と「借地権」があります。
所有権とは、土地を購入すれば完全に自分のものとして管理できる権利で、固定資産税を支払わなければいけません。
借地権は土地を借りる形での所有権で、毎年「地代」を地主に支払います。
権利の種類によっては売却や増築の際に影響が出るため、購入前に把握しておきましょう。
再建築の可否
葉山の別荘地を購入する際は、独自の条例がないか確認しましょう。
建築基準法や地方条例の規制により、改築や増築ができないケースがあるためです。
禁止されていることがないか、事前にチェックしておくと安心です。
新耐震基準に適合している物件かどうか
中古の別荘を購入する場合は、建物が新耐震基準に適合しているか確認しましょう。
1981年以前の建物は旧耐震基準で建てられているため、震度6以上の地震には耐えられない可能性があります。
この場合、耐震補強工事を検討する必要がありますが、別荘地では工事のコストが高くなることも考慮しましょう。
まとめ
葉山での別荘購入は、魅力的なリゾートライフを実現するための第一歩ですが、購入前の準備と調査が非常に重要です。
湿気や塩害、周辺の生活環境、物件の権利関係や管理状況など、あらゆる面での確認を怠らないことが、快適な別荘ライフを送るためのカギとなります。
この記事を参考に、葉山での別荘ライフを実現してください。
おすすめの関連記事