COLUMN

2025.03.13

ブルックリンスタイルを作るときのポイントを解説!インテリア選びのコツも

インテリア好きの方であれば、一度はブルックリンスタイルの部屋に憧れたことがあるかもしれません。

 

おしゃれなブルックリンスタイルは、男女問わず人気です。

 

本記事では、ブルックリンスタイルに必要な要素やインテリア選びのコツ、部屋作りのポイントを紹介していきます。

 

ブルックリンスタイルに詳しくない方も、この記事を参考にして理想の部屋にしましょう。

 

ブルックリンスタイルとは

ブルックリンスタイルという言葉を聞いたことはあるものの、詳しく知らない方もいるでしょう。

 

まずは、ブルックリンスタイルの歴史や特徴について見ていきましょう。

 

ブルックリンスタイルの特徴

ブルックリンスタイルとは、ニューヨークのブルックリンを発祥とするインテリアスタイルです。

 

ブルックリンは工業地帯として知られており、工場や倉庫などの古い建物が並んでいます。

 

1990年代になると同じくニューヨークにあったマンハッタンの家賃高騰が原因で、比較的家賃の安いブルックリンに移り住む若者やアーティストが増えていきました。

 

そして、移住者は使われなくなった工場や倉庫、古いアパートなどに住み始めます。

 

その若い世代が、古い工場やアパートなどに塗装や装飾などのアレンジを加えたことが、ブルックリンスタイルの発祥と言われています。

 

昔ながらの建物に、若者たちのアイディアが詰め込まれた素敵なスタイルとしてブルックリンスタイルが誕生しました。

 

現在は、ブルックリンスタイルを取り入れたカフェやレストランが増えるほどの人気ぶりです。

 

ブルックリンスタイルの魅力

ブルックリンスタイルの魅力を知ることで、より部屋作りに対する意欲が湧いてくるでしょう。

 

それぞれ解説していきます。

 

落ち着いた雰囲気になる

ブルックリンスタイルの部屋は、ダークカラーを基調としており、大人っぽく落ち着いた雰囲気を作り出します。

 

深みのある色合いの家具や壁材を取り入れることで、シックで上質な空間が生まれます。

 

また、インダストリアルな照明や無垢材の家具と組み合わせることで、よりブルックリンらしい雰囲気を演出することが可能です。

 

年齢を重ねるごとに、落ち着いた空間で過ごしたいと考える方も多いでしょう。

 

そんな方にこそ、ブルックリンスタイルはおすすめです。

 

DIYを取り入れるとオリジナリティを出しやすい 

ブルックリンスタイルの魅力の一つは、DIYを取り入れやすい点です。

 

壁紙をレンガ調に変えたり、ヴィンテージ感のあるタイルを貼ったりするだけで、個性的な空間が生まれます。

 

また、アイアンや古材を使って棚やテーブルを自作するのもおすすめです。

 

色や素材の組み合わせ次第で部屋の雰囲気が大きく変わるため、自由にアレンジを楽しめます。

 

一からものを作るのが好きな方や、自分らしい空間を作りたい方にぴったりでしょう。

 

植物や木の温もりを感じられる

ダークカラーを基調としたブルックリンスタイルの部屋には、観葉植物を取り入れるとバランスが取れ、より魅力的な空間になります。

 

無機質になりがちなインテリアの中にグリーンを加えることで、自然の癒しを感じられるでしょう。

 

さらに、木目調のフローリングや古材を使った家具を取り入れることで、より温かみのある空間が生まれます。

 

シックな雰囲気と自然の温もりが共存するインテリアとして、多くの人に愛されています。

 

ブルックリンスタイルに必要な要素とは

ブルックリンスタイルを作りたい方は、どのような要素が必要なのか気になるでしょう。

 

ここでは必要な要素を紹介していくため、取り入れて素敵なブルックリンスタイルに仕上げてください。

 

ダークカラー

ブラックやグレー、ブラウンなどのダークカラーを使うのがポイントです。

 

昔からの工場や倉庫であれば、比較的落ち着いた色味のものが多く、シックでクールな雰囲気を演出できるからです。

 

しかし、すべての色を暗いものにすると部屋の雰囲気が暗くなってしまうため、所々に白やベージュを加えたりすると良いでしょう。

 

一方で白やベージュなどを基調にすると、清潔感のある明るい雰囲気の部屋に仕上がります。

 

シックな雰囲気にしたいのか、明るい雰囲気にしたいのかによって基調とする色は異なります。

 

まずは理想とする部屋の雰囲気を決めておきましょう。

 

レンガやタイル

ブルックリンにある古い建物は、レンガを使用していることが多いです。

 

レンガは角が欠けているものや色にムラがあるものを用いることで、より一層昔ながらの雰囲気を出せるでしょう。

 

本物のレンガを用意するのが難しい場合は、レンガ風のタイルやレンガが描かれた壁紙を壁に貼り付けるのも一つの方法です。

 

壁全面ではなく一部に貼るだけでも、部屋の雰囲気を変えられます。

 

タイルの中でもサブウェイタイルがおすすめです。

 

サブウェイタイルとは白色の長方形で光沢があり、ニューヨークの地下鉄構内で使用されていました。

 

部屋の雰囲気を見ながらレンガの色味やデザインを決めましょう。

 

木目調のフローリング

木の温もりを感じられる木目調のフローリングも取り入れましょう。

 

ただし、床をすべてフローリングに変えるにはコストがかかるため、費用を抑えたい方はウッドタイルがおすすめです。

 

ウッドタイルとはフロアタイルの一種で、元ある床の上から敷くだけで床の印象を変えられます。

 

コストを抑えつつ自分好みの床に仕上げられるため、手軽に床のイメージを変えたい方におすすめです。

 

特に木目がはっきりしているものや、深い色合いのものが良いでしょう。

 

貼り方については不規則に貼るのも良く、V字になるような「ヘリンボーン貼り」にするのもオリジナリティがあっておすすめです。

 

開放感のある空間

開放感のある空間もブルックリンスタイルには欠かせない要素の一つです。

 

工場や倉庫は天井が高いものや間取りの少ないものが多いため、開放感のある空間を保つことがポイントです。

 

これから建設やリノベーションをする予定のある方は、吹き抜けを作ったり天井を高くしたりすると、より本格的な仕上がりになります。

 

リノベーションが難しい場合は「家具の高さを低くする」「太陽光が入るように間仕切りを減らす」といった工夫をするのも一つです。

 

どうしても仕切りが必要な場合は、ガラスパーテーションを使用すると圧迫感が少なくなるでしょう。

 

無骨な質感

配線は部屋が整理されていないように見えてしまうため、本来であれば隠したい部分です。

 

しかしブルックリンスタイルは、配線やダクトなどをあえてむき出しのままにすることで、無骨さを演出できます。

 

コンクリート打ちっぱなしも無骨さを際立てる要因です。

 

通常であれば壁紙や塗装などでコンクリートを隠しますが、そのままであれば素材の良さが際立ちます。

 

すべてのデザインに手を加えていないからこそ、素材の質感を活かせます。

 

昔の建物を使用するからには、その場所に残っている部分を最大限利用したいところです。

 

重厚感のある素材 

マット素材や鉄製、使い古したようなデザインもおすすめです。

 

新品でもユーズド加工(使い古したようなデザインに仕上げたもの)のものを選ぶと、味のある雰囲気に仕上がります。

 

初心者の方であれば、まずは重厚感のあるオブジェを取り入れてみても良いでしょう。

 

ブルックリンスタイルを作る際のインテリア選びのコツ

ブルックリンスタイルを作る際は、インテリア選びも大切です。

 

ここからはブルックリンスタイルを作る際はどのようなインテリアを選べばいいのか、詳しく解説していきます。

 

インダストリアルな家具 

インダストリアルな家具は、工業的な雰囲気を感じさせてくれます。

 

具体的にはシンプルなデザインで、アルミやスチール製、木などの素材で作られたものです。

 

棚やラックなど大きめの家具を取り入れるのも良く、ランプなどの小物を取り入れるのもおすすめです。

 

観葉植物

ダークカラーを基調とするブルックリンスタイルに観葉植物を取り入れることで、優しい印象に仕上がります。

 

大きめの観葉植物を置いて、インパクトを与えるのも良いでしょう。

 

ただし、色や見た目があまりに派手すぎると、落ち着いた雰囲気のブルックリンスタイルとは相性が合わない可能性があるため注意してください。

 

なお、植物を取り入れたいものの世話をするのが大変な方には、人工のアイテムもおすすめです。

 

ヴィンテージ家具

ヴィンテージ家具は新品にはない奥深さがあり、使うほどに味わいが増していくのが特徴です。

 

例えば木材やレザー素材の家具は、経年変化によって表面の質感が柔らかくなったり、色に深みが出たりします。

 

小さな傷や色褪せもその家具ならではの個性となり、ブルックリンスタイルの雰囲気をより引き立てます。

 

古材を使用したテーブルやチェスト、アイアンフレームの家具なども、ブルックリンスタイルにはぴったりです。

 

アンティーク調の照明

アンティーク調の照明は、ブルックリンスタイルの無骨でヴィンテージ感のある空間と相性抜群です。

 

特にペンダントライトやテーブルランプ、アイアン製のウォールランプなどを取り入れると、よりレトロでおしゃれな空間になります。

 

ガラスシェードやエジソン電球を使用した照明もおすすめで、空間に柔らかい光と深みを加えてくれるでしょう。

 

サブウェイタイル

サブウェイタイルをキッチンの壁に使用するのもおすすめです。

 

白色であれば明るい雰囲気に、グレーや黒であればシックで大人な雰囲気になるでしょう。

 

ニューヨークの地下鉄構内で使用されていたこともあり、外国のようなおしゃれさを演出できます。

 

カジュアルな絵画や写真 

カジュアルな絵画や写真、ポスターを取り入れることで、よりブルックリンスタイルの雰囲気に近づきます。

 

額縁に入れて壁に掛けたり、シンプルに棚に立てかけたりするだけでも印象が大きく変わります。

 

好みに合わせたアイテムを選ぶと、より自分らしいブルックリンスタイルの空間を作ることができるでしょう。

 

ブルックリンスタイルを作るときのポイント

ブルックリンスタイルを作る際に、気をつけてほしいポイントをいくつか紹介していきます。

 

これらのコツをつかんで、理想のブルックリンスタイルを作ってください。

 

収納もインテリアの一部にする 

本や小物などを棚に並べ、見せるオブジェとして部屋に飾るのもおすすめの方法です。

 

ただし、すべてのものを見せてしまうと煩雑に見えてしまう可能性があるため、オープンシェルフやディスプレイキャビネットを使用するのがポイントです。

 

程よく生活感を出しつつ、見せる収納を楽しめます。

 

ダークカラーだけでまとめない 

ブルックリンスタイルではブラックやブラウン、グレーといったダークカラーを基調とするのが特徴です。

 

しかし、多用しすぎると部屋全体が暗い印象になるため、適度に明るい色を取り入れてバランスを取るのがポイントです。

 

白やベージュのアイテムをプラスすると、重たくなりすぎず洗練された印象になります。

 

また、観葉植物を取り入れることで自然の温もりやリラックス感を加えることができます。

 

明暗のコントラストを意識しながら、メリハリのあるブルックリンスタイルを目指しましょう。

 

アイテムを増やしすぎない

ブルックリンスタイルの部屋作りでは、ヴィンテージ家具やレンガ、アイアン素材などの特徴的なアイテムを取り入れることが大切です。

 

しかし、アイテムを増やしすぎると統一感がなくなり、雑然とした印象になってしまう可能性があります。

 

一つひとつのアイテムを際立たせるためにも、必要なものを厳選してシンプルな空間を意識しましょう。

 

清潔感も意識する 

ブルックリンスタイルは、ヴィンテージ感やラフな雰囲気が魅力的です。

 

しかし、古さを強調しすぎると生活感がなくなり、清潔感に欠けて見えてしまうことがあるため、バランスが重要です。

 

例えば「エイジング加工」や「さび加工」が施された新品のアイテムを取り入れると、使い込んだ風合いを演出しつつ、きれいな状態を保つことができます。

 

また、こまめな掃除や整理整頓を心がけることで、ブルックリンスタイルの魅力を最大限に活かしながら、快適で洗練された空間を維持できます。

 

ブルックリンスタイルを実現させるには?

ブルックリンスタイルの部屋を作る方法として、リノベーションとDIYがあります。

 

それぞれのメリットやデメリット、どのような方に向いているかを紹介していきます。

 

リノベーション

リノベーションとは、建物や部屋の内装や間取り、設備などを改装することです。

 

大々的に改装するため「理想の間取りが手に入る」「壁や床の素材を変えられる」などのメリットがあります。

 

細部までこだわったブルックリンスタイルを実現したい方におすすめの方法です。

 

なお、賃貸の場合はリノベーションが禁止されている場合もあるため、管理人に確認しましょう。

 

DIY 

DIYとは業者などに依頼せず、自分自身で材料を集めてものを作ることです。

 

コストを抑えながら壁紙を張り替えたり家具を作ったりと、自分好みにアレンジできるのがメリットです。

 

住居の一部分だけや手軽にブルックリンスタイルを取り入れたい方に向いています。

 

まとめ

本記事では、ブルックリンスタイルを実現するためのポイントやインテリア選びのコツなどを紹介しました。

 

古びた雰囲気を活かしたブルックリンスタイルは、男女問わず人気のスタイルです。

 

今回紹介したブルックリンスタイルに必要な要素やインテリアを取り入れ、理想の部屋を作りましょう。

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