COLUMN

2020.07.14

一戸建て・アパート・マンション…住まいの緑化のメリットとは

一戸建てからマンションまで、住宅の緑化にはさまざまなメリットがあります。それぞれ

のタイプの住まいについて、取り入れやすい緑化の事例とポイントを解説します。

 

一戸建ての緑化は手軽なものからトライ

 

外壁の熱がダイレクトに生活空間に伝わりやすい一戸建てでは、特に夏の時期に緑化が効力を発揮します。

 

家庭で手軽にできるのは、西側や南側の壁沿いに支柱やネットを設置し、朝顔・ゴーヤなどつる性の植物を植える昔ながらの方法。

 

直射日光のみならず、通りからの人目や騒音・排気ガスも遮ってくれるうえ、子供のいる家庭では植物の成長を観察したり野菜の収穫や花を楽しんだりと多くのメリットが期待できます。

 

アパートや低層住宅の緑化でできること

 

2~3階までの低層集合住宅やアパートは、ともすると四方をコンクリートで囲まれた殺風景な外観になりがちです。

 

敷地内やエントランスの植栽などの緑化を行うことで高級感や付加価値が生まれ、入居率の向上にもつながります。

 

マンションの緑化事例とポイント

 

ヒートアイランド現象の起こりやすい都心部のマンションでは、屋上緑化や壁面緑化による断熱効果向上、路面および他の建物からの照り返し防止などが期待できます。

 

屋上の緑化はスペースのない都市部のマンションでも取り入れられる方法で、CO2削減とともに上層階の夏の暑さを改善、空調の効率を高めます。

 

高層マンションの屋上緑化では、強風による飛散の危険性もあるため、芝生や「セダム」と呼ばれる多肉植物など背の低い植栽が人気です。

 

ワイヤーネットなどを利用した壁面の緑化は、内部の各世帯にとっては外気の暑さ寒さを和らげ冷暖房費の節約効果があるほか、大気汚染や騒音の緩和が期待できます。

 

壁面や敷地内の緑化が行われているマンションは外観も個性的で美しく、マンションブランドのイメージアップや資産価値の上昇、環境保全への取り組みを印象づけられるメリットも。

 

さらに、外壁に使われるコンクリートや塗料は直射日光にさらされることで劣化が進み、定期的な大規模修繕が必要となりますが、植物で日光が遮られることで長寿命化が期待でき修繕費用の節約につながります。

 

おわりに

 

住まいの緑化や植栽工事にあたっては、自治体から助成金が出る場合があります。

 

弊社ではお客さまの希望や予算、助成の条件に合った緑化の提案から施工までワンストップで承っておりますので、緑化に関するどんなご相談でもぜひ一度お問い合わせ下さい。