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内装を漆喰にする魅力6つ!費用を抑えるコツも解説
内装を漆喰にして部屋の雰囲気を変えたいものの、デメリットや費用について気になる方もいるのではないでしょうか。
施工してから後悔しないためには、魅力だけではなくリスクについても把握しておくことが大切です。
この記事では漆喰の魅力や費用、デメリットについて解説します。
漆喰を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
漆喰とは
内装で使用される漆喰とはどのようなものなのでしょうか。
漆喰の特徴や、同じく壁材として使用されている珪藻土との違いを見ていきましょう。
漆喰の特徴
漆喰とは消石灰を原料とした塗り壁材のことで、粘土などを混ぜて作っています。消石灰は水酸化ナトリウムとも呼ばれ、石灰石を焼いて水を加えたものです。
日本のお寺や神社だけにとどまらず、世界各地で使用されています。
断熱性や耐水性に優れているほか、消臭や抗菌の効果も期待できることから、内壁だけではなく外壁にも使用されています。
珪藻土と漆喰の違い
漆喰と同じく、壁材として使用されているのが珪藻土です。珪藻土は珪藻の化石が蓄積してできた土のことです。
漆喰は単体だけでも壁にひっつく性能がありますが、珪藻土はつなぎとなる副資材を混ぜ合わせる必要があります。
漆喰の表面は、目に見えないような小さな穴がたくさん開いており、ザラザラとした手触りなのが特徴です。そのため和風の部屋に使用するのにぴったりでしょう。
内装を漆喰にする6つの魅力とは
漆喰は見た目だけではなく、機能性にも優れています。
内装を漆喰にする魅力は以下のとおりです。
- 部屋の湿度を快適に保ちやすい
- 抗菌・消臭効果が期待できる
- 耐火性能が優れている
- 汚れたときもお手入れがしやすい
- 劣化しにくい
- 安全性の高い素材を使用している
順番に解説していきます。
1.部屋の湿度を快適に保ちやすい
漆喰は細かい穴が開いた構造になっているため、部屋の湿度を快適に保ってくれる効果があります。湿度の高い時期には湿度を吸収し、乾燥しやすい時期には湿気を放出してくれることによって、年中を通して部屋の湿度が安定します。
梅雨の時期は洗濯物を室内干しにする機会も多く、湿度を吸収してくれる性質は非常に助かるでしょう。また部屋の湿度を調整してくれる機能があれば、加湿器や除湿機の使用頻度も減り、節電にも繋がります。
このような性質上、漆喰は「吸収する壁」とも呼ばれています。
2.抗菌・消臭効果が期待できる
漆喰は強アルカリ性で、インフルエンザやカビなどを抗菌する効果が期待できます。そのほか、家の中の気になる臭いも吸収してくれます。
家族が多い場合は、生ごみが溜まるスピードも速いため臭いが気になるでしょう。内装を漆喰にしていれば、このような臭いを抑えられます。
3.耐火性能が優れている
漆喰は建築基準法で不燃材料に認定されているほど、防火性に優れている素材です。
壁紙の多くは燃えると有毒ガスが発生しますが、無機質の漆喰であれば、万が一燃えてしまった場合でも有毒ガスの発生量を抑えられます。
お城や寺院に漆喰が使用されているのは、このように安全性が高いからです。
4.汚れたときもお手入れがしやすい
お手入れのしやすさも、漆喰を取り入れる大きな要因でしょう。
漆喰は静電気が発生しない素材のため、ホコリが付着しにくくなっています。もし汚れてしまった場合でも軽い汚れであれば、消しゴムやメラミンスポンジで簡単に汚れを落とせます。
5.劣化しにくい
漆喰は耐久年数が100年と言われるほど、劣化しにくい素材です。
ビニールクロスであれば10年ほどで貼り替えることがほとんどですが、漆喰であれば長期間きれいな状態を保てます。
メンテナンスの回数が少なければ費用も抑えられるため、長期的に見れば節約にも繋がります。
6.安全性の高い素材を使用している
漆喰はシックハウス症候群の原因である「ホルムアルデヒド」を吸収してくれるため、
シックハウス症候群にかかるリスクを下げられるのも特徴です。シックハウス症候群とは、室内の空気が汚染されることで、のどの痛みや頭痛、肌の乾燥などさまざまな症状を引き起こすことです。
このように安全な素材である漆喰であれば、アレルギーを持っている方や子どもでも安心して過ごせます。
内装を漆喰にするデメリット5つ
先ほどは漆喰のメリットについてお伝えしましたが、ここからはデメリットについて解説します。デメリットを知らないまま漆喰にしてしまうと、後悔してしまう恐れがあります。
納得のいく施工をしてもらうために、デメリットについても把握しておきましょう。
- 施工に時間がかかる
- 費用が高くなりやすい
- 施工をしたてのときは白い粉が落ちる
- ひび割れしやすい
- 汚れが目立ちやすい
順番に見ていきましょう。
1.施工に時間がかかる
漆喰は養生や下塗り、仕上げ塗りなどさまざまな工程があるため、施工期間が長くなる傾向があります。しかし、これらの工程を丁寧に行うことで、耐久性の高い漆喰に仕上がります。
長い施工期間は、漆喰の効果を発揮するために必要であることを理解しておきましょう。
2.費用が高くなりやすい
完成までの工程が長いほど職人の技術が必要になり、費用が高くなりやすいです。
塗る面積が広い場合も費用が高くなります。少しでも費用を抑えたい方は、施工場所を検討するのが良いでしょう。
リビングであれば塗る範囲が広くなってしまいますが、キッチンや洗面所などであれば塗る範囲が狭くなるため、費用を抑えやすくなります。
3.施工をしたてのときは白い粉が落ちる
漆喰は乾燥するにしたがって固くなる「気硬性」です。完全に乾いていない状態で触れてしまうと、白い粉が落ちてしまう危険性があります。
クローゼットなどに収納している服が汚れないよう、服をほかの場所に移動するなどの工夫をしましょう。
万が一白い粉が落ちても大丈夫なように、布を敷くのも一つの手です。
4.ひび割れしやすい
漆喰は膨張や収縮がしやすく、時間が経つごとに固くなりやすいため、ひび割れのリスクが高くなります。そのため地震の振動で、壁にひびが入る恐れがあります。
少しでもひび割れのリスクを抑えるために、「漆喰が得意な業者を選ぶ」「一つひとつの工程を丁寧に行う」ことが大切です。
壁に物をぶつけないようにするなど、壁に傷をつけないように日頃から心がけておきましょう。
5.汚れが目立ちやすい
漆喰は白色で水分を吸い込みやすいことから、汚れが目立ちやすい素材です。汚れが浸透してから手入れをしてしまうと、シミになる可能性があります。
万が一汚れてしまった場合は、紙やすりで汚れた部分を削りましょう。
手垢程度の軽い汚れであれば、消しゴムで簡単に汚れを落とせます。
内装を漆喰にする場合の費用について
内装を漆喰にするか検討している方は、費用が気になるところです。依頼する業者や施工する場所などによって、費用は異なります。
予算も踏まえ、どの業者に依頼するか、どこを漆喰にするのかを検討してみてください。
漆喰の費用相場
内装を漆喰にする際にかかる費用の目安は、1㎡あたり4,000円~7,200円ほどです。この費用には、材料費と施工費用が含まれています。
このほか、クロスを剥がす作業や下地の補修などの工程がある場合は、追加料金がかかる可能性があります。
施工する面積によっても費用が異なるため、費用については事前に確認しておきましょう。
壁紙との費用の違い
壁紙は漆喰に比べて作業工程が少なく、1㎡あたりにかかる費用は1,000円~1,500円ほどです。
つまり、壁紙であれば漆喰の約4分の1の費用で施工ができます。
内装を漆喰にする際の費用を抑えるには
ここからは内装を漆喰にする際に、費用を抑えるコツについて紹介します。
- クロスを利用する
- 漆喰にする範囲を狭くする
- 自分でDIYする
クロスを利用する
クロスを利用することで、費用を抑えられます。
クロスの中でもおすすめなのが、「ビニールクロス」と「珪藻土クロス」です。
ビニールクロスとは塩化ビニール樹脂を原料とするシートの裏面に、施工用のシートを張り合わせたものです。価格が安く耐久性があるほか、デザインも豊富なのが特徴です。
一方珪藻土クロスは、天然素材の珪藻土を使用しています。調湿機能に優れており、消臭効果も期待できます。
このほかにも、「布クロス」「木質系クロス」「オレフィン系クロス」などがあります。仕上げたい雰囲気や予算と相談しながら、どのクロスを使用するかを検討しましょう。
少しでも費用を抑えたい方は、このようなクロスを使用するのもおすすめです。
漆喰にする範囲を狭くする
漆喰にする範囲を狭くすることでも、費用を抑えられます。
例えば、リビングの壁を漆喰にすると広範囲になることが多いため、費用がかかってしまいます。そんな場合は、キッチンやトイレなどリビングよりも狭い場所を漆喰にしてみてはいかがでしょうか。
自分でDIYする
ホームセンターやインターネットで漆喰に必要な材料を購入して、DIYすることも可能です。もともとDIYをしている方であれば、できあがるまでの過程を楽しめるでしょう。また自分好みに仕上げられるのもDIYの魅力です。
費用を抑えることが優先で、仕上がりをそこまで気にしない方であればDIYが向いています。
内装を漆喰にする際に気を付けるべきポイント
内装を漆喰にする際に、注意しておくべきポイントがあります。
- 漆喰が得意な業者を選ぶ
- DIYはハードルが高いことを理解しておく
漆喰が得意な業者を選ぶ
漆喰を業者に依頼する際は、漆喰の実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。リフォーム会社ごとに得意分野は異なります。そのため事前にホームページで実績を確認したり、問い合わせたりすることで、漆喰が得意かどうかを見分けられます。
DIYはハードルが高いことを理解しておく
漆喰を業者に依頼せず、DIYすることも可能です。
しかし、業者に依頼した場合に比べると、見た目や機能性が劣ってしまいます。
また材料を一から集める必要があるため、手間がかかるのがデメリットです。
DIYでは費用を抑えることはできますが、漆喰の機能を十分に発揮できないリスクがあることも理解しておきましょう。
漆喰の内装をおしゃれに楽しむアイディア
内装を漆喰にするなら、おしゃれに楽しみたいと思うのではないでしょうか。
そんな方に向けてここからは、漆喰をおしゃれに楽しむためのアイディアを3選ご紹介します。
- さまざまな塗り方を取り入れる
- 漆喰に合うインテリアや家具を置く
- やりたい部屋の雰囲気に合わせて壁の色を選ぶ
さまざまな塗り方を取り入れる
漆喰にはさまざまな塗り方があり、塗り方を変えるだけで部屋の雰囲気をがらりと変えられます。
代表的な塗り方は以下のとおりです。
- 扇模様
- こて波
- 引きづり
- ラフ仕上げ
- ハケ仕上げ
- 台所用スポンジ仕上げ
これらの塗り方を組み合わせたり、場所によって塗り方を変えたりすることで、オリジナル性の高い部屋作りを実現できるのではないでしょうか。
どの塗り方が良いのかわからない場合は、業者に仕上げたい雰囲気を伝えることで、より理想とする部屋に近づくはずです。
漆喰に合うインテリアや家具を置く
漆喰は白色をベースにしていることが多いため、さまざまなテイストのインテリアや家具と相性が良いです。
例えば、無垢材のインテリアや家具であれば、ナチュラルで落ち着いた雰囲気に仕上がります。
お気に入りの家具やインテリアで部屋を作ることで、より漆喰の内装を楽しめるでしょう。
やりたい部屋の雰囲気に合わせて壁の色を選ぶ
漆喰の色は白だけではなく、アイボリーやピンク、ブルーなどの色もあります。
子供部屋をピンクやブルーなどで仕上げると、可愛らしい雰囲気の部屋になります。書斎や仕事部屋であれば集中して過ごせるように、アイボリーなどの落ち着いた色を使用するのがおすすめです。
部屋の片側だけを差し色にして、引き立て役にする方法もあります。
漆喰の色に正解はなく、作りたい雰囲気の部屋に合わせて色を決められます。
まとめ
今回は漆喰の特徴や魅力、気を付けるべきポイントなどを紹介しました。
漆喰には、部屋の湿度を快適に保ちやすく長持ちしやすいという機能面だけではなく、見た目にもこだわれるといった魅力が詰まっています。
長い時間過ごす家の内装を決めることは、簡単なことではありません。
だからこそ、メリットとデメリットの両方をしっかりと理解しておくことが大切です。
家の内装を漆喰にするか迷っている方はこの記事を参考にして、理想の内装に仕上げてみてください。
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