COLUMN
クルーザーの内装選びのポイントは?デザインの傾向や特徴を解説
クルーザーを購入するなら、内装にもこだわりたいと考える方が多いのではないでしょうか。
この記事では、クルーザーの内装選びのポイントについて解説しています。
クルーザーの内装デザイン事例や価格相場も紹介しているので、参考にしてください。
クルーザーの種類
クルーザーには、大きく分けて4つの種類があります。
- ・フィッシングボート
- ・スポーツボート
- ・クルージングボート
- ・キャリアブルボート
クルーザーの種類ごとの特徴を詳しくチェックしていきましょう。
フィッシングボート
フィッシングボートは、釣りを目的としたボートです。
船を停止させて釣りをするときの安定性が高いのが特徴になります。
内装には、さまざまなフィッシングアイテムを装備することが可能です。
一般的には小型のタイプが主流となっていますが、トイレや仮眠スペースのある居住タイプもあります。
キャビン付きであれば、船中泊も可能です。
スポーツボート
スポーツボートは、水上を軽快に走らせることができる、スポーツタイプのボートです。
船体は小型ですが、高出力のエンジンを搭載しています。
フィッシングボートのように、寝泊まりすることはできません。
ウェイクボードや水上バイクなど、マリンレジャーに対応しているタイプのボートもあります。
クルージングボート
クルージングボートは、マリンスポーツや釣りなど、さまざまな用途に対応しているボートです。
船内に居住できるスペースがあるのが特徴になります。
1人で使用する場合はフィッシングボートやスポーツボートとして、大人数で使用する場合はクルージングを楽しむことが可能です。
クルージングボートは、エクスプレスクルーザー、キャビンクルーザー、モーターヨットの3種類に分類することができます。
エクスプレスクルーザーは高速で航行できることが特徴で、キャビンクルーザーはオーナーヨットに対応できる船室を備えているのが特徴です。
モーターヨットは、居住スペースの設備が充実しています。
キャリアブルボート
キャリアブルボートは、カートップやトレーラーで牽引できる車で運搬が可能なボートのことです。
全長3m未満のエンジン付きのボートを総称して、キャリアブルボートと呼ぶこともあります。
全長3m未満のエンジン付きのボートの運転には、船舶免許が不要です。
マリンスポーツや釣りを手軽に楽しみたい場合に向いています。
クルーザーの内装選びのポイント
クルーザーの内装でこだわりたいポイントを、内装スペースの種類ごとに解説します。
長時間過ごしやすいリビングダイニング
リビングダイニングは、ソファーでゆっくりくつろげるリビングと食事ができる大きめのテーブルが設置されたダイニングが、一体となっているスペースのことです。
ソファーの構造や素材にこだわれば、長時間座っていても疲れることはありません。
リビングダイニングはデッキに設置することもできますが、船内に設置すれば、海風がソファーや食事にあたる心配を少なくできます。
内装のカラーを統一するとリラックスした気分を味わえるでしょう。
独立した広いベッドルーム
クルーザーのベッドルームは、リビングダイニングと同じ空間に設置されている場合や、ベッドルームだけの独立したスペースがある場合もあります。
内装にこだわりたいなら、独立タイプのベッドルームを選ぶのがおすすめです。
ベッドルームに設置するベッドのサイズは、利用する方が余裕を持って横になれるサイズを選びましょう。
間接照明や絵画、音響設備を導入すると、よりリラックスできる空間を作ることができます。
身体への負担が少ない操縦席
操縦席は、目的地まで快適に過ごせる内装に仕上げると身体への負担を最小限にできます。
ドライバーズシートは、機能性や座り心地を重視して選びましょう。
また、操縦をサポートしてくれる機器やシステムがあると、操縦がしやすいです。
屋外に操縦席が設置された、フライングブリッジタイプのクルーザーを選べば、開放感を感じながら操縦ができます。
屋内より視界も広いので、快適な船旅が味わえるでしょう。
十分な機能と設備を備えたキッチン
キッチンスペースには、クルーザーでの料理や食事を快適にするために、十分な機能を持った設備を導入しましょう。
フルサイズのキッチンシンクやオーブン、冷蔵庫があれば、料理がしやすいです。
窓やバルコニーを設置すれば、開放的な気分で料理を楽しむことができます。
快適に過ごすための冷暖房設備
クルーザーで快適な旅を楽しむためには、冷暖房の設備が必須になります。
設置した方がよい冷暖房設備は、次のとおりです。
- ・すべての部屋の温度を効率よく調整できる
- ・温度だけでなく湿度も調整できる
- ・騒音や振動が少ない
- ・省エネ性能に優れている
温度だけでなく、湿度を調整できる機能がついていると、より快適に過ごすことができます。
すべての部屋の温度を調節するためには多くの電力が必要になるので、省エネができるタイプを選択しましょう。
クルーザーの内装デザインの傾向
クルーザーの内装で、人気の高い傾向にあるデザインを紹介します。
ホテルのようなミニマルラグジュアリー
高級クルーザーの内装は、無駄を削ぎ落としたミニマルデザインと最高品質の素材を組み合わせた「ミニマルラグジュアリー」が流行しています。
例えば、白を基調とした内装に温かみのある天然木材を使用すれば、清潔感と高級感を融合させた、洗練された雰囲気を演出することが可能です。
最新テクノロジーとの融合
現代クルーザーには、最新のテクノロジーが内装に使用されています。
例えば照明や空調、セキュリティシステム、自動航行アシストシステムなどです。
タッチパネルやスマートフォンを使用して、クルーザー内のシステムは遠隔操作できます。
テクノロジーの発展によりクルーザーの安全性や利便性は向上し、配線や操作パネルは、デザイン的にも目立たないように配慮されているのが特徴です。
環境に優しいサステナブルデザイン
環境への配慮が重視される時代のため、内装にサステナブルデザインを取り入れるクルーザーが増えています。
サステナブルデザインとは、環境への負担を最小限に抑えたデザインのことです。
例えば内装には、再利用が可能な木材や廃プラスチックのリサイクル素材など、環境に負担のかからない材料を活用しています。
これらの材料は、環境への負担が少ないだけでなく、デザイン性や機能性にも優れているのが特徴です。
サステナブル素材には独特の風合いがあり、耐水性や耐久性が優れているものもあります。
クルーザーのサイズ別内装の特徴
クルーザーのサイズ別に、内装の特徴を解説します。
20フィート前後の小型クルーザー
小型クルーザーは内装のスペースが狭いため、限られたスペースを有効に活用するアイデアが用いられています。
例えばベッドがソファーになったり、テーブルにしたりできる設計であれば、一つの空間に、ベッドルームとリビングがダイニングの役割を持たせることが可能です。
また、内装に明るい色や鏡を使うことにより、実際よりも部屋を広くみせることができます。
壁や床下にスペースを作ることで、必要な装備をスマートに収納することができるでしょう。
30フィート前後の中型クルーザー
中型クルーザーは小型クルーザーに比べて船内空間が広く、ゆとりある内装レイアウトが可能です。
高級な素材を使用することで、洗練された雰囲気を演出できます。
また、オープンデッキを設ければ、小規模から中規模の船上パーティーにも対応できる広さが確保されます。
さらに、フィッシングやマリンスポーツを楽しむ方には、装備を取り出しやすい収納スペースを設けることで、より快適な時間を過ごせるでしょう。
50フィート以上の大型クルーザー
大型クルーザーは、別荘並みの広さを確保できるので、内装も自由に考えることができます。
ベッドルームやダイニング、キッチンやバスルームなど、高級ホテルのような内装に仕上げることが可能です。
プライベートな空間と、共用のスペースを明確に分けることができるので、ストレスを感じることなく、自由な船旅が楽しめます。
クルーザーの価格相場
クルーザー本体の価格相場を、日本製と海外製に分けて紹介します。
日本製のクルーザー
クルーザーは、大きさによって価格が変動します。
日本製のクルーザーのサイズ別の価格相場は、次のとおりです。
サイズ | 価格相場 |
小型(20フィート前後) | 200万〜500万円 |
中型(30フィート前後) | 1000万円前後 |
大型(40フィート前後) | 8000万〜1億円 |
50フィート以上の超大型クルーザーの場合は、メーカーごとに個別での見積もりになります。
中古のクルーザーを購入する場合は新造船よりも安いですが、大幅な値下げは期待できません。
内装を豪華にする場合は、大きさにかかわらず、価格相場よりも金額が高くなるので注意しましょう。
海外製のクルーザー
海外メーカーのクルーザーも大きさや内装の豪華さによって価格は変動しますが、一般的には数千万〜数億円の価格相場とされています。
日本ではクルーザーの製造費用コストが高いため、海外製のクルーザーよりも価格が高いです。
ただし、海外製のクルーザーを購入する場合は、クルーザー本体の費用の他に、輸送費や関税の負担が必要になります。
日本製のクルーザーも高額な船舶税や登録料がかかるので、購入にかかるコストを安く抑えられるのは、海外製のクルーザーといえるでしょう。
クルーザーの内装工事の流れ
内装が劣化してきた場合や、オーダーメイドで豪華にしたい場合は、内装工事を依頼する必要があります。
クルーザーの内装工事を依頼するときの流れは次のとおりです。
1.メールや電話による問い合わせ
2.打ち合わせ
3.見積もり
4.内装工事の契約
5.内装工事の開始
6.完成
内装工事を成功させたいなら、完成イメージを具体的に説明する必要があります。
見積もりを依頼するときは、できるだけ複数の業者に依頼して、工事内容や工事費用を比較してください。
見積もりを確認して納得できれば契約に進みますが、支払いのタイミングや支払い方法を忘れずに確認しておきましょう。
クルーザーの内装工事に関する注意点
最後に、クルーザーの内装工事に関する注意点を解説します。
定期的なメンテナンスが必要
内装工事が完了したら終わりではありません。
内装や設備を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや点検を受ける必要があります。
個人で行うには膨大な時間と手間がかかるので、内装工事業者のアフターサポートや、内装メンテナンスのプロの力を借りましょう。
適切な安全対策を実施する
クルーザー内で安全に過ごすためには、事故を防ぐための安全対策を施すことが大切です。
ライフジャケットや救命浮器、消火設備や無線通信システムなど、いざというときに必要になる装備や設備を確実に用意しておきましょう。
安全対策の整ったクルーザーであれば、安心してクルージングを楽しむことができます。
壊れやすいものは予備を用意しておく
内装の設備で破損しやすいものがある場合や経年劣化するものがある場合は、予備を用意しておくと安心できます。
壊れたり交換が必要になったりしたときに、販売終了してしまう可能性があるからです。
内装の統一感や機能性を維持するためにも、将来的に交換する可能性があるものはストックを用意しておきましょう。
船内清掃を怠らない
オーダーメイドでデザイン性や機能性にこだわった内装が完成しても、掃除を怠ってしまった場合は、高級感のある雰囲気が台無しになってしまいます。
クルーザー内は、定期的な清掃が必要です。
特にクルーザーを利用したあとは汚れているので、船内の清掃を徹底しましょう。
クルーザーの清掃は、管理会社に任せることもできます。
信頼できる管理会社を探して、船内の清掃や設備の点検を依頼してください。
まとめ
今回はクルーザーの内装を考える際のポイントについて詳しく解説しました。
クルーザーの内装を変える際は、デザイン性だけでなく機能性や快適性にもこだわることが重要です。
内装スペースごとに最適なレイアウトや設備の導入を検討し、居心地の良い空間づくりを目指しましょう。
内装工事にかかる費用は、クルーザーの大きさや内装の豪華さによって大きく変動します。
また、業者によって費用や工事内容も異なるため、できるだけ複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
費用や工事内容をしっかり確認したうえで、信頼できる業者にクルーザーの内装工事を依頼しましょう。
おすすめの関連記事