COLUMN
コワーキングスペースの7つの内装デザインポイント!事例や費用相場も紹介!
コワーキングスペースは、単なる作業場所にとどまらず、利用者同士の交流や新たなビジネスチャンスが生まれる場として注目を集めています。
そのため、快適に働ける環境づくりはもちろん、利用者の満足度や生産性を高める内装デザインが重要です。
しかし、どのようなデザインにするべきか、どの程度の費用が必要なのか悩む方も少なくありません。
本記事では、コワーキングスペースの内装デザインの重要性をはじめ、利用者に選ばれる空間づくりのポイント、実際の内装事例、工事費用の相場、さらにコストを抑える方法まで詳しく解説します。
これから開業やリニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
コワーキングスペースで内装デザインが重要な理由
コワーキングスペースの内装デザインは、利用者の満足度や生産性、さらには施設の集客力にも大きく影響します。
快適な作業環境を整えることはもちろん、他施設との差別化を図るためにも内装への工夫は欠かせません。
本章では、コワーキングスペースで内装デザインが重要とされる理由について詳しく解説します。
利用者の第一印象に直結
コワーキングスペースは、初めて訪れた瞬間の印象が利用意欲を大きく左右します。
受付やエントランス、共用スペースの雰囲気などが良いと、利用者は自然と安心感や信頼感を抱きやすくなります。
反対に、整理整頓がされていなかったり暗い印象だったりすると、設備が充実していても魅力が伝わりにくくなるでしょう。
特に、見学や体験利用を行う施設では、第一印象が契約率にも影響するため、内装デザインによって居心地の良さや快適性を視覚的に伝えることが重要です。
ブランドイメージの構築と差別化
コワーキングスペースが増加している現在、他施設との差別化は欠かせません。
その中でも内装デザインは、施設独自のブランドイメージを表現する重要なポイントです。
例えば、スタートアップ向けなら開放感のあるクリエイティブな空間、士業やビジネス利用が中心なら落ち着いた高級感のある空間が求められます。
ターゲットに合わせたデザインコンセプトを明確にすることで、利用者に施設の特徴が伝わりやすくなり、「この場所で働きたい」と思わせる魅力的な空間づくりにつながるでしょう。
生産性と快適性の向上
コワーキングスペースの利用者は、仕事や勉強などに集中して作業を行うことを目的としています。
そのため、内装デザインには生産性を高める工夫が欠かせません。
自然光を活かした照明計画や長時間でも疲れにくい家具の選定、集中しやすい配色やレイアウトなどは、作業効率に大きく影響します。
また、リフレッシュできる休憩スペースや交流エリアを設けることで、メリハリのある働き方も実現できます。
快適性と機能性を両立した空間は、利用者満足度の向上やリピート利用にもつながる重要なポイントです。
コワーキングスペースの7つの内装デザインポイント
コワーキングスペースは、利用者が快適に働ける環境であることはもちろん、施設の魅力やブランド価値を伝える役割も担っています。
そのため、見た目のおしゃれさだけでなく、作業効率や利便性、居心地の良さまで考慮した空間づくりが重要です。
利用者に選ばれる空間づくりのために、特に配慮すべき7つの設計思想を見ていきましょう。
コンセプトに合った内装デザイン
コワーキングスペースの内装を考える際は、まず施設のコンセプトを明確にすることが重要です。
ターゲットがフリーランスなのか、スタートアップ企業なのか、あるいは企業利用が中心なのかによって、求められる空間は大きく異なります。
コンセプトが定まっていれば、配色や素材、家具選びにも統一感が生まれ、施設全体の魅力向上につながります。
また、他施設との差別化もしやすくなり、利用者に強い印象を与えることが可能です。
内装デザインは見た目だけでなく、施設の価値や方向性を表現する重要なポイントになります。
作業しやすい照明
照明計画は、利用者の集中力や快適性を左右する重要なポイントです。
日中は自然光を積極的に取り入れ、開放感のある明るい空間を演出することで、心地よく作業ができるようになります。
また、全体を照らす照明だけでなく、デスク周辺に十分な明るさを確保することで目の疲れを軽減できます。
さらに、エリアごとに照明の色温度を変える方法も効果的です。
集中スペースは白色系、ラウンジスペースは暖色系にすることで、それぞれの用途に適した環境を整えることができます。
移動しやすい動線
コワーキングスペースでは、多くの利用者が自由に移動するため、動線設計が重要です。
通路が狭かったり、作業エリアの近くを頻繁に人が行き来したりすると、集中力の低下につながる可能性があります。
そのため、受付から各エリアへの移動をスムーズにしつつ、集中スペースと通路を適切に分離することが大切です。
また、会議室やラウンジ、複合機などの共用設備へアクセスしやすい配置にすることで、利用者のストレス軽減にもつながります。
快適性の高い素材の選定
床や壁、天井などに使用する素材は、空間の雰囲気だけでなく快適性にも大きく影響します。
例えば、カーペットは吸音性に優れ、静かな作業環境を実現しやすい素材です。
一方で、木目調のフローリングは温かみや高級感を演出できます。
また、壁面に木材やタイルを取り入れることで、デザイン性を高めながら居心地の良い空間を作ることも可能です。
見た目だけでなく、耐久性や清掃のしやすさも考慮しながら素材を選ぶことが重要です。
什器や家具の選定も明確にする
デスクやチェアなどの家具は、利用者の満足度に直結する重要な設備です。
長時間利用することを考慮し、座り心地や作業性に優れたものを選びましょう。
また、収納スペースやロッカーなども十分に確保し、快適に利用できる環境を整えることが大切です。
さらに、家具や什器のデザインを施設のコンセプトに合わせることで、空間全体に統一感が生まれます。
機能性とデザイン性の両方を意識して選定することが重要です。
生産性が向上する工夫を取り入れる
利用者の生産性を高めるためには、働きやすい環境づくりが欠かせません。
観葉植物を配置することで空間に癒やしを与え、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。
また、集中スペースと交流スペースを分けることで、用途に応じた使い分けができます。
さらに、十分な電源設備や高速Wi-Fi環境を整えることも重要です。
内装デザインと機能性を両立させることで、利用者にとって価値の高いコワーキングスペースを実現できます。
コワーキングスペースの内装デザインの事例
本章では、コワーキングスペースの内装デザインの事例を2つ紹介します。
コワーキングスペースの開業やリニューアルを検討している方は、ぜひご覧ください。
事例1

こちらの事例は、「人が自然と集まり、新しいアイデアやコミュニケーションが生まれる空間」をコンセプトに設計されたコワーキングスペースです。
施設内はオープンなレイアウトを採用し、会議スペースやワークエリアを壁で区切るのではなく、植栽を活用してゆるやかにゾーニングしています。
エントランス付近にはラウンジスペースやカウンター席を設置し、利用者同士が気軽に交流できる環境となっています。
また、モニターや共有スペースを設けることで、セミナーやイベントにも対応可能です。
開放感とリラックス感を両立した、現代的なコワーキングスペースの好例といえるでしょう。
事例2

こちらの事例は、既存の建物が持つ素材感を活かしながら、働きやすさとデザイン性を高めたコワーキングスペースです。
木目やモルタルの質感を残しつつ、温かみのある間接照明を組み合わせることで、落ち着いた雰囲気を演出しています。
さらに、収納棚を活用して空間を緩やかに仕切ることで、圧迫感を与えずにエリア分けができています。
ワークスペースにはL字型のデスクを配置し、利用者同士が自然にコミュニケーションを取りやすいレイアウトを採用しています。
快適な作業環境と交流のしやすさを両立した、機能性の高い空間づくりが特徴です。
コワーキングスペースの内装工事費用の相場
コワーキングスペースの内装工事費用は、物件の状態や設備内容、デザインのこだわりによって大きく変動します。
本章では、一般的な費用相場とコストを抑えるポイントを紹介します。
内装工事費用の相場
コワーキングスペースをスケルトン物件から開業する場合、内装工事費用の坪単価は20万〜40万円程度が目安です。
工事内容には床・壁・天井の仕上げ工事に加え、照明や空調、電気配線工事、家具設置費用などが含まれるケースが一般的です。
シンプルなレイアウトであれば比較的費用を抑えられますが、会議室や個室ブースを多く設置する場合はコストが上昇します。
また、デザイン性を重視した内装や高品質な設備を導入する場合も費用が高くなるため、事前に優先順位を整理して予算計画を立てることが大切です。
低コストでコワーキングスペースの内装工事を行うポイント
限られた予算の中でも工夫次第で魅力的なコワーキングスペースを実現できます。
コストを抑えながらも快適性やデザイン性を確保するためには、素材選びや設備の活用方法を工夫することが重要です。
以下では、内装工事費用を抑えるためのポイントを紹介します。
シンプルな素材を選ぶ
内装工事費用を抑えるためには、高価な仕上げ材にこだわりすぎないことが大切です。
例えば、本物の無垢フローリングではなく木目調の塩ビタイルやタイルカーペットを採用することで、見た目の質感を保ちながらコストを削減できます。
また、壁面にはOSB合板や有孔ボードを取り入れることで、デザイン性のある空間を低予算で実現することも可能です。
シンプルな素材でも組み合わせ次第でおしゃれな空間を演出できるため、費用対効果を意識した素材選びが重要です。
居抜き物件の設備を利用する
居抜き物件を活用すると、既存の設備や内装を再利用できるため大幅なコスト削減につながります。
特に、照明や空調設備、電気配線などをそのまま活用できれば、工事費用を大きく抑えることが可能です。
また、デスクやチェアなどの家具も中古品やリユース品を取り入れることで、初期投資を軽減できます。
物件選びの段階で利用可能な設備を確認し、自社のコンセプトに合うものを有効活用することが、低コストのポイントです。
一部の作業をDIYで行う
すべての工事を業者へ依頼するのではなく、一部をDIYで対応することで費用を削減できます。
例えば、壁面の塗装や棚の設置、簡易的なパーテーションの設置などは比較的取り組みやすい作業です。
また、装飾やサイン制作を自社で行うことで、オリジナリティのある空間づくりにもつながります。
ただし、電気工事や設備工事など専門知識が必要な作業は安全面を考慮して業者へ依頼しましょう。
DIYとプロ施工を上手に使い分けることが、コストを抑えるコツです。
コワーキングスペースの内装デザインで注意するべきポイント
コワーキングスペースは、多くの利用者が長時間滞在する施設だからこそ、デザイン性だけでなく快適性や安全性にも配慮する必要があります。
特に音環境や防災対策は、利用者の満足度や施設の信頼性に直結する重要なポイントです。
本章では、内装デザインを計画する際に注意しておきたいポイントを詳しく紹介します。
音響対策
コワーキングスペースでは、集中して作業したい利用者とコミュニケーションを目的とする利用者が混在するため、音環境への配慮が欠かせません。
BGMを流す場合は、作業の妨げにならない音量に調整し、エリアごとに音楽の種類を変えるのも効果的です。
また、広い空間やコンクリート素材を多用した空間では音が反響しやすいため、吸音性の高い天井材や壁材、カーペットなどを取り入れることが重要です。
快適な音環境を整えることで、利用者の集中力や満足度向上につながります。
防災・セキュリティ対策
利用者が安心して利用できる環境を整えるためには、防災対策とセキュリティ対策が欠かせません。
避難経路や誘導灯の設置、防火性能の高い内装材の採用など、消防法に基づいた設備計画を行うことが重要です。
また、不特定多数の人が利用する施設であるため、防犯カメラや入退室管理システムの導入も検討しましょう。
ただし、監視されている印象を与えすぎないよう、機器のデザインや設置場所にも配慮が必要です。
安全性と快適性を両立することが、信頼される施設づくりにつながります。
まとめ
コワーキングスペースの内装デザインは、利用者の満足度や生産性、施設の集客力を左右する重要なポイントです。
コンセプトに沿った空間づくりや快適な動線設計、適切な照明計画を取り入れることで、働きやすく魅力的な環境を実現できます。
また、素材や家具選び、音響対策、防災・セキュリティ対策にも配慮することが大切です。
さらに、居抜き物件の活用や素材選びを工夫することで、コストを抑えながら理想の空間づくりも可能です。
選ばれ続けるコワーキングスペースを目指し、機能性とデザイン性を両立した内装計画を進めましょう。
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