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老人ホームの内装デザインのポイント!施工事例や費用、業者選びまで徹底解説!
老人ホームの内装デザインは、見た目の美しさだけでなく、入居者が安心して快適に暮らせる環境づくりや、介護スタッフの働きやすさを左右する重要なポイントです。
また、施設の第一印象やブランドイメージにも大きく影響するため、入居希望者やその家族から選ばれる施設づくりにも欠かせません。
しかし、安全性やバリアフリー、法令への対応など、一般的な建物とは異なる配慮が必要となるため、どのような内装にすればよいか悩む方も多いでしょう。
本記事では、老人ホームで内装デザインが重要な理由や高齢者施設の種類、内装づくりで押さえたいポイント、施工事例、などを詳しく紹介します。
老人ホームの新築やリニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
老人ホームで内装デザインが重要な理由
ここでは、老人ホームで内装デザインが重要とされる3つの理由について詳しく解説します。
入居者の生活の質(QOL)を向上させる
老人ホームの内装は、入居者の生活の質を左右する重要なポイントです。
廊下やトイレに手すりを設け、段差をなくすことで、安全に移動しやすい環境を整えられます。
ナースコールを使いやすい位置に設置すれば、緊急時の不安も減らせます。
また、自然光や落ち着いた照明、温かみのある色を取り入れることも効果的です。
身体面と精神面の両方に配慮した、快適に暮らせる空間づくりが求められます。
施設への満足度と信頼性を高める
安全性と居心地の良さを兼ね備えた内装は、入居者や家族の満足度を高めるポイントです。
清潔感のある空間や統一されたデザインは、施設見学時にも好印象を与えます。
快適な環境で長く生活できれば、施設に対する愛着や安心感も生まれるでしょう。
さらに、入居者や家族から高い評価を得ることで、口コミによる認知拡大も期待できます。
介護スタッフの業務効率を向上させる
使いやすい内装と無駄のない動線は、介護スタッフの業務負担を減らします。
備品や介護用品を適切な場所に収納すれば、準備や片付けを効率よく進めることが可能です。
車椅子や介護ベッドが通りやすい通路幅も、円滑な介助に欠かせません。
また、更衣室や休憩室を快適に整えることは、スタッフの働きやすさにつながります。
スタッフが快適に働ける環境は、サービス品質の向上や職場への定着率にもつながり、結果として入居者へのより良い介護サービス提供に役立ちます。
高齢者施設の種類
高齢者施設には、運営主体や対象者、提供するサービスによってさまざまな種類があります。
ここでは、民間施設と公的施設に分けて、主な高齢者施設の種類を紹介します。
民間施設
民間施設は、民間企業や医療法人、社会福祉法人などが運営する高齢者向け施設です。
ここでは、代表的な民間施設である以下の5種類について紹介します。
・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
・グループホーム
それぞれ詳しく解説します。
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームは、食事や清掃などの日常生活支援に加え、施設スタッフによる介護サービスを受けられる施設です。
入居者の介護度が高い場合にも対応しやすく、24時間体制でスタッフを配置している施設もあります。
そのため、居室や食堂、浴室などを効率よく移動できる動線設計が欠かせません。
浴室には手すりや介護用リフトを設置し、安全な入浴を支える必要があります。
共用スペースに植物や自然を感じられる装飾を取り入れることで、心穏やかに過ごせる環境づくりも可能です。
住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームは、食事の提供や洗濯、清掃、安否確認などの生活支援サービスが付いた高齢者向け住宅です。
比較的自立している方から介護を必要とする方まで、施設の受け入れ条件に応じて幅広く入居できます。
介護が必要になった場合は、訪問介護や通所介護など外部のサービスを個別に契約して利用する仕組みです。
施設内はバリアフリーを基本とし、居室のほか、食堂やラウンジ、レクリエーションスペースを設けるケースも少なくありません。
自宅に近い落ち着きと、共同生活の楽しさを両立した空間が求められます。
健康型有料老人ホーム
健康型有料老人ホームは、介護を必要とせず、自立した生活を送れる高齢者を主な対象とする施設です。
食事や清掃などの生活支援を受けながら、趣味や交流を楽しめる暮らしを提供しています。
館内にはスポーツ設備や娯楽室、レストラン、ラウンジなどを設けている施設もあり、活動的な生活を続けやすい点が特徴です。
一方、入居後に介護が必要となった場合は、契約内容によって退去や住み替えを求められることがあります。
内装には安全性だけでなく、上質さも重視される傾向にあります。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー構造を備えた高齢者向けの賃貸住宅です。
安否確認と生活相談のサービスが提供されるため、一人暮らしに不安を抱える高齢者でも安心して生活しやすくなります。
介護サービスは基本的に外部の事業者と契約して利用するため、必要な支援を選びながら比較的自由な暮らしを続けられる点が特徴です。
施設によっては介護スタッフが常駐するタイプもあり、入居条件やサービス内容には違いがあります。
内装では一般住宅に近い居心地を保ちつつ、転倒防止や車椅子での移動に配慮した設計が必要です。
グループホーム
グループホームは、認知症の高齢者がスタッフの支援を受けながら、少人数のグループで共同生活を送る施設です。
家庭に近い環境のなかで、食事の準備や掃除などをできる範囲で行い、認知機能の維持や穏やかな暮らしを目指します。
施設内は生活単位となるユニットごとに、居室や食堂、リビング、キッチン、浴室、トイレなどを配置するのが一般的です。
認知症の方が混乱しにくいよう、わかりやすい色分けやサイン表示を取り入れる工夫も求められます。
家庭的な雰囲気と安全性を両立させた内装が重要です。
公的施設
公的施設は、自治体や社会福祉法人などが運営し、介護や医療、生活支援を必要とする高齢者を対象とした施設です。
ここでは、代表的な公的施設である以下の5種類について解説します。
・ケアハウス
・特別養護老人ホーム(特養)
・介護老人保健施設(老健)
・介護医療院
・デイサービス
それぞれ詳しく解説します。
ケアハウス
ケアハウスは、家庭環境や身体機能などの理由により、自宅での生活に不安がある高齢者を対象とする老人ホームです。
食事や生活相談などの支援を受けながら、比較的自立した生活を続けられます。
居室は個室を基本とし、施設によっては二人で入居できる部屋を用意している場合もあります。
居室内にはトイレや洗面設備、簡易的な調理設備などを設け、浴室や食堂、談話室は共用とする設計が一般的です。
プライバシーを守りながら、入居者同士が自然に交流できる内装計画が重要となります。
特別養護老人ホーム(特養)
特別養護老人ホームは、常時介護が必要で、自宅での生活を続けることが難しい高齢者を受け入れる施設です。
食事や入浴、排せつ、着替えなどの日常生活全般にわたる介護を提供します。
館内には居室のほか、食堂、浴室、トイレ、共同生活室、機能訓練スペースなどが必要です。
入居者の介護度が高いケースも多いため、介護ベッドや車椅子を無理なく移動できる広さを確保しなければなりません。
スタッフが入居者の様子を把握しやすく、緊急時にも速やかに対応できる動線設計が求められます。
介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設は、病院を退院した高齢者が、リハビリテーションを受けながら自宅復帰を目指す施設です。
医師の管理のもと、看護や介護、機能訓練、食事、入浴などのサービスが提供されます。
長期的な生活の場というよりも、在宅復帰に向けた一定期間の支援を目的としている点が特徴です。
そのため、内装ではリハビリスペースや診察室、療養室、浴室などを機能的に配置する必要があります。
歩行訓練を安全に行える通路や手すりを整え、利用者が自立に向けて意欲的に取り組める明るい空間にすることが大切です。
介護医療院
介護医療院は、長期的な医療ケアと日常生活上の介護を必要とする高齢者が入所する施設です。
たんの吸引や経管栄養などの医療的な対応を受けながら、生活の場として長期間過ごせる点が特徴となります。
施設内には療養室や診察室、処置室、機能訓練室、浴室、レクリエーションスペースなどが設けられます。
医療機器を安全に使用できる環境に加え、スタッフが迅速に移動できる動線も欠かせません。
一方で、病院のような無機質な印象にならないよう、温かみのある色や素材を取り入れる配慮も必要です。
デイサービス
デイサービスは、自宅で暮らす高齢者が日帰りで通い、食事や入浴、機能訓練、レクリエーションなどを受ける施設です。
利用者の心身機能を維持するとともに、家族の介護負担を減らす役割も担っています。
施設内には食堂や機能訓練スペース、浴室、休憩室、相談室などを設けるのが一般的です。
送迎車から施設内へ安全に移動できるよう、段差をなくし、十分な通路幅を確保する必要があります。
また、短時間でも楽しく過ごせるよう、明るい色彩や季節感のある装飾を取り入れた親しみやすい空間づくりも効果的です。
老人ホームの内装デザインで押さえたい7つのポイント
老人ホームの内装デザインでは、見た目の美しさだけでなく、安全性や快適性、介護のしやすさを考慮した設計が欠かせません。
ここでは、老人ホームの内装デザインで押さえておきたい7つのポイントを紹介します。
・法令や設備基準を満たした設計にする
・施設のコンセプトに合わせてデザインを統一する
・ユニバーサルデザインを取り入れる
・介護度に適した空間を設計する
・清潔感のある内装にする
・コミュニケーションスペースを設ける
・自然光や緑を取り入れた快適な空間をつくる
それぞれ詳しく解説します。
法令や設備基準を満たした設計にする
老人ホームを設計する際は、建築基準法や消防法、バリアフリー法など、さまざまな法令や設備基準を満たす必要があります。
避難経路の確保や防火設備の設置、車椅子でも移動しやすい通路幅の確保など、安全性に関わる項目は特に重要です。
また、施設の種類によって必要な設備や基準が異なるため、事前に確認しておかなければなりません。
法令を遵守しながら機能性とデザイン性を両立させることが、安心して暮らせる施設づくりにつながります。
施設のコンセプトに合わせてデザインを統一する
老人ホームの内装は、施設のコンセプトに合わせてデザイン全体に統一感を持たせることが大切です。
たとえば、高級感を重視する施設であれば上質な素材や落ち着いた色合いを、家庭的な雰囲気を目指す施設であれば木目調や温かみのあるインテリアを取り入れる方法があります。
コンセプトが明確になることで、入居者や家族に施設の魅力が伝わりやすくなるでしょう。
施設全体で一貫した世界観を演出することが、信頼感やブランド価値の向上にもつながります。
ユニバーサルデザインを取り入れる
老人ホームでは、年齢や身体機能に関係なく誰もが使いやすいユニバーサルデザインを取り入れることが重要です。
段差をなくした床や滑りにくい床材、車椅子でも通行しやすい広い通路などは、安全性を高める基本的な設備といえます。
また、手すりの設置や見やすい案内表示、開閉しやすい扉なども快適な生活を支えるポイントです。
入居者だけでなく、家族や介護スタッフにとっても利用しやすい環境を整えることで、施設全体の利便性が向上します。
介護度に適した空間を設計する
入居者の介護度に応じた空間づくりも、老人ホームでは欠かせないポイントです。
介護度が高い施設では、介護ベッドや車椅子を利用しやすい広さを確保し、居室内にトイレや洗面台を設置するケースもあります。
特に浴室は、安全に介助できる広さや手すり、介護リフトなどの設備を整えることが重要です。
施設の対象者に合わせた設備を計画することで、入居者の負担を軽減するとともに、介護スタッフの作業効率向上にもつながります。
清潔感のある内装にする
老人ホームでは、常に清潔感を感じられる内装を意識することが大切です。
白やベージュなど明るい色を基調とした内装は、施設全体を広く明るく見せる効果があります。
また、汚れが目立ちにくく清掃しやすい建材を選ぶことで、美しい状態を維持しやすくなるでしょう。
さらに、ホテルやカフェのような落ち着いたデザインを取り入れることで、従来の介護施設のイメージを和らげることも可能です。
機能性とデザイン性を両立した空間は、入居者や家族の安心感にもつながります。
コミュニケーションスペースを設ける
老人ホームでは、入居者同士やスタッフとの交流を促すコミュニケーションスペースを設けることも重要です。
食堂やラウンジ、談話コーナーなどを設置することで、自然な会話やレクリエーションが生まれやすくなります。
一方で、常に人と接する環境では疲れてしまう入居者もいるため、プライバシーへの配慮も欠かせません。
可動式パーテーションや半個室スペースを設けるなど、1人でも落ち着いて過ごせる場所を確保することが快適な施設づくりにつながります。
自然光や緑を取り入れた快適な空間をつくる
老人ホームでは、自然光や植物を取り入れた空間づくりも大切なポイントです。
大きな窓から日差しを取り込み、季節の移り変わりを感じられる環境は、入居者の心身の健康維持にも役立ちます。
また、観葉植物や中庭、庭園などを設けることで、施設内でも自然を身近に感じられるでしょう。
散歩ができる屋外スペースや休憩できるテラスを設置すれば、気分転換や軽い運動の機会も増えます。
明るく開放感のある空間は、毎日の暮らしに安心感とゆとりを与えてくれます。
老人ホームのコンセプトに合わせた内装デザイン事例
ここでは、老人ホームの施工事例ではありませんが、高齢者施設の空間づくりの参考となるコンセプト別の内装デザイン事例を紹介します。
事例1

こちらの事例は、「ホテルライクな上質な暮らし」をコンセプトにした高級感あふれる空間です。
リビングにはブラックミラーを採用し、複数のモニターを美しく一体化させることで、洗練された印象を演出しています。
また、ダイニングには大判タイルやシャンデリアを取り入れ、落ち着きのあるラグジュアリーな雰囲気を実現しました。
老人ホームでも、共用ラウンジやエントランスに上質な素材や照明計画を取り入れることで、入居者が心地よく過ごせる空間をつくれます。
事例2

こちらの事例は、「四季の自然を室内から楽しめる空間」をテーマに設計されたリノベーションです。
大きな開口部を設けることで、季節ごとに変化する景色や自然光を室内へ取り込み、開放感のある空間を実現しています。
また、既存の木材を活かしながら現代的な機能を融合させることで、温かみと快適性を兼ね備えたデザインに仕上げています。
老人ホームでも、大きな窓や中庭、木目調の素材を採用することで、自然を身近に感じられる落ち着いた空間づくりができ、入居者の心身のリラックスにもつながるでしょう。
老人ホームの内装工事費用と業者選び
老人ホームの内装工事は、施設の規模や種類、導入する設備によって費用が大きく異なります。
また、安全性や法令への対応が求められるため、価格だけで業者を選ぶことはおすすめできません。
ここでは、老人ホームの内装工事費用の目安と、信頼できる内装工事業者を選ぶポイントについて解説します。
介護施設の内装工事費用
老人ホームの内装工事費用は、スケルトン物件の場合で坪単価20万〜40万円程度が一般的な目安ですが、特殊な介護・医療設備の導入や仕様によっては坪40万〜80万円程度まで変動します。
ただし、施設の種類や規模、居室数、介護設備の内容によって費用は大きく変動します。
工事費には床・壁・天井の仕上げをはじめ、間仕切りや建具、水回り設備、造作家具、デザイン設計費などが含まれるのが一般的です。
また、特殊な介護設備や医療設備を導入する場合は追加費用が発生するケースもあります。
介護施設の内装工事業者を選ぶポイント
老人ホームの内装工事を依頼する際は、介護施設の施工実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
介護施設には法令や設備基準への対応が求められるため、専門知識を持つ業者であれば、安全性や使いやすさを考慮した提案が期待できます。
また、見積書の内容が明確であるか、アフターサポートが充実しているかも確認しておきましょう。
さらに、居抜き物件の活用や補助金・助成金の利用について相談できる業者であれば、内装工事費用を抑えながら理想の施設づくりを進めやすくなります。
老人ホームの内装デザインで注意すべきポイント
老人ホームの内装では、デザイン性だけでなく安全性や機能性にも配慮することが大切です。
病院のような無機質な空間を避け、木目調の素材や温かみのある色彩を取り入れることで、安心して過ごせる環境を演出できます。
また、介護スタッフが見守りやすい動線や、利用者の身体状況に合わせた設備、ユニバーサルデザインの採用も欠かせません。
さらに、建築基準法や消防法などの設備基準を遵守し、防火性能を備えた建材を使用することも、安全性の高い施設づくりにつながります。
まとめ
老人ホームの内装デザインは、入居者が安心して快適に暮らせる環境づくりや、介護スタッフの働きやすさを左右する重要なポイントです。
施設のコンセプトに合ったデザインを取り入れながら、安全性やユニバーサルデザイン、法令への適合にも十分配慮する必要があります。
また、内装工事では、介護施設の施工実績が豊富な業者へ相談することも大切です。
利用者に選ばれ、長く愛される老人ホームを目指すためにも、機能性とデザイン性を兼ね備えた内装づくりを心掛けましょう。
エイケーでは、お客様の要望に沿った唯一無二の内装デザインを提案、設計させていただいております。
ご興味のある方はこちらから当社ホームページをご覧ください。
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