COLUMN
【後悔しない別荘選び】第1回:購入費用や中古・格安物件の注意点は?
withコロナ時代の旅行やレジャーとして、家族や仲間だけで過ごせる「別荘」にいま注目が集まっています。
また、リモートワークの普及により、別荘に長期滞在して自然いっぱいのロケーションの中で働くスタイルが叶いそうな人もいるでしょう。
そこで、今回からは「後悔しない別荘選び」を全4回にわたってお届けします。
第1回目は購入にあたっての費用や注意点など、まずは最低限知っておきたいポイントを解説します。
別荘購入費用のめやすと相場
別荘購入の費用は、基本的には土地と建物に税金や保険などをプラスした合計額になります。
相場は立地や築年数などにより千差万別ですが、人気の観光地に近く、新築や比較的新しい建物なら、2000~4000万円の価格帯が多いでしょう。
いっぽう、マイナーな場所の中古別荘なら、300~500万円程度で手に入る物件もあります。
ローンで別荘を購入する場合、一般の住宅ローンは使えないため、金利が高めの「セカンドハウスローン」、または条件を満たせば「フラット35」も利用できます。
中古の別荘を選ぶときのコツ
現在は団塊の世代が別荘を手放すタイミングとも言われ、状態の良い中古の別荘も選択肢に入れるのがおすすめです。
ただし中古の別荘は購入後に水回りや害虫対策などの修繕・リフォームが必要なことも多く、その費用も考えておく必要があります。
また、建築時には問題なかったものの、その後に法律が変わり、今後建て替えができない物件もありますので、移住や資産化(売却)を考えている人は特に注意が必要です。
格安・投げ売りの別荘を購入するときの注意点
50~100万円など、格安の別荘が売りに出されていることもありますが、修繕やリフォーム費用を加算すると、結局は300万円~500万円程度になることがほとんどといわれます。
そのほか「安い理由」として、次のような点がないか注意しましょう。
- 自宅から遠すぎる(片道2時間以上)…結局ほとんど行けない、交通費がかかる
- 病院や店まで遠すぎる…子どもや高齢者の滞在に不安
- 豪雪地帯や海辺の立地…雪の重みや塩害で建物の損傷が早い
- バリアフリーでない…高齢になったときに不便で手放さざるを得ない
おわりに
「後悔しない別荘選び」シリーズ1回目は、別荘の購入にかかる費用や基礎知識、見逃しがちな注意点などを紹介しました。
次回は、「別荘を建築するときの手順やポイント」をお届けします。
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