COLUMN

2020.05.18

〈失敗しない美容クリニック05〉【美容クリニックのトレンドを読み解く!】~経営・施術から内装デザインまで~

「失敗しない美容クリニック開業」第5回目は、令和の美容クリニック経営に見られるトレンドや傾向について解説します。

 

美容クリニック、施術のトレンドは?

 

近年の美容クリニックの施術内容は、広くざまざまなニーズに対応するよりも、専門性を高めジャンルを特化したクリニックに人気が集まる傾向です。

また、より患者1人1人にカスタマイズしたきめ細かい対応が好まれ、施術前の段階で医師本人のカウンセリングが受けられたり、敏感肌に対応したり、ドクターズコスメのオーダーなどを行ったりするクリニックが増えています。

 

マーケティングの傾向は

 

2020年春から、大手予約クーポンサイトに美容クリニック専門のチャンネルが新登場するなど、美容医療にもよりわかりやすいメニューや価格の設定が求められています。

それと同時に、インターネットを活用して問い合わせを受け付けたり、期間限定のキャンペーンを実施するなど双方向のコミュニケーションを行ったり、SNSで特色を発信したりするクリニックが増えています。

今後は単に低価格なだけでは集患につながらず、よりターゲットを絞り込み、WEBを活用したマーケティングへとシフトする必要があるでしょう。

 

開院時のドクターの年齢も変化

 

近年は医局に所属せず、30代で開院を視野に入れるドクターが増えてきた傾向があります。

また開業時の融資についても、比較的低金利の傾向が続いており、さらに幅広い年代での開業開院が増えてくるでしょう。

 

内装デザインのトレンドは

 

美容クリニックを含め、個人クリニックのデザインは全体的に、自然素材を取り入れたナチュラルで心地良い空間が好まれる傾向にあります。

居心地のよしあしが待ち時間のストレス軽減やリピーター増につながるため、引き続き内装デザインの重要性は大きなものとなるでしょう。

また、ドクター自身のモチベーションはもちろんのこと、今後も人手不足が予想される中、スタッフにも「ここでずっと働きたい」と思われるような快適な空間づくりは必須といえます。

2020年以降のトレンドとしては、感染症対策も視野に入れた待合室・受付・トイレなどのレイアウトや設計も必要となってきます。

 

 
おわりに

 

「失敗しない美容クリニック」シリーズ5回目は、近年の美容クリニックのトレンド・傾向と、今後の見通しについて解説しました。

美容クリニック開業時の参考となれば幸いです。

 

参考記事:〈失敗しない美容クリニック04〉【美容クリニック開業】内装デザイン会社選びで重視するべきポイントは?
https://www.ak-co.jp/column/clinic-04/

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