COLUMN
【後悔しない別荘選び】第2回:別荘を建てるなら?建築費用やおすすめの間取り
コロナ禍で海外旅行や大勢での集まりが難しい今、家族や仲間だけで過ごせる「別荘」が注目されています。
人生でも大きな買い物といえる「別荘」。買って後悔しないための基礎知識やヒントを全4回にわたってお届けします。
第2回目の今回は、既設の別荘を買うのではなく、自分たちで一から建てたい場合の費用や注意点などを解説します。
別荘を建築する時の流れ
既製の新築別荘や中古別荘を購入するのと違い、別荘を一から建てる場合は、一般の住宅と同様の手順が必要です。
まずは打ち合わせで建築事務所や工務店へ希望を伝え、現地調査を経て設計プランや見積もりが提示されます。
その後は以下のような流れ(一部前後する場合あり)です。
1. 契約
2. 建築確認申請
3. 整地(伐採・抜根・解体など)・基礎工事
4. 地鎮祭(希望に応じて)・着工
5. 棟上げ・屋根葺き
6. 壁・床工事
7. 電気・配管・内装工事
8. 植栽・外構工事
9. 検査・施主確認
10. 竣工
11. 引き渡し
間取り・傾斜など、別荘ならではのポイントは
別荘地の特徴として、
- 比較的広い敷地を確保できる
- 傾斜地が多い
などがあげられます。
平屋はメンテナンスが容易でデザインの自由度が高く、広い土地が手に入る別荘地にはおすすめの選択といえます。
リビングの一面をテラスにして眺望を楽しんだり、バーベキューコンロやハンモックを設置できる広いバルコニー、暖炉や薪ストーブを設置したりと、別荘ならではのメリットを生かした間取りを楽しみましょう。
傾斜地の基礎工事は数種類あり、地盤調査の結果や眺望、コストパフォーマンスなどを考えて決定します。最近はドローンで部屋の想定位置からの眺望を確認できる場合もあります。
別荘建築費用はどの程度かかる?
別荘建築費は、一般住宅と同じく、土地+設計施工費用+税金などの諸費用の合計額となります。
土地代は立地や広さで大きく変わり、軽井沢など人気の別荘地では、2000万円など首都圏と変わらないケースもありますが、それ以外では、200~300万円で取得できることも珍しくありません。
設計施工費用も、自由なだけに千差万別。叶えたいことの優先順位をつけるのが成功のポイントです。
そのほか、別荘地特有の事情として、別途
- ライフラインの引き込み費用
- 温泉の権利取得費用
などで数十~数百万の費用がかかる場合もありますので注意が必要です。
おわりに
「後悔しない別荘選び」シリーズ2回目は、オリジナルの別荘を建築する場合のポイントをまとめて紹介しました。
次回は、「別荘の管理費用や管理方法」についてお届けします。
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