COLUMN
脱毛サロンの内装をおしゃれにするポイント!内装費用を抑える方法も紹介!
脱毛サロンでこんなお悩みや疑問はありませんか?
「お客様を集めたい」
「費用はどれくらいかかるのかな」
「開業したいけどポイントがわからない」
本記事では、脱毛サロンの内装をおしゃれにするポイントから内装費用を抑える方法まで紹介します。
脱毛サロンの開業や内装工事をご検討中の方は、ぜひご覧ください。
脱毛サロンの内装をおしゃれにするポイント
脱毛サロンの内装をおしゃれにして、お客様にとって居心地の良い空間を作りましょう。
店舗の内装はリピーターを獲得する上で必要な要素です。
具体的な4つのポイントを、ご紹介していきます。
コンセプトを明確にする
1つ目のポイントは、脱毛サロンのコンセプトを明確にすることです。
まずは、場所やターゲット層を想定します。
ターゲット層を絞るために以下の2つを明確にします。
- ニーズ(全身脱毛や部分脱毛、セルフ脱毛)
- 脱毛を求める顧客(年齢層、性別、生活行動)
上記から内装の方向性が見えてきます。
- 高級感のある空間にしたいのか
- カジュアルで親しみやすい空間にしたいのか
です。
例えば、30代男性をターゲットにしたセルフ脱毛の場合の内装は、シンプルな親しみやすい内装が良いでしょう。
会社終わりの施術も予想できるため、リラックスできる内装が好ましいです。
30代女性の全身脱毛の場合では他のお客様と対面しないようにプライバシーに配慮して、個室の待合室があると良いでしょう。
また、お子様連れの主婦の方に対応したキッズスペースがあるとより良いです。
このように、ターゲット層を考えながらコンセプトを決定していくと良いでしょう。
清潔感や非日常感にこだわる
2つ目のポイントは、清潔感や非日常感にこだわることです。
脱毛サロンでは、お客様の肌に直接触れることもあるので、清潔さを意識したサロンである必要があります。
例えば、
- 床に髪の毛が落ちている
- 施術のベッドが汚れている
などの場合は、評価が大きく下がりますので、清潔感にこだわることがポイントです。
「おしゃれで綺麗」
「今日は特別な気分」
「快適で居心地がいい」
などとお客様に感じていただけるような内装なら、リピートに繫がりやすくなります。
コンセプトを設計して、サロンのベースカラーを決めましょう。
特に、清潔感のある白、ベージュ、グレー、ブラウンがオススメです。
施術スペースの他にも「トイレ・受付・音響設備」などの設備に関しても清潔感や非日常感
を意識した空間にしましょう。
スペースに適した照明と配色を選ぶ
3つ目のポイントは、スペースに適した照明と配色を選びましょう。
脱毛サロンのコンセプトに基づいて、各スペースの照明の明るさや色を選びます。
光を広げる効果が、重要です。
空間を大きく見せると、店舗の雰囲気が変わります。
照明のオススメは、以下の4つです。
- 天井から吊るすペンダントライト
- 天井に埋め込まれるダウンライト
- 向きを変えられるスポットライト
- 持ち運びができるスタンドライト
全体照明と部分照明を組み合わせると、より明るくおしゃれになります。
例えば、受付スペースを暖色系の照明で照らすことで、店内の落ち着いた雰囲気を感じてもらいやすいです。
照明は内外装を変えずに店舗の雰囲気を変えることができるので、サロンに適した照明を選んでみてください。
プライバシーを守るようにレイアウトする
4つ目のポイントは、プライバシーを守るようにレイアウトすることです。
顧客が肌を出すスペースでは、プライバシーの保護は必須条件です。
例えば、以下の通りです。
- 施術スペース
- カウンセリングスペース
お客様同士の音や視線が気にならないように、防音材や遮音性のある壁を使うなどの配慮が必要です。
基本的に施術室は、「パーテーション」や「カーテン」で半個室に区切られています。
半個室のメリットとデメリットを解説します。
半個室とは「一定のプライバシーを保たれつつも、壁や建具で完全に仕切られていない個人用スペース」です。
メリットは、
- 導入コストが安いこと
- 仕切りを柔軟に活用できる
- 感染症対策に繫がる
デメリットは、
- 広い物件が必要になる
- 顧客の回転数が低下する
- 丁寧な接客がしづらくなる
お客様が落ち着いて過ごしていただけるようプライバシーに配慮した内装を目指しましょう。
脱毛サロンの内装で欠かせないスペース
おしゃれな脱毛サロンの内装を目指していくために、動線スペースの確保は必須です。
お客様とスタッフの確保すべき動線スペースを紹介します。
動線スペース
脱毛サロンに必要な動線は、大きく分けて以下の2つです。
- お客様の動線
- スタッフの動線
脱毛サロンで、快適な空間を提供するにはスタッフ側の動線も重要になります。
動きにくい動線でスタッフが慌ただしく動いていると、お客様はリラックスできません。
これでは、顧客のリピート率が下がってしまうため、早急な対処が必要です。
快適な空間を作るためには、お客様だけでなくスタッフの動線にも気をつけましょう。
お客様の動線とスタッフの動線スペースについてそれぞれ紹介します。
お客様の動線スペース
脱毛サロンの雰囲気は、玄関から伝わります。
自宅とサロンを兼ねている場合は、どうしても生活感が出やすいため注意しましょう。
そういった生活感をなくすためのポイントは以下の3つです。
- こまめに掃除をする
- 掃除のしやすいレイアウトにする
- スッキリとする収納スペースを利用する
これらを意識して、改めて玄関をチェックしてみてください。
スタッフの動線スペース
スタッフの動線とは、作業するスペースのことです。
スタッフの動線を確保できていない場合、以下の通りになります。
- 作業効率が落ちる
- バタバタとスタッフが動きまわる
- お客様が満足できないサロンになる
そのため、カウンセリングから施術までの動きをシミュレーションすることが大切です。
その結果、スタッフが働きやすい環境になり、お客様もリラックスできるサロンになります。
受付スペース
第一印象は、受付スペースの見た目で決まります。
受付スペースと外観とのつながりが関連していることで、そのサロンのコンセプトを表現できるので、インテリアや小物もそれに合ったものを選定しましょう。
素材や配色もこだわることでよりそのサロンのコンセプトをアピールすることができます。
インテリアや小物など統一感を重視した配置にしましょう。
カウンセリングスペース
カウンセリングスペースでは、お客様の肌の状態や仕組みなどの説明をしたり、要望や悩みをヒアリングしたりする場所なので、プライバシー保護されていることが条件です。
また、この内装はお客様が落ち着いて相談できるように温かみのある落ち着いた個室が良いでしょう。
落ち着きのある空間であることは重要ですが、個室でもお客様に圧迫感を与えないような広々とした空間が理想的です。
施術スペース
施術スペースでも顧客が施術を受けながらリラックスできるように、温かみと清潔感のある内装デザインが適しています。
温かみや清潔感のある配色や、汚れの目立たない素材がおすすめです。
施術の内容によって、個室や半個室を選択できます。
半個室の場合は、パーテーションやカーテンで仕切るため圧迫感を感じないスペースが必要です。
個室の場合は、広い部屋に個室をレイアウトするため壁工事費用がかかります。
内装の壁の相場は、約100万円以上です。
詳しい費用の内訳は、次の章で解説していきます。
休憩スペース
長時間の施術で疲れた身体を休めるためのソファーや、着替えのための姿見もあるとより快適に過ごしやすくなります。
また、仕事中に手軽にとれる飲み物があると、スタッフの満足度が向上するため、コーヒーメーカーやウォーターサーバーなどを導入するのも良いでしょう。
脱毛サロンの内装事例
脱毛サロン成功の鍵は内装にあります。
接客や施術スキルも重要ですが、内装は提供するサービスと同等に重要です。
そのため、脱毛サロンの開業やリニューアルを考える中で、内装工事をどのように進めていけば良いのか悩んでしまうのではないでしょうか。
次に内装事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
清潔感のあるサロン
清潔感のある内装は、安心感を与える脱毛サロンに重要な要素です。
清潔感を感じさせるように、内装の色が白で統一されているサロンも多くあります。
明るい白の空間は、スッキリとした印象があり、家具や設備もシンプルにすることで、広々とした空間を作り出せます。
またトイレは、ベージュやグレーのカラーを採用するなどして配色の使い分けをすると、視覚的に施術スペースと区別できます。
壁面や壁から、明るく開放的な雰囲気を実現でき、さらに自然光を入れることでより明るい内装にすることができます。
脱毛サロンの内装工事の費用相場
脱毛サロンの内装を工事するには、各種費用が必要です。
ここでは、それぞれの箇所の内装工事費用の相場と内訳を紹介します。
工事費用の相場
脱毛サロンの内装工事費用は、坪単価10万〜50万円程度です。
ただし、物件の規模や種類によって工事費用は変わります。
物件の種類については以下の2種類です。
- 居抜き
- スケルトン
それぞれの意味と特徴を、解説していきます。
居抜き物件とは「設備・什器が施工された状態」で賃貸される物件のことで、スケルトン物件とは「建物の躯体」だけの物件です。
費用は居抜き物件の方が譲渡される分、安くなります。
居抜き物件の内装工事費用は、坪単価10万〜30万円程度かかります。
しかし、譲渡された造作が古い場合は修繕費で割高になるため注意です。
そのため、譲渡される造作の種類や状態を確認する必要があります。
一方のスケルトン物件の内装工事費用は、坪単価30万〜50万程度です。
工事費用の内訳
脱毛サロン内装工事費用の内訳をまとめてみました。
平均的な20坪のスケルトン物件を工事する費用を試算しています。
内装工事費用の内訳 | 費用の割合 | 費用の試算 |
デザイン費 | 全体の10% | 100万~150万 |
施工管理費 | 全体の10% | 100万~150万 |
内装費(壁や床)など | 全体の40% | 400万~600万 |
設備費(電気や水道)など | 全体の30% | 300万~450万 |
諸経費 | 全体の10% | 100万~150万 |
合計 | 100% | 1000万〜1500万円 |
内装費と設備費で、全体の70%を占めます。
施工する内装グレードによっても、変動します。
グレード | 費用(一坪あたり) | 平均総額(15坪) |
ライトグレード | 約30万円~ | 450万円 |
ミドルグレード | 約50万円~ | 750万円 |
ハイグレード | 約70万円~ | 1050万円 |
内装や工事があまりない居抜き物件は、坪単価10万円程度で済む場合もあります。
これらの表から、内装工事費用を検討してみてください。
脱毛サロンの内装費用を抑える方法
脱毛サロンの、内装費用を抑える方法を解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ワンストップの専門業者に依頼する
ワンストップのサービスは、見積もりから施工まで1本のため中間マージンが発生しません。
そのため、トータルコストを抑えることができます。
メリットは3つです。
- コミュニケーションコストを抑えられる
- 全体像が見えやすい
- 一括管理のため抜け漏れを未然に防げる
コミュニケーションコストを抑えられるのが、ワンストップサービスの魅力です。
ワンストップサービスの業者なら、規模間や要望に応じて作業工程とそれにかかる期間を最適に調整してくれます。
居抜き物件で行う
内装費用を抑える方法2つ目は、居抜き物件で行うことです。
居抜き物件は、新しく1から設計するよりも内装・塗装費用を抑えることができます。
特にオススメなのは、元々脱毛サロンが入居していた物件です。
既にサロン経営に適した内装になっているため、大幅な改築が必要ありません。
しかし、脱毛サロンだった居抜き物件を自ら見つけるのは困難なので、不動産会社に連絡をして、常に居抜き物件が出ないかチェックしてもらいましょう。
部分的なDIYやレンタルサービスの利用
内装費用を抑える方法3つ目は、DIYやレンタルサービスを利用することです。
技術的に可能ならば、棚や壁、機材や施術道具を収納するためのボックスを自作してみましょう。
DIYのメリットは、費用を抑えられるだけでなく好きなようにアレンジが可能なところです。
余分なスペースを削減できることや、サロンにあったイメージの家具を用意できます。
また、借りて済む機材はレンタルで調達することも1つの手段です。
決まった時間のみ施術場所を借りることができる、レンタルサロンもあります。
相見積もりを行う
内装費用を抑える方法4つ目は、相見積もりを行うことです。
ほとんどの内装工事には、数百万円の多額な費用が発生します。
業者によって金額はさまざまなので、1社だけに絞らずに複数業者に相見積もりの依頼をしましょう。
内装工事の費用交渉ができるだけでなく、内装工事の相場を理解するチャンスになります。
ただし、金額が安い施工で手抜き工事をする悪徳業者もいるので、金額だけで施工業者を判断するのは危険です。
依頼する際は、施工内容や業者の評判など総合的に考慮して決定しましょう。
まとめ
本記事では、脱毛サロンの内装から費用を抑える方法まで紹介しました。
脱毛サロンの内装は、リピーターを獲得する上で重要な要素です。
おしゃれな内装は、他の脱毛サロンとの差別化にもなります。
今回紹介したポイントや内装事例などから、理想的な脱毛サロンの内装を実現してください。
一方で、内装工事は費用がかなりかかるので、費用を抑える方法をふまえて予算と相談しながら検討してみてはいかがでしょうか。
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