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COLUMN

2020.09.11

<クリニック開業に向けて> 今、美容クリニックに求められるデザインとは?

弊社に美容クリニックのデザインを依頼される理由

 

 飲食店を中心に多岐に渡る用途のインテリアデザインを手掛けている弊社ですが、最近問合せが急増しているのが「美容クリニック」です。

 クリニックというと飲食店に比べ閉じた雰囲気でなかなか気軽に入ることができないことから「デザインっているの?」と思われるかもしれませんが、今ではお客様がネットで簡単に自分好みのクリニックを検索できることに加え、SNSでの口コミ集客が重要視されてきていることから、繁盛店を多数手掛け商業空間のデザインに強い弊社に依頼して頂ける機会が増えているようです。

そんな前提の下で「今、美容クリニックのデザインにおいて求められているものは何か」を考察していきます。

 

デザインの3つのポイント

 

 美容クリニックのデザインで重要視することは、下記の3点だと考えています。

1)安心感のデザイン

2)高揚感のデザイン

3)訴求力のデザイン

 上記の3点は店舗デザインにおいても重要視しているポイントです。どれか単体だけでは不十分で、3点が組み合わさることでお客様に支持される店舗、クリニックができると考えています。ただしクリニックのデザインが店舗と異なる点は「安心感のデザイン」がベースとなる点にあります。以下、この3点について1つずつお話ししていきます。

 

1) 安心感のデザイン

 

 美容クリニックに来られる患者様は、期待感と裏腹に多少なりとも不安感を抱えていることと思います。「このクリニックで良かったのかな」「治療は大丈夫かな」「どんなドクターかな」といった漠然とした不安は、待合室で自分の番が来るのを待っている間にふつふつと湧いてくるものです。

 この不安感を打ち消し緊張感を和らげ、居心地の良さを感じてもらうこと。それが美容クリニックの空間デザインにおいて最も重要なポイントです。

 

 まず大事なキーワードは「清潔感」です。表面に現れる要素をシンプルとし、明るいイメージを与えるマテリアル選定を行うことが必要です。

 弊社の手掛けた「M Beauty Clinic」では、白を基調とし装飾物も白で統一。ポイントでゴールドを入れることで清潔感の中に華やかさを添えるデザインとしています。

 

 

 安心感を与えるためのデザイン手法として、エントランスを入って正面にゆったりとした受付カウンターを据えることを一つのセオリーとしています。

 こうすることでお客様にホテルのレセプションの様なホスピタリティを感じて頂き、気持ちにゆとりを与える仕掛けとして効果的です。

 

 

 待合スペースに関しては、完全予約制とすることで同時間に多くのお客様が重なり待たせることは少なくなっていますが、プライバシーに配慮し極力お客様同士の目線が合わない座席配置を行うこともあります。

 

 

2) 高揚感のデザイン

 

 綺麗になるために美容クリニックに来るという患者様の前向きな気持ちを後押しし、「綺麗にしてくれる場所」のイメージを実現すること。美容クリニックのデザインの肝はそこにあります。

 大きな方向性としてクライアントの考える理想のクリニック像に寄り添いながら、患者様がリピートしたくなるオリジナリティを持った素敵な雰囲気を生み出すことが重要です。

 

「Hana beauty clinic」では、院長先生の「モダンな和をテーマとした落ち着きのあるクリニック」というご要望から、モルタル調の壁とタモ材による壁が混じり合うシンプルでありながら華やかさを醸し出す和のデザインとしています。

 

 

 

3) 訴求力のデザイン

 

 訴求力の強さとは、クリニックのビジョンの明確さとイコールです。数多ある美容クリニックの中で患者様の目に止まるには、ドクターの理想像を明確に患者様に伝達すること、つまりクリニックのトータルブランディングが重要となります。そしてそのツールとして、空間デザインは多方面で効果的です。

 

 冒頭でも触れましたが、集客の手法の一つとしてSNSの口コミによる話題性の創出があります。友人やフォローしているインフルエンサーがSNSに上げた一枚の写真から「ここに行ってみたい」と思うことはよくあるでしょう。計画段階からその点を意識してデザインした事例をご紹介致します。

 

「Wi clinic」では、白とゴールドというイメージカラーが決まっており、白い空間の中に巾木や見切りのラインを細いゴールドで縁取ることで清潔感と高級感を演出しています。

 またインフルエンサーを起用した集客というビジネスモデルに応えるため、大理石調の壁面の上にピンクのネオンサインを配置し、SNS映えするフォトスポットを設けました。

 

 

「M Beauty Clinic」では、エントランス前のエレベータホールの壁に一面の白い花の壁面を用意しました。エレベータの扉が開いた瞬間見える第一印象で高揚感を与えると共に、「女性らしさ」をテーマとした空間を強烈に印象付けています。

 

 

 単純にインスタ映えするスポットを作るだけではなく、クリニックの美意識をロゴやパンフレットといった紙媒体からHPなどのネット環境、そして空間のデザインまで一貫性を持たせて表現することが、美容クリニックのブランディングとなります。

 この軸がしっかりしていれば、多店舗展開をされる場合にも患者様に安心感を持って受け入れられるデザインの展開が可能です。

 

 

最後に

 

 弊社が考える「美容クリニックでデザインすべきもの」についてお話をさせて頂きました。「デザインの3つのポイント」という考え方をベースとした上で、クライアントの皆様がお持ちの価値観や理想像を実現する一助になれれば幸いです。

 美容クリニックの出店をお考えの方、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。