COLUMN

2020.06.26

【オフィスの緑化】がもたらす3つの効果とメリット

近年ますます注目が高まっている、オフィスや商業施設・住宅の緑化。

第1回目は、オフィス内に植物の緑を取り入れる効果やメリットについて解説します。

 

 

社員・スタッフの心身リフレッシュに

 

森林浴や植物セラピーに代表されるように、植物と触れ合ったり身近に植物を置いたりすることで、ストレス軽減やリラックス効果が報告されています。

 

ある実験では、被験者たちに植物のある部屋とない部屋に分かれてパソコン作業に取り組んでもらったところ、植物のある部屋のグループでは「怒り・敵意」といったマイナスの感情は減少し「活気」が上昇。

 

ところが植物のないグループでは逆の結果だったそうです。

 

また、緊張・不安・疲労なども、植物が室内にあるほうがより軽減されることが分かりました。

 

人はストレスや緊張を感じると交感神経の働きが優位になり、頭痛・肩こり・疲れやすさ・胃の不調などが起きやすくなります。

 

しかし植物を見た時には、反対にリラックス感をもたらす副交感神経の働きが高まるというデータが報告されています。

 

そのほか、植物の緑色は人間の目に見える色(可視光線)の中で500~600nmと中間に位置し、目に負担をかけにくいため、オフィスワークの眼精疲労回復も期待できます。

 

2015年に改正された労働安全衛生法では、従業員50人以上の企業に対し、働く人々のストレスチェックが義務化されました。

 

殺風景なオフィスにグリーンを導入することで、社員やスタッフのストレス軽減とリラックス効果を高め、円滑なコミュニケーションにも貢献してくれるでしょう。

 

顧客・来客へのイメージアップに

 

オフィスに配置された植物は、装飾やインテリアとしての役目だけではなく、来客の心理的緊張を和らげ、会話のきっかけ作りや商談をスムーズに進める助けになります。

 

また、近年、世界的な目標である「SDGs」に取り組む企業が増えています。

 

オフィスの緑化は、SDGsの17項目のうち「働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)促進」や「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策」など、複数の項目に当てはまります。

 

緑化への取り組みは企業のイメージアップやブランディングにも結びつくといえるでしょう。

 

コストの効率化に

 

観葉植物などをユニット化して組み合わせれば、フレキシブルなパーテーション(間仕切り)として活用することもでき、配置替えの際にも大がかりな工事不要でコスト削減に役立ちます。

 

夏にはグリーンが視覚的にも涼しさを感じさせてくれますし、冬には葉の蒸散作用でオフィス内をほどよく加湿。冷暖房の効率が良くなり、節電が期待できます。

 

 

おわりに

 

植物をオフィスに取り入れるメリットにはさまざまなものがあることがお分かりいただけたと思います。

 

弊社ではオフィスの緑化を総合的にサポートしています。「ポイント的にグリーンを置きたい」といったご相談も、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

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