COLUMN
ホストクラブ・ガールズバー・キャバクラ…夜のお店の内装デザインのポイントは?
2020年から続くコロナ禍で、ホストクラブやガールズバー、キャバクラなど「夜のお店」にとっては逆風ともいえる状況が続いています。
しかしオーナー・経営者の皆さまは、この状況のなかでもお客様が足を運んでくれる店、スタッフが気持ちよく働ける店を作っていきたい…と願っているのではないでしょうか。
そこで、今回からは計4回にわたって「夜のお店」を内装・デザインの面から盛り上げていくためのヒントをお届けしたいと思います。
第1回目は、それぞれのお店の内装デザインで重要なポイントや、共通して知っておきたい知識などを解説します。
「夜のお店」内装を考えるときの共通ポイント
クラブやバーなどは繁華街に集中する関係上、単独店舗よりもビルなどの集合施設で間借りして営業することがほとんどです。
新規開店にあたっては、おおむね次の2種類の物件から選ぶことになります。
- スケルトン物件…家具や什器、設備、壁や天井まで撤去した状態の物件
- 居抜き物件…前の店舗の内装設備が残った物件
上記の詳しい解説は次回以降の記事で詳しく解説しますが、おもなメリットとしては「スケルトン物件」は自由度が高く好みや世界観を優先した内装デザインが実現すること、「居抜き物件」では費用が抑えられ開店までに時間がかからないこと…などがあげられます。
まずは、オーナー・経営者がどのような点を重視しているかを整理してみるのがスタートです。
キャバクラの内装デザインのポイント
キャバクラの内装で重要なことは、料金に見合ったゴージャスさがあるかどうか、そして働く女性が美しく見えるかどうかがカギになります。
限られた予算で豪華な印象を与えるには、特に次のような箇所にこだわると効果的です。
- 入り口~店内への通路
- 座席やテーブル
- シャンデリアなどの照明器具
また、女性を美しく見せるには、肌が美しく見える暖色系の照明を選んだり、テーブルの天板を白にしてレフ板効果を持たせるなどの工夫がおすすめです。
ガールズバーの内装デザイン
ガールズバーではカウンターごしに女性が接客するため、顧客の視線が行きやすい、女性の背後にお酒などを並べた「バックバー」のデザインにウエイトをかけるのがおすすめです。
ダーツやカラオケ・ビリヤードといったアミューズメント要素を取り入れると、より滞在時間が長くなる効果も。
ホストクラブの内装デザイン
ホストクラブの顧客は、他の夜のお店以上に「非日常感」を求めて来店するといわれます。
内装に思い切った夢のあるデザイン・色・素材を選び、スモークやムービングライトなどのショーアップ要素を取り入れた店舗も好評です。
また、法律や雰囲気との兼ね合いも守りつつ、店外や他の座席からプライバシーを守れるよう最大限の配慮をしていきましょう。
「夜のお店の内装デザイン」シリーズ、次回は「スケルトン物件」と「居抜き物件」についてより詳しく解説します。
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