COLUMN
【事例で解説】<AK流>売上に結びつく店舗内装デザイン Part1
今週からは実際の事例に基づいて売上に結びつく店舗内装デザイン・設計のポイントについて解説していきたいと思います。
東京都新宿区歌舞伎町エリア
焼肉店「肉の音」
コロナ渦の中、個室を中心としたプランニングの需要が高まってきておりますので個室ならではのデザインの見せ方をしている事例を紹介したいと思います。
完全個室という焼肉店では少し珍しいレイアウトとなっております。
店内に入ると一見、焼肉店には見えないような高級感のある空間を作っています。
まず、店内に入り最初にインパクトのある通路を通すプランニングをしておりデザインの見せ場としています。
壁面に和紙貼り透明なエッチングガラスを立てることで空間に奥行きを持たせ、上下に間接照明を入れ幻想的でインパクトのある空間作りとなっています。
通路の長さを強調するように奥の壁にブラックミラーを貼っていることもこの通路のデザインのポイントの一つです。
各個室は日本の四季をコンセプトとしており桜や牡丹、梅などの花をモチーフにデザインしています。
全部で6種類の部屋があり全て印象の違うデザインを入れております。
壁面の花は職人が一つ一つ手書きをしていて他にはないデザインとなっております。
各個室ごとにイメージを変え、何度通っても飽きがこないお店にするということも売上向上につながるポイントの一つです。
東京都港区、六本木
成都正宗担々麺つじ田 赤坂アークヒルズ店
店内を赤色で統一したラーメン店のポイントを紹介していきます。
内装イメージ赤を基調にまとめることで成都正宗の担々麺の辛さや熱々しい感じを表現しています。
壁には古木を使用し一部赤く染色、カウンター材も同様に赤く色を入れていくことで異素材を使いながらも空間にまとまりを出しています。
一括りに赤色と言ってもいろいろな赤色があるので事前に全て素材の赤の色味を実際のサンプルなどで確認しながら統一感を出していくということがポイントになります。
また、空間をデザインすることの中でも欠かせないポイントの一つが照明計画です。
壁面やディスプレイ棚、階段下など面で光らせたい部分には間接照明を入れ、アートやテーブル面などポイントで目立たせたい部分にはライトをスポットで当てるなど空間のメリハリを照明で出すということもポイントとなります。
終わりに
今回は2つの事例のデザインのポイントを紹介していきました。
店舗計画の際にはレイアウトによるデザインの見せ方や店内イメージのまとめ方、マテリアル、照明計画など様々なことが重要になります。
次回も実際の事例をもとにデザインのポイントについて紹介をしていきたいと思いますのでぜひ参考にしていただければと思います。
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