COLUMN

2023.08.11

【事例で解説】<AK流>売上に結びつく店舗内装デザイン Part6

 新型コロナウイルスの影響により、ニューノーマルの生活様式、そして新しい働き方が模索されている現在、これからのオフィスの在り方については、各社がそれぞれ試行錯誤をされている状況だと思います。

 テレワーク実施の拡大によって、オフィスの使用方法は大きく変わっていくことでしょう。オフィスのダウンサインジングが進み、床面積の小さい場所に引っ越す需要が増えているという記事を目にしますが、中長期的に見るとオフィスの変化はその方向性ではないのではないかと予想しています。

 

 これからのオフィスに求められるものは、様々な変化に柔軟に対応できる「冗長性」を持たせること、そして散在する社員に対して求心力を与えるために、その会社ならではのオリジナリティを空間化した「シンボル性」を付与することが重要になるのではないかと考えています。

 

 そんなafterコロナ(若しくはwith コロナ)時代のオフィスの在り方については、弊社としても継続して考えていきたいと思っています。今回はそのヒントとなるようなオフィス事例を2例、ご紹介致します。どちらもコロナ前の2019年に完成したオフィスです。

 1例目は様々な業種のグループ会社を持つ三光ソフランホールディングス株式会社本社ラウンジ。2例目はインターネット関連事業で急成長を遂げているベンチャー企業・株式会社エイムプレイス本社オフィスです。

 

 

◼️ 三光ソフランホールディングス株式会社本社ラウンジ

 

 多岐に渡るグループ企業が集結している本社オフィスの一角に、社員が多目的に使えるラウンジ機能を設けることによって、これまで関わりの薄かったグループ企業間にシナジーを生み出すことを目的として計画が始まりました。

 大きなバーカウンターや重厚な本棚、カラフルなソファを、エリア毎に「草原」や「海」など自然環境をイメージし張り分けられたタイルカーペットの上に展開することで様々な場所を生み出し、状況に応じて多様に使い分けられるように意図しています。空中に浮かぶ庭園のように、風通しが良く良い意味でオフィスらしくないリラックスして過ごせるカジュアルな雰囲気を生み出すことを目指しました。

 

 

 

 

AIM PLACE OFFICE

 

◼️ 株式会社エイムプレイス本社オフィス

 

 独自のSEO技術を武器に急成長を続けるITベンチャー起業の株式会社エイムプレイス。 「おもしろい」と「ありがとう」が生まれ続ける場所を作りたい、ということがコンセプトとして与えられました。

 デザインコンセプトは「Openness」「Feel nature」「Lounge」。

 通常分離することが多い外部者の訪れる会議スペースを、バーカウンターやソファセットの広がるオープンスペースの中にガラス張りで配置することによって、オープンで一体感のある企業風土を感じさせます。オープンスペースは、グリーンや木目素材、岩のようなタイルなど自然を想起させる素材を散りばめることで落ち着きをもたらしながらも変化のある場となっています。お客様をむかえる時は勿論、社員がちょっと気分を変えて仕事をしたい時にはソファやカウンター、大テーブルなど様々な場所でスタイルを変えて作業が可能な多様性を持たせたスペースをオフィスの中に設えました。

 

AIM PLACE OFFICEAIM PLACE OFFICEAIM PLACE OFFICEAIM PLACE OFFICE

 

◼️最後に

 

 新しい働き方を考えることで、デスクの量を詰め込むタイプの効率性を高めるオフィスレイアウトから、オフィスを仕事の中でどのように活用するか、そのためにどのようなオフィスを作るべきかをそれぞれの企業の働き方の実態に合わせて考える時代になっています。

 今回紹介したオフィス事例では、多様性を持たせた使い方を想定して生み出した「ラウンジ」「オープンスペース」という空間が、新しい働き方のヒントになるのではないかと考えています。

 弊社では「その企業ならではのオフィスの在り方」を問うていく視点からオフィスデザインを行なっております。オフィスの移転や改装をお考えの方、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。